お爺さんは山へ柴刈りに

東鳩会の開催概況

谷地ひなまつり・・・紅花交易

2014年04月04日 14時30分53秒 | Weblog

 平成26年4月3日(木)晴れのち曇り、気温21.4℃。女性を敬い4月2日の旧暦上巳(じょうし)の節句を祝うため‘谷地ひなまつり’へ出掛けました。

 雛巡りをする前にまずは腹ごしらえです。一寸亭本店の肉そばをいただきます。以前食べた時より肉が小さく薄くなったようです。消費税8%によるものでしょうか?

 店先のサンシュユが春の到来を視覚に訴えます。

 雛巡りの最初は竹谷家です。七福神の福禄寿と布袋が飾らられており、その下段には相撲を取っている姿があります。

 カド(春告魚)供えらております。ご馳走になった甘酒は美味しく頂きます。竹谷さんのじいちゃんと職場を一緒にしたので懐かしさが一入です。

 次は、鈴木(昌)家です。三人官女は作りによって随分違うようです。

 ガラスケース収められた立ち雛は由緒あるんでしょうね。

 有職雛?

 掛け軸の雛飾りは珍しくカメラに収めます。

 鈴木(英)家です。元は造り酒屋だそうです。入口から雛展示の蔵までは一寸奥まっており、軒に掛けられた幟が眼を引きます。堂々とした雛飾りです。

 こちらはなぜか五月人形です。五月人形の一般公開はないからな~「写真撮影は止めてください!」との声にここはこれ位にしとうございます。

 今から400年前、谷地城主白鳥十郎が設けた市は「節句市」「おひな市」などと呼ばれ今日まで続いておるそうです。露店が軒を並べ、春休みの子どもたちが楽しく行き交います。

 谷地八幡宮の飾り雛です。町内各家に伝わるお雛様をお借りして展示してるのだそうです。

 最上川舟運による紅花交易により河北町に雛人形がもたらされ、蔵という好適な保存施設により今にあるのでしょう。

 谷地八幡宮です。ここは林家舞楽が有名です。丁寧に頭を下げて、ここででも「これでもか!」と厄災を祓います。

 河北町べにばな資料館の長屋門が迎えてくれます。紅花商を営み最上川舟運によって財をなした堀米四郎兵衛家跡です。

 歴史がありそうです。

 資料館のところには随分前に春が来たようです。昔、山形の人は「ばっけ」「ばんけ」などと在の人に馬鹿にされながら、ふきのとう食べましたな~ 今では、全国区になっています。山形人の隠れた貢献です。一寸した誇りでもあります。

 今日はお雛様を介してわが身の厄災を祓いさせていただきます。雨がポツリと顔を撫でます。それではと家路に着きます。