山形市の薬師祭り・植木市が平成24年5月8日から始まりました。3日間の中日今日9日足を運んでみました。シャツ一枚で歩ける絶好の天候です。
歴史ある植木市では早々と大きな木を運搬する姿が見られます。値引き幅が大きいと最終日に買い物する人多いのですが、目当ての草木が無くなる恐れがあります。イサオちゃんの家の近くですが、生徒の通学指導はお休みのようです。
ちょっと横道に入ると‘楽美洞茶陶館’があります。カンジくんが岳父の遺産茶道具を保管陳列して一般に公開しております。頼めばお茶も点ててくれるようです。「なかなか好い所ですよ!」
お薬師様の境内に入ると直ぐ目に付いたのがこの小屋掛けです。私の学生時代は大きなテントのサーカスが興行を張り、♫空にさへづる鳥の声 峯より落つる滝の音~美しき天然のジンタが早くから教室に容赦なく飛び込み、授業は上の空で受けた記憶が鮮明に残ります。「まだ小屋掛け興行ってあるんですな!」
ここが国分寺薬師堂です。通称「オヤグッサマ」です。薬師如来に夢を託す参拝者が列をなしています。「世の中真っ暗闇じゃござんせんか!」と聞こえそうです。
‘天上天下唯我独尊’のポーズをとる釈迦の像が傍らにあります。薬師祭りは昔4月8日で‘花まつり’と一緒に詣でたと記憶しております。私も甘茶をかけて‘ピンピンコロリ’を願います。
お参りの後本堂内を覗くと‘ん’の仁王様と顔が合いますが、何処となく愛嬌があります。聞く処によれば山形北大火により焼失したため、宮町の圓應寺から移設されたのだそうです。この本堂ももみじ公園にあった宝幢寺の講堂を移築したものです。
‘射的’はまだ健在で子ども達には人気があるようです。50年以上も出店の主役となると文化財的価値があるようです。
新築西通りは道路が拡幅されたせいもあって、人通りが閑散に見えます。食べ物の店だけで植木の出店は見当たりません、
オヤグッサマの南通りですが、ここも道路拡幅中です。道路が広くなると露店も情緒が薄れます。ここもオールたべもの店です。お祭り定番の‘金魚すくい’が見当たりません。お祭りは親子連れと子ども達、植木市は中年以上の夫婦と二極化しているようです。「植木の出店が年々減り、寂しくなります」と近所の方の話を耳にします。