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575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

モスクワの思い出③  不空

2015年08月14日 | Weblog
一昔前ですが、モスクワに勤務していた頃の話です。
モスクワのシェレメチェボ空港の二階には、
乗り継ぎ旅客が滞在して買い物やお茶を飲んだりする部屋があります。
三階にはレストランやラウンジがありますが、殆どの人は行きません。
ところが、そこには常時30人くらいのアフリカ人が暮らしています。
アフリカから到着してロシアに入国できないか、乗り継いで出国できない人たちです。
事情は良く分かりませんが、とにかく三階で暮らしているのです。
床に毛布をひいて、トイレで顔を洗い、レストランで食事をする生活。
顔を識別できるわけではないですが、どうも少しづつ入れ替わっているようです。
アフリカ諸国から来てしばらく滞在、ロシアまたは第三国へ出国しているようです。
なぜそのようなことが出来るのか?
想像ですが、お金で密入国や出国の手伝いをする人がいるのでしょうか。

              

応答の一日一句

  仰向けの骸(むくろ)となりし蝉二匹  孝
 
  かなかなの短調に和す二匹かな     亜子

コメント
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