goo blog サービス終了のお知らせ 

575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

お盆ですね。   麗

2015年08月13日 | Weblog
連日セミの鳴き声で目覚めていたのが、今朝はしとしとと雨だれの音が聞こえてきました。
セミはどこへ行ったのでしょう?

今日はお盆。実家では夕方、玄関先でお迎え火を焚きます。
ご先祖さまが早く帰って来られるように、迎え火は早い時間に、そして15日のお送り火は、遅い時間に焚くようにと言われて育ちました。これは少しでも長くお先祖さまに家にいていただくためだとか。
残り火は年長者から順に水をかけて火を消していきます。父、母、兄と続くと「お母さんの方が年上やのに」と子供達からの指摘。そう、兄嫁は姉さん女房なのです。「そんなことはいいの!」という毎回、おきまりのつっこみがあるようです。


子供のころはお盆は必ずこの迎え火を焚かなければいけないからと、旅行にも行けず、住宅街の門口で迎え火を焚いているのがなんだか恥ずかしかったのですがいつの頃からか、これが我が家のしきたりだと気づきました。

6歳違いの兄は「お父さん、お母さんが死んでも俺がちゃんと火焚いたるからな~。」と言うようになっています。
子供達も訳のわからないこの風習を受け入れつつあり、「みっちゃん(私のこと)の分も火消しといたで~。」と、去年入院していた私のもとにラインで送り火の様子を送ってきてくれました。

今年から母がお供えのお霊供をつくれないので兄嫁がやってくれることでしょう。今年、私は帰れないので来月父を連れてお墓参りに行くつもりです。苦しい時の神頼みといいますが、困った時のご先祖さま頼み。この嵐のような一年の報告をしてきます。

          迎え火を焚く子ら大きくなりにけり  麗
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする