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575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

さながらハープのような   鳥野

2014年04月29日 | Weblog
運転免許証を返納してから、もう何年か。
新卒早々に取得し、半世紀近くを我が足と親しん
できたものを、高齢故の決断でした。

交通事故の原因も、被害者も多くが高齢者、とあ
ればの自粛です。

長年を充分に、走り回りました。橋で、フェリー、
で連絡船でと繋いで。

忘れられない冒険、思いがけない出会い、息を呑
む美しさ・・・。数々ある中で、もう一度見て置
けば、と悔やまれる景は「名港トリトン」です。

先ず名港西大橋が開通し、やがて中央、東と揃い、
伊勢湾岸自動車道が完成。
3本続く斜張橋の優雅な姿に出会った時の感激。
流れのままに只走っただけの、印象で、残念。

「近場だから、また来れば」の願いは、車がなく
ては未完ままです。

 ・ 白銀の弦いくすじも重ねつつ斜張橋トリトン
   うみを奏でる         
                 鳥野
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春昼のおのずとひらく玉手箱   遅足

2014年04月29日 | Weblog
竜宮城から帰ってきた浦島さん。
思わず、もらった玉手箱を開けてしまいます。
おじいさんに返って、お話は終わり。

玉手箱を、あのまま開けなかったら・・・
どうなっていたのでしょうか?
浦島さんが、うつらうつらと居眠りをしている間に・・・
玉手箱は開いたかも知れませんね。

人生、玉手箱を手にしてしまうことがあるかも。
大事に大事にしまっておいて・・・と。
人間の思惑を超えた手が動く。
あるいは玉手箱が辛抱できなくなって・・・

魔法の箱。
案外、誰もが持っているのかも知れません。

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