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575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

緊張の口許ゆるむ一瞬ののち取り戻す失いし声   遅足  

2014年04月27日 | Weblog
奥さんの友人が主催する朗読会に。
友人のご主人は2年前にクモ膜下出血で半身不随に。
もちろん、お話することも出来ませんでした。
それが今回の会では見事に朗読を。
声を取り戻されたのです。
(今朝の中日の市民版に記事が掲載されています)

会には音楽療法士の方も。
休憩のあとに全員で「予防」療法をうけました。

童謡のこいのぼりを歌いつつ、手で拍子をとる。
歌詞を覚えているのか?心配でした。
甍の波と雲の波・・・歌っているうちに歌詞は自然に口に。
海馬という記憶を司る脳に神経細胞の信号が届いたようです。
手も動くようです。
これで右脳と左脳の両方が働く、脳が活性化するそうです。



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夜桜や結ぶ手さぐる幼かな   静荷

2014年04月27日 | Weblog
祖母と孫などの組み合わせでしょうか? 
組み合わせがいい、と結宇さん。

桜見物。最初ははしゃいでいた幼子。
夕暮れから夜に・・・
闇が深まるにつれ、心細くなってきたようです。
母親でしょうか?祖母でしょうか?
ぴったりと身を寄せてきます。
そして手を取ろうと・・・

夜桜の世界がもっている妖艶な不可思議さ。
幼心にも感じとっているのでしょう。

自由題の同じ静荷さんの句。

  まなうらにしかと今年の飛花落花

来年、またこの花を見ることが出来るのだろうか?
という気持ちが伝わってきます。

                   遅足


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