HARD HEAD

旅行 社寺

鬼ノ城(きのじょう)

2014-11-12 14:00:51 | 
 2014.10.30 高梁駅を11:52発JRで総社駅に12:23着。今回の旅行で一番不便の場所にある

       山城であり、JR吉備線の「服部」駅から徒歩約5km山道を上るか、総社駅から

       タクシーで約20分但し帰りの車は?。レンタカーは山道の道幅が狭くて老人

       ドライバーには危険と登城方法を迷いました。事前にネットで調べるとJRの

       駅から観タクン(岡山)、お得なタクシー観光(2時間、5040円)がありました。

       総社駅出発プランの中に吉備路歴史探訪コースがありそのコースに鬼ノ城が入っている

       又他の場所の観光は短めにすることも出来るので観タクンに決定する。

       予約不要、JR駅窓口でタクシー券購入、タクシー乗り場で小型タクシーに乗車と

       手軽でした。12:25総社駅出発、途中宝福寺によったので鬼城山ビジターセンター

       に12:53頃到着する。スタンプと資料を頂く。





      (西門の盾は本来は高欄の内側に置きますが、そのようにすると文様の大半が隠れる為、

       故意に外側に取り付けてある)





  鬼ノ城 国指定史跡 日本百名城 史書に記載がないことから、築城者、築城時期、目的など

           全て不明だが、七世紀の築城説が有力になっている、謎多き古代の城です。



  案内写真



  鬼ノ城 概要





  学習広場より眺めた鬼ノ城。





  角楼跡 横方向からの攻撃を意図した防御施設。









  西門跡 城門は4ヵ所に構築されているが、この西門と南門が壮大堅固。やや小型の東.

      北門がある。いずれが正門か?。









  城壁 鬼城山の8~9合目のあたりを鉢巻上に巡り、全長2.8km。一部に高石垣を配すが、基本は

        高さ約6mの盤築土塁で、城壁の内外両側に敷石を施す。



  城壁上より市内を眺望。



  西門跡(左)先に角桜跡が見える。





  角楼跡より西門跡を見る。



  山頂(標高約400m)より 眼下に吉備平野の中心であった総社平野が広がり、晴れた日には

              瀬戸内海から遠く四国の山並まで、遥かに見渡すことができる。



  同上より西門跡を見る。余りにも広く時間的に見学出来ないのでビジターセンターに戻り

      展示資料を参考とする。



  四つの城門。



  石垣



  水門 城壁が谷を渡る6ヵ所では、排水のための水門を築いている。

     下部は石積、上部は版築土塁。



  敷石



  内部施設と出土遺物。出土遺物は7世紀後半から8世紀初頭のものがほとんどである。





  西日本の古代山城  (以上資料はビジターセンター展示パネル及びパンフレットより)

  タクシーの運転手さんが話してくれた、桃太郎話のモチーフとなった温羅伝説では温羅がこの城に

  こもったとされている。またこの一帯で生活していたのは百済の王子だったとも昔話をされた。



  鬼の釜  直径約1.8m深さ1mもある鉄の釜は温羅が生贄をゆでたもの?



  通り道の砂川公園では紅葉が綺麗でした。



  備中国分寺へ向かう時車を止めて貰い山上の鬼ノ城を写真に撮る。