HARD HEAD

旅行 社寺

西国三十三所 第三十三番華厳寺

2012-06-11 09:31:29 | 西国三十三所札所
2011.09.12 彦根よりJR東海道線で米原乗り継ぎ大垣駅へ樽見鉄道で41分

 谷汲口駅下車、名阪近鉄バスで8分、いよいよ満願の寺、華厳寺だ。



 参道 バス停で降りると約800mの桜とカエデの並木道、両側には門前町

 掛軸仏具や菊花石、みやげ、骨董などを売る店、旅館、食事処などが並ぶ



 境内案内図











 仁王門 宝暦年間(1751~64)に再建 運慶作の金剛力士像が守る

 満願の札所に相応しい二重層の重厚な造り、門の前には「西国三十番

 満願霊場」と書かれた石碑が立っている。









 石畳の参道を進み本堂へ。参道の両側には108基の石灯籠と「南無十一面

 観世音菩薩」と墨書きした奉納のぼりが林立する。





 石段を上ると本堂が見える。







 本堂 1879年再建 間口20mの堂々とした姿だ。御朱印を頂く

 本堂の向拝の柱に掛けられた「精進落としの鯉」(青銅製)をなでる

 ことによって、精進の日々から俗界に戻る習わしだ。



 現在(本堂)



 未来(笈摺堂)



 過去(満願堂) 華厳寺には御朱印が3つあり授かる。



 満願之証 も頂く



 揖斐川町のコミュニティバスの運転手さんに声を掛けられ揖斐駅まで

 乗せて頂くことになる、写真も彼のカメラで撮ってくれその場で現像

 した2枚をプレゼントして頂く、趣味が写真で満願した方達を撮影してる









 少し出発まで時間があったので、旧名鉄谷汲線を見学する、(現在は廃線)



 バスは終点の揖斐駅まで25分乗客私一人、変わる景色の説明、楽しい話を

 聞かせてくれた 運転手さんにお礼をし近鉄養老線に乗り、大垣駅でJRに

 乗り換える、同席になった女子大生は今日はご両親と東京旅行され、

 名古屋で分かれてきた、京都に戻る途中、スマートホンで原宿の写真等を

 見せてくれたり京都の話題、教員に成りたいとの希望に良い先生に成れると

 励ましに大津まで時が経つのを忘れました。何気ない人との出会いに

 幸福を感じるのも観音様のおかげでしょうか。

 
 



西国三十三所 第三十番宝厳寺 (竹生島)

2012-06-07 21:34:51 | 西国三十三所札所
2011.09.12 昨日は大津のホテルに宿泊し今日は第30番と第33番に行く

 強行軍だ竹生島に行く船、彦根港発9;30分に合わせ、JRで彦根駅に

 8;20過ぎに着く時間があるので彦根港迄約2.5k彦根城見ながら歩く



 彦根駅前の彦根初代藩主、井伊直政の騎馬像



 彦根城



 彦根城 電柱の先端にはアオサギが留まっている。



 琵琶湖の案内図


 
 彦根港と高速船わかあゆ号 9;30分発に乗船する、往復3300円です。



 40分で着くが竹生島が見えてきた。



 竹生島10;10分に到着、帰りの時間11;20分を確認し上陸する入島料400円。





 船着き場から正面を仰ぐと三重塔などの堂宇が石段で結ばれて建つ。



 みやげ物店が並ぶ通りを抜けると鳥居と石段が続く。









 観音堂と唐門(国宝)1603年、豊臣秀吉を祀った豊国廟から豊臣秀頼が
 
 移築した桃山建築を代表する建造物、参拝を済ませ本堂へ階段を上がる。



 境内からの眺望が素晴らしい。



 本堂 1942年再建 総ひわだぶきで藤原様式をモデルにした鮮やかな朱と

 金の彩色が施されている、堂内には秘仏の大弁財天像が安置されており

 江の島、厳島と並ぶ「日本三弁財天」の一つとされる。





 三重塔 2000年に350年ぶりに復元建立された。



 都久夫須麻神社本殿(国宝)1603年再建、工事中だったので秀吉の

 御座船で造った観音堂と結ぶ国宝の舟廊下は見られなかった。



 湖に向かって立つ都久夫須麻神社の鳥居。



 帰りの船に乗る、11;20分出航。



 船からの竹生島港と堂宇、三重塔が鮮やかに見える。





 竹生島全景 周囲約2kで沖ノ島に次ぐ琵琶湖第二の広さをもつが民家は

 一軒もない、信仰の島である。



 彦根港に近づく、彦根城が山上に見える、12;00到着。

 下船後バスで彦根駅に向かう。





 







 

西国三十三所 第九番南円堂(興福寺)

2012-06-04 08:08:32 | 西国三十三所札所
2008.11.02 今日は奈良興福寺の南円堂が開帳されているので行く。

 興福寺は飛鳥時代から、奈良、平安時代にかけて、政治の中心で権力を

 ふるった、藤原氏の氏寺として創建された、文化財の宝庫と言われ広大な

 境内には国宝、需要文化財の建造物が立ち並ぶ。







 南円堂(重文)1789年再建 直径15mの一重本瓦葺、頂に宝珠がそびえる

 朱塗りも鮮やかな八角円堂です、入場すると、堂内中央には本尊が安置され

 「木像不空羂索観音菩薩座像」(国宝)1189年造立、康慶一門の作

 高さ336cmの巨像です、周りには「木像四天王立像」(国宝)が守護している
 
 堂内をぐるっと一周し全ての角度から拝見でき、鎌倉仏像を堪能致しました。





 五重塔(国宝)1426年再建 高さ50.1mで木造の塔しては東寺五重塔に次、

 日本で2番目に高い。塔内部を特別公開していたので、人々の列に並び

 見学した。



 東金堂(国宝)1415年再建 内部を拝観でき、本尊は室町時代に再興像

 銅造薬師三尊像(重文)脇侍の日光、月光菩薩立像(重文)は奈良時代の

 作である、

 また国宝の諸仏が多数安置されている。



 三重塔(国宝) 鎌倉時代初め再建の興福寺最古の建物。

 国宝館にも立ち寄り、有名な阿修羅像を含む八部衆立像(国宝)

 (天平彫刻の傑作)とも会う事が出来、その他多くの寺宝を見学できた。

 また中金堂再建を中心とする境内整備事業が始まっていた。

第二十八番から帰路 智恩寺、天橋立、散策 

2012-06-03 08:20:54 | 西国三十三所札所
2008.11.01 第28番から30分で智恩寺に着く







 智恩寺 山門 1767年建立



 文殊堂 鎌倉時代建立 日本三文殊の一つに数えられる古刹

  知恵授けの文殊菩薩が本尊





 多宝塔(重文) 1501年建立。 すぐ近くの天橋立による。









 天橋立 宮津湾と阿蘇海を二分する3.6kmの砂州で文殊から
 
 対岸の府中まで結ぶ砂州道には、8000本の黒松が茂る。

 宮島、松島と共に日本三景の一つである。

 宮津湾側海岸 砂浜がある。

 





 天橋立 阿蘇海側 かすかに山の中腹に先ほど参拝した成相寺の

 五重塔が見える







 阿蘇海 南岸文殊地区と北岸成相寺のある府中地区とを連絡船が行き交う。

 天橋立を後にして西舞鶴へ178号、175号と海岸の道をドライブ快適である

 西舞鶴駅より特急に乗り京都に帰る、車内にはカニ、カニ列車のポスター

 が、また来て見たいと味覚をくすぐる。




西国三十三所 二十八番成相寺

2012-06-02 07:29:32 | 西国三十三所札所
2008.11.01 第29番より東舞鶴ICから舞鶴若狭自動車道~綾部宮津道路の

 宮津天橋立ICで降り178号と約66k(約80分)で第28番成相寺に着く。







 本堂まで長い石段が続く。











 本堂 1774年再建 入母屋造り、千鳥破風や軒唐破風で飾られている。

 本尊の聖観世音菩薩は秘仏だが高さ50cmほどの美人観音として有名。



 撞かずの鐘 1609年建立 鋳造蒔の母子の悲話がある。







 五重塔 2005年に鎌倉時代の形式で復元された、高さ33m。













 塔の西側から散策路を上ると弁天山展望台があり天橋立が斜め一文字に

 見下ろせ、橋立の長い松並木がわける宮津湾と阿蘇海、大江山連峰。さらに

 越前海岸などが一望できる。









 山中に朱色が映える五重塔

 参拝後智恩寺、天橋立に向かう。