徘徊老人のひとりごと

地球上を徘徊する75歳のボケ老人のひとりごと

徘徊老人のひとりごと 熱海日乗(平成28年9月8日、木曜日、雨後曇り)

2016年09月08日 | 日記
     台風の影響で今日は朝から激しい雨が予想されたが、
         
         朝4時の時点では、厚い雲が垂れこめているが雨は落ちてはいなかった。
         ので5時からいつものように徘徊に出かけた。
         徘徊途中で厚い雲と雲の間から太陽が顔をのぞかせた。
         
         台風はどうなったんだろう?
         と思ったら午前3時に温帯低気圧に変わったんだって。
    
    今日からパラリンピックが始まった。
         
         頑張って!

   雨は丁度9時から降って来た。
   風がないので垂直に雨が降って来るのでマンションの廊下に雨が入って来ることも
   少ないが、念のため、5階のエレベーターのスロープに土のうを置いた。
   俺って、管理人さんみたいだな~~~~。(笑)

   雨が降って来たので、今日はお絵かきでもしようかと思ったが、
   今、読みかけの本を読み終えようと読書にいそしんだ。
   題名は『明日の記憶』(荻原 浩)。
   働き盛りのサラリーマンが若年性アルツハイマーを発症する小説だ。
   だから、徘徊老人のワタシは、この小説を読んでいて、若年性ではないが
   ワタシのことでは?と。
   いちいち思い当たる節があるからだ。
   で、読んでいて、読めない漢字が出てきた。
   「残酷」の「酷」と言う字だ。
   小説の中で次のような文章で出て来る
   「たとえば徘徊。私の父の場合、これが酷く、
    母や兄や義姉は毎日のように道に迷った父を探し歩いていた」(107~108項)
   あれ~~~、これ何て読むんだっけ?
   全然思い出せない。
   やっぱり、俺もアルツハイマーか!?
   いや、もともと、ワタシの頭脳のメモリーの中は「残酷」という漢字はあっても
   「酷」という単体はワタシのメモリーにない漢字なのか?
   電子辞書で調べてみた。
    「酷」 むごい、ひどい、きびしい、はなはだしい
   へ~~~、そう読むのだ~~~~。
   単なるワタシの無知さから読めない漢字だったんだ。(笑)
   でも、上の文章の場合は 「ひどく」でも「はなはだしく」も正解だよな~~。
   国語のテストに出たら、どうするんだ?!
   まあ、それはさておき
   ワタシはワタシの母も祖母もアルツハイマーだったから、
   ワタシにはアルツハイマーを患う要素は十分なくらいあるのだし、
   いまさら言うまでもないが物忘れも激しいし、簡単な算数もできない、
   人の名前もすぐ忘れる。
   身につまされる小説だった。
   
   先週読んだ、同じ作家の『愛しき座敷わらし』では
   作中の会話の中に 「バァバ」と頻繁に出て来るのだが、
   ワタシの脳では「ババァ」と読んでしまうのには我ながら参ってしまった。
   今は祖母祖父のことを「ジイジ」「バァバ」って呼ぶんだね。
   ワタシは文字の字面(じづら)通り読めなくなって、自分の頭の中に
   インプットされた文字をあてはめて読み進んでいるのかもしれない。
   あぶない、あぶない。

   お昼ちょと前に寝室に置いてある携帯電話が鳴った。
   何だろう?誰だろう?と出てみると、インド、ニューデリーの知人からだった。
   12日に盲学校の生徒を引率して成田に到着して三重県の盲学校に行くとのこと。
   日本に到着したらまた連絡するとのこと。
   三重県まで会いに来いとか電話が来るんでは?
   親戚みたいな付き合いだからいつも無理を言う。(笑)
   
   アルツハイマーや痴呆症は過去のことは良く覚えているのは
   過去の記憶をつかさどる脳の位置が違うからだとか。
   てなわけで、昔のことはワタシも良く覚えている。(笑)
   最近、インスタント・ラーメンが生産開始50周年記念とか60周年とか銘打ち
   「昔ながらのラーメン」とか「なつかしの味」とかで売り出している。
   今日の昼は
          
         マルチャン 「ハイラーメン」を食べてみた。
         マルチャンは知っているが「ハイラーメン」は知らないけれど。

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