おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

内房線「富浦駅」~「館山駅」。その3。那古船形。内房線。(「房総往還」をゆく。第10日目。)

2020-08-27 20:06:13 | 房総往還

                    館山湾方向。

左手は房総の丘陵。緑が濃い。

海岸沿いのおうち。眼下に海が広がる。

南国情緒漂う別荘。

左手中腹に「崖の観音」として有名な「大福寺」。

海側を望む。

「船形漁港」方向に進みます。

古いおうち。奥の方にも廃屋が。

真っ直ぐ進むと漁港。旧道はここを左折。

閑散とした街並み。右手の旧道に。

 県道に復帰。

1880年代のようす。○が左折点。↓が旧道。

2010年代のようす。漁港が下方に。

新盆の飾り付け? この地域の風習なのか。

左手奥に内房線「那古船形」駅があります。駅名の由来は、「那古寺」と「船形漁港」からきているとか。

 ところで、内房線。君津を過ぎると単線。この房総往還の歩きで何回も利用しましたが、乗降客は、ほとんどいませんでした。いつもの夏場のシーズンは賑やかなのか、今年は千葉県内の海水浴場が全て閉鎖されているせいもあるのか? それとも・・・。

 そこで、乗降客一覧。

内房線 - 駅別乗降客数データまとめ(「station.kkty.jp」による)(上位順)

蘇我駅 63220人/日 (2015年)
五井駅 37304人/日 (2015年)
木更津駅 27602人/日 (2015年)
八幡宿駅 23702人/日 (2015年)
姉ヶ崎駅 20852人/日 (2015年)
君津駅 16792人/日 (2015年)
浜野駅 14106人/日 (2015年)
長浦駅 12334人/日 (2015年)
袖ヶ浦駅 9176人/日 (2015年)
館山駅 3764人/日 (2015年)
巖根駅 3600人/日 (2015年)
青堀駅 2960人/日 (2015年)
安房鴨川駅 2828人/日 (2015年)
大貫駅 2264人/日 (2015年)
上総湊駅 1612人/日 (2015年)
南三原駅 1024人/日 (2015年)
千倉駅 834人/日 (2015年)
安房勝山駅 672人/日 (2015年)
浜金谷駅 612人/日 (2015年)
岩井駅 594人/日 (2015年)
佐貫町駅 562人/日 (2015年)
保田駅 560人/日 (2015年)
富浦駅 466人/日 (2015年)
那古船形駅 368人/日 (2015年)

                         

5年前の資料なので、現在はもっと減少? 特に「佐貫町」以降南の駅の減少が目立ちます。「那古船形」と同じ無人駅の「竹岡」は100人台のようです。「那古船形」は、「竹岡」に次ぐ少なさ。また、「安房勝山」駅に次いで2駅目の棒線化となっています。

(棒線化=鉄道においてポイントも側線も持たない停車場。列車の行き違い・待避設備のない停車場

 内房線全体が、モータリゼイションの変化、特に東京湾アクアラインや館山道などの自動車専用道路の拡充・整備の影響が大きいのでしょう。君津以降は単線となり、1時間に1本程度。かつて平日日中にも運転していた特急が廃止され、土日のみ「新宿さざなみ」として運行されるのみに。

 町の衰退も気になるところです。土日に歩いてもお店は閉まっているし、人通りもほとんどなし。車はけっこう通りますが。対岸の三浦半島の現状と比べて、その差は格段です。

内房線のガードをくぐり、道なりに右折します。

                         勤王屋酒店。ネーミングの由来が知りたいところです。


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