3月10日(月)
きのう花屋さんを覗いたら綺麗な百合の花が目に付いた。
そうだ、明日伺うお宅に久しぶりに百合を持参しよう。
花の名は「シベリア」。
カタカナの名前がついた百合の花の中で、はじめて覚えた白い百合。
カサブランカのように華やかではないし、大きくもないが好きな花。
お宅に着き、百合を差し出すと、「わあ、うれしい!今日はお花がないなあと
思ってたのよ」と言ってくれて、こちらもほっこりとした嬉しい気持ちになった。
言葉の力は大きい!
3月12日(水)
やっとやって来たこの日。
プラチナチケットと言われてる「ムサシ」の観劇日。
藤原竜也の大ファンである友人(私もファンだが)が何とか取ってくれたのだ。
過去に二度挑戦したが失敗。
その友人が2週間前にインフルエンザに罹り、激しい咳で胸骨を圧迫骨折。
あらら、折角のチケットがふいになるのか?
同情よりもついチケットへ、思いがいく自分に呆れる。
思いが伝わったのか「絶対に12日までに治すからね!」と激しい宣言!
若者だって骨折二週間では治せないのに、無謀なことを・・・
反面、そんな反骨(?)の彼女に感服。
その言葉どおり、渋谷のシアターコクーンにやって来た。すばらしい!
今公演の武蔵はもちろん藤原竜也、小次郎役は溝端淳平。後は大体同じ
メンバーのようだ。2010年の初演。
テレビで観た舞台映像では、小次郎は小栗旬だった。
井上ひさしの脚本は、本当に凄い。
必ず笑いがあり、どんでん返しがあり、殺し合いに対する深い反戦の思い
に貫かれてるのだ!
役者たちもしっかり応えてる。
私達の席は最高だった。役者の花道!
私のすぐ横を竜也が走りぬけていった。
友人はしっかりその後姿を振り返って見送った後、私に「みんな誰も振り
向かないわ。あなたもね!」とのたまう。
はい、すみません。
3時間10分。あっという間だった。
座席すこし辛かったけど、そんなに痛くならなかったわと少しお茶することに・・・
結局2時間しゃべって別れる。女性は強い!