母の弟、小岩の叔父が亡くなった。
去年、母がなくなり横浜まで弔問に来てくれた時は、いつものように飄々とお元気だった。
「姉さんみたいに逝きたいね」とその時言っていた。その通りになった。
胃がん。それもつい最近発見されあっという間だったそうだ。
あまり痛がったりしなかったとのこと、せめても良かったのではと思う。
寡黙で頑固。
よくしたもので、そこへ嫁してきた叔母は大声で笑う陽気な人だった。
私が高校生の頃、叔父達は墨田区吾嬬町に住んでいた。
バスを降りると、その頃は強烈な匂いがした。
今はそんな匂いはしないのかも知れないが、皮のナメシ工場がいっぱいあったのだ。
叔父の家まで歩くと匂いは薄くなる。ただ、風向きしだいなので夏は厳しかった。
でも、叔父の家に良く遊びに行った記憶がある。
叔父夫婦の長男が可愛くて可愛くて、しょっちゅう行ってたのだ。
ついには、市川の家に連れて来てしまった。
今考えると、良く高校生の私に3,4才の子を託してくれたものだ。
我が家のお風呂がいたく気に入っていて、「うちのお風呂に入ろうか?」というとすぐ承諾!
京成電車に乗るとご機嫌で大声で「米屋の羊羹!」と叫ぶのが恥ずかしかったが・・・
そんな可愛かった従弟も先年亡くなってしまった。
先に逝ってしまった息子と叔父も久しぶりに邂逅し、幸せな時を過ごしていて欲しい!
叔父さん、ご冥福を祈ってます!