8月11日(土)
~新クラシックへの扉~ 於 トリフォニーホール
指揮者 山田和樹
ピアノ 萩原麻未
オルガン 室住素子
今日の指揮者、奏者は私には初めての方ばかりの若手演奏家ばかり。
指揮者は、3年前のブザンソン国際指揮者コンクールで優勝し、今年の松本でのサイトウ・キネ
ン・フェスティバルを小澤征爾氏の代役として指揮するとのこと。
凄い大躍進ではないか。
若者らしくキビキビした切れのいい指揮!
ピアニストはもっと若く初々しい。
演奏中はとても若手と思えないが、拍手に応える段になると消え入らんばかり、どうしていいか
分からない風情。かわいらしい。
1曲目 ラヴェル 亡き王女のためのパヴァーヌ
2曲目 ラヴェル ピアノ協奏曲ト長調
3曲目 サン=サーンス 交響曲第3番 ハ短調「オルガン付」
「亡き王女の~」はコンサートの掴みとしてとってもいい曲のように思う。
7分程の短い曲だが、コンサートという非日常へいざなう魅力に満ちた楽曲。
ざわめいた心が静まる気がする。
2曲目は何かとても楽しい曲。
おもちゃばこの中身のような、解説にも書いてあったがサーカスのような賑やかさだ。
そんな中でのソロピアノは素敵だった!
今日の私のお目当てはサン=サーンス。
この曲の主題を聴くと何故か「悪い事はしちゃいけないよ、いけないよ」と言われてる気分にな
る。今日もなった。
オルガンが包み込むように鳴るのもその一因か?