そとさま雑記

自然と平凡な日々の暮らしを記録します。 

明治座「五月花形歌舞伎」

2011-05-11 20:13:31 | Weblog

5月10日(火)

思いがけず、歌舞伎のチケットを頂いた。

いつも友人から頂いてばかり!ちょっと心苦しい。
でも、嬉しい!

歌舞伎座が改修中なので、明治座でも16年ぶりに公演することになった。
人気のチケットなので来ないかもしれないと、友人が云っていたので期待してなかった。

ところが、来たのだ。友人に感謝、感謝。

夜の部 演目 「怪談牡丹燈籠」
          「高坏」

      出演  市川染五郎
           中村勘太郎
           中村七之助ほか

 私は、歌舞伎見物で大失敗をしてる。もう20年も前だが。
 何しろ、その時は休憩入れても5時間の長丁場。
 「義経千本桜」のいいところですっかり眠ってしまい、一緒に行った友達を呆れさせた。
 それ以来誘ってくれなくなったし、私も懲りて近づかない事にした。

 ただ、弁解するが、その日朝がた3時まで本を読んでしまったのだ。
 失敗だった!

今回は、私もバカではない。昨晩は10時半に寝て万全の態勢だ!
歌舞伎好きの友達とは現地集合。
早めに2時半に家を出る。
人形町に着いたら、あらマ雨だ。
お弁当を買って、雨でもルンルン気分。
何だか、今回の歌舞伎見物は嬉しくてしょうがない。なぜかなあ~

私にとって、期が熟したということか?
「牡丹燈籠」は良く知られてる演目だが、忘れててとっても新鮮。
染五郎と七之助の夫婦役が実に軽妙で面白い。
特に七之助は声が良く通り明確!女っぷりもいい。

狂言「高坏」の勘太郎、下駄のタップダンスは上手いものだ!
そして体の柔らかいことといったら・・・
殆ど床すれすれに体を反っての演技には観客から「オーッ」というどよめきが上がった。

そういえば、2月に「ろくでなし啄木」の舞台を観た時、なかで褌姿になるのだが、その鍛えられた筋肉に感心したものだ。
もう一人の主役藤原竜也もそうだが、やはり役者は鍛え方が違うなあと感じ入った。

やはり、親の血を引いて兄弟とも素晴らしい役者になったようだ。
勘太郎は、お父さんそっくりの声だし演技力も抜群!
父上の勘三郎の調子はどうなのかしらと話してたら、今日のニュースで7月復帰と出ていた。
良かった。

楽しい4時間10分だった!あっという間だった。
これで私の歌舞伎に対するトラウマも消え去った!


母のヒゲ!

2011-05-11 10:50:04 | Weblog

5月7日(土)

4,5日前、谷津に住んでる弟から電話で「連休中に母さんのとこへ行こうと思ってるけど、一緒にどう?」と。
「私も行かなくちゃと思ってた所なの。でもね、7日の土曜しか空いてないわ」
「いいよ、その日で」

てなわけで、7日に横浜へ行く事が決まった。
弟夫婦の車で出かけるのは2年ぶりかな?

今朝迎えに来た車をみたら、あれッ替ってる!
「景気がいいわね、新車?」
「そんな訳ないよ、中古・中古!」と連呼。アハハ・・・

義妹は友人の不幸があって来られなくなったので、二人で横浜へ。
兄弟の中で、この弟とは年が離れてるが一番気が合う。
私が結婚してからも、学生だった弟がしょっちゅう家に来ていた。
主人とも気が合って、ゴルフに行ったりと仲がいい。
この頃は主人が年のせいか、行かなくなったが。

今日は雨の予報だが、朝のうちは曇り。
丁度いい気温。
しかし、途中からボツボツと雨が降り出した。
ベイブリッジを渡るころには猛烈な雨になってしまった。

母の所へついたときは少し小止みになった。
電車を乗り継いでくると2時間15分ぐらい掛かるが、車だと1時間強で着く。
母の日前日なので、ささやかなプレゼントを渡す。下着や靴下など。

持参した昼食をみんなで食べる。
この頃食が細くなったと義姉が心配するが、なんのなんの良く食べる。
「人が来ると元気に良く食べるんだよ!」と兄。
そんなものかも。

仕事から戻った義姉も交え、話しに花が咲く。
母は関心なさそうに無表情。たまに話しが振られると曖昧に笑って返事をする。
豹変するのは昔の話をし始めたときだ。

急に話しに加わり、「それは違うよ、あのときはね~」
とうとうと喋りだす。
家族で旅をした時の記憶は実に鮮明!あっぱれじゃ。

92才、変幻自在。
聞きたくない話は全く聞こえなく出来るらしい。

今回の母ときたら、顎鬚が四本伸びててヤギのようだ!
呆れて切ったけれど、抜いた方がよかったかな?

私も今にあんなのが生えてくるのかと、顎をさわってみた。
気をつけよう。

帰り道、やはりベイブリッジ辺りでまた激しい雨。海の上の気象は複雑なのか?
順調に一時間で到着。

弟に感謝!ありがとう。