5月10日(火)
思いがけず、歌舞伎のチケットを頂いた。
いつも友人から頂いてばかり!ちょっと心苦しい。
でも、嬉しい!
歌舞伎座が改修中なので、明治座でも16年ぶりに公演することになった。
人気のチケットなので来ないかもしれないと、友人が云っていたので期待してなかった。
ところが、来たのだ。友人に感謝、感謝。
夜の部 演目 「怪談牡丹燈籠」
「高坏」
出演 市川染五郎
中村勘太郎
中村七之助ほか
私は、歌舞伎見物で大失敗をしてる。もう20年も前だが。
何しろ、その時は休憩入れても5時間の長丁場。
「義経千本桜」のいいところですっかり眠ってしまい、一緒に行った友達を呆れさせた。
それ以来誘ってくれなくなったし、私も懲りて近づかない事にした。
ただ、弁解するが、その日朝がた3時まで本を読んでしまったのだ。
失敗だった!
今回は、私もバカではない。昨晩は10時半に寝て万全の態勢だ!
歌舞伎好きの友達とは現地集合。
早めに2時半に家を出る。
人形町に着いたら、あらマ雨だ。
お弁当を買って、雨でもルンルン気分。
何だか、今回の歌舞伎見物は嬉しくてしょうがない。なぜかなあ~
私にとって、期が熟したということか?
「牡丹燈籠」は良く知られてる演目だが、忘れててとっても新鮮。
染五郎と七之助の夫婦役が実に軽妙で面白い。
特に七之助は声が良く通り明確!女っぷりもいい。
狂言「高坏」の勘太郎、下駄のタップダンスは上手いものだ!
そして体の柔らかいことといったら・・・
殆ど床すれすれに体を反っての演技には観客から「オーッ」というどよめきが上がった。
そういえば、2月に「ろくでなし啄木」の舞台を観た時、なかで褌姿になるのだが、その鍛えられた筋肉に感心したものだ。
もう一人の主役藤原竜也もそうだが、やはり役者は鍛え方が違うなあと感じ入った。
やはり、親の血を引いて兄弟とも素晴らしい役者になったようだ。
勘太郎は、お父さんそっくりの声だし演技力も抜群!
父上の勘三郎の調子はどうなのかしらと話してたら、今日のニュースで7月復帰と出ていた。
良かった。
楽しい4時間10分だった!あっという間だった。
これで私の歌舞伎に対するトラウマも消え去った!