そとさま雑記

自然と平凡な日々の暮らしを記録します。 

明治座6月公演 「大奥」!

2010-06-14 20:53:34 | Weblog
今月は「大奥」

先日NHKの「歴史~ヒストリア」で大奥をやっていて、その頃の江戸城の地図の中で大奥の占める場所が膨大なことを知り驚いた。
何故このような事になってしまったのか?
たかが(失礼!)将軍一人の為に。
言い換えればたった一人の男の為に!

もちろん、お世継ぎという大義名分があるのは単細胞の私とて知っている。
しかしここまで膨大になるとは。
しかも、男性を締め出し徹底的に女性の管理のもとにである。
女性としては小気味いいといえば小気味いいが・・・
女性が権力を持つと、際限がなくなりかねない。
その上に細かな所に気の廻る女性の特性が加わると、どんどん大奥の仕事・組織が増えていったのではないか。

その飽和状態になった大奥の物語。
大奥総取締り役の滝山(浅野ゆう子)が主役。
皇女和宮に(安達祐実)。
他に多岐川裕美、中山忍、羽場裕一、金子昇。
私はテレビを見てないので分からないが、大体おんなじ布陣のようだ。
芸達者な俳優さんが揃ってるので見ごたえがあった。

安達祐実は初参加とのことだが、彼女は華がある!
声も通るし、明るく爽やかに演じていて見直した。
浅野ゆう子はもう滝山に化身したようだ。低音で貫禄十分!
衣装も豪華絢爛。目の保養になる。

第一部は目を離せぬ展開で幕になり、食事のあとは生理的現象で、普段は両の瞼がひっつきそうになるのに、それもならず最後までしっかり観た。
友人は二部は睡魔に襲われてしまったようだ。三部は甦った(名誉のために)。

終わって、外に出ると雨が斜めに降っている。
道の両端の婦人服の店は、お客が入らず上がったり!
雨だと何となく覗く気にならない。みんなもそうらしいと分かる。

今回も又、友人にありがとう!いい時間でした。
昼の部は早く帰れて特に有難い。