そとさま雑記

自然と平凡な日々の暮らしを記録します。 

映画 「チェンジリング」

2009-03-19 12:28:41 | Weblog
3月18日

 今日は朝のウオークをサボったので、燐の妙典駅まで歩いて映画を見る事にし
 た。
 自転車で行くと13分ぐらいだが、歩くと40分はかかるのでいい運動になる。
 初回が11時10分なので、余裕を見て10時10分に家を出る。

 新行徳橋は結構長い。でも、普段見ている江戸川と違う川の様子が面白い。
 きっかり40分で映画舘へ。

 時間があるので、サティの中をちょっと見て歩いてから映画へ。

 チェンジリング
 この映画の監督はクリント・イーストウッド。
 母親役は、アンジェリーナ・ジョリー。

 1928年の腐敗しきったロスアンゼルス警察の実話だそうだ。

 「こんな事があるの?あっていいの?」という話しである。驚きだ!

 シングルマザーの母と子、或る日休みの日に仕事仲間から仕事をかわってくれと
 言われ、仕方なく心配しながらも9歳の息子を一人置いて出る。
 「そとに出ないようにね」と言い残したが、帰ってみると息子はいない。

 すぐに警察に捜索を頼むが、警察はすげない返事。
 「一晩待てば帰ってくる」と。
 9歳の子にそれはないないだろうに・・・結果もちろん行方不明に。
 警察に日参する母。電話もかけ続ける。
 その頃、あまりの警察の腐敗・贈賄振りに世間も声を挙げるようになっていた。
 それを逆手に取った警察の一番の悪警部が、ウオルター(息子)発見劇を画策す
 るのだ。
 ウオルターと似たような家出少年をウオルターに仕立てて、記者を集めて母子対
 面を列車到着する駅でおこなうのだ。

 もちろん、母は本当と信じて喜び勇んで対面に!
 ところが子供は違った。
 警部は、戸惑う母親にありうべからず事を次々に言って、母を牽制、無理やり口
 裏を合わせさせる。

 親であれば、生まれたての赤ん坊でも特徴をつかむのに、まして9歳、違う子を
 警察の威信の為に押し付けられ、抗議を続ける母親。当然だ!
 煩くなった警部は、なんと精神病院へ彼女を送り込む。
 日本でも、昔あったような話だ。

 病院には、同じような目にあってる女性たちがいっぱいだった。
 そういう目にあいながらも諦めない母親役をアンジェリーナ・ジョリーが好演!

 そこに恐ろしい殺人鬼もからむのだが、これらがみな実話とはなんとすごい時代
 なのだろう。

 内容を書きすぎはいけないので、この辺にするが、クリント・イーストウッドの
 監督としての手腕に脱帽である。素晴らしい映画!