写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

ネガカラーフィルムとリバーサルフィルム

2005年03月03日 | 写真
私はスナップ撮影や動物など、被写体が動き回るものを撮ることが多いので、通常は値段も安く、失敗も少ないネガカラーフィルムを使っています。

たまたまカメラ屋さんで有効期限切迫のために特価で出ていたリバーサルフィルムを購入して使ってみた。
久しぶりにリバーサルフィルムで撮影したものを見てみると、第一印象は「わ~っ!キレイ」という感じでした。(おなじ時と場所で写したネガカラーフィルムと比べても)
リバーサルフィルムを現像するとスライドになるので、それを見るのは透過光ですから色がとても綺麗に見えます。また焦点さえきちんと合っていれば輪郭もはっきりと出てきます。
いずれにしてもネガカラーフィルムよりも素敵に見えるので自分の写真技術がとても上がったように感じます。
私はいつもここで「でも・・」と何かに引っかかってしまいます。
なんだか鮮やかに写っている「色彩」にごまかされているような気がしてならないのです。
それはモノクロ写真とカラー写真を見比べるときに感じるものとよく似ています。
カラー写真はとても綺麗なのに、モノクロ写真に感じる内面性のようなものが薄らいでいます。
もちろんネガカラーがいいとかリバーサルがいいとか、カラー写真よりモノクロがいいとか言うのではないのですが・・・
「何を写し撮りたいのか?」というカメラマンの意識でフィルムは選ぶものなんでしょうね。
だとすると、値段が割安になるということを基順にフィルムを選択する私の立場は・・・?

写真はリバーサルで撮った「夜明けの漁火」
コメント
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