写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

寒修業大詰めに 寒行托鉢

2013年01月29日 | 写真

金沢市の南部に位置する曹洞宗の名刹「大乗寺」、修業寺として全国から修行僧達が集まり日々の修業が続いています。そして厳しい修業の中でももっとも厳しさが感じられるのが正月明けから始まり節分までの約一ヵ月間、雨の日も雪の日も一日の休みも無く素足に草鞋履きで一軒一軒の戸口に立ち読経する「寒行托鉢」です。
今年のその寒修業もいよいよいよいよ大詰めに近づきましたが、例年のように金沢は厳しい寒さと大雪に見舞れるなか今日も午前8時すぎに金沢の市中へ出発していきました。写真はまだ雪が少なかった日のものですが、今日の大乗寺坂は車の轍の後でも踝まで雪に沈んでの歩みでした。古都金沢の冬を網代笠姿で托鉢して歩く修行僧の姿は冬の風物詩として市民から歓迎を受けています。
大乗寺の正式名は「東光山大乗寺」だそうですがその重厚な山門には日中ならば参詣した誰でもが願いを込めて撞ける「しあわせの鐘」があり境内には終日人々の願いがこもった鐘の音色が響いています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする