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写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

台風11号 金沢夢街道

2014年08月09日 | 写真
今日は8月9日、長崎に原爆が落とされた「ナガサキ被爆の日」です。
一昨日から大型台風11号の被害状況を知らせるニュースが続いています。私の住む金沢市は直接の被害はないものの雨が降っています。私が楽しみにしていた目抜き通りをホコ天にして踊り好きの市民が楽しむイベント「金沢夢街道」は時間短縮して雨のなかですが実施されているはずです。ただ私はさすがに一昨日退院の身ということで大事を取って2年前の写真を楽しんでいます。


写真は越中八尾風の盆で良く知られた「おわら」踊りです。毎年このイベントのために本場からやってきて見事な踊りを見せてくれます。実は越中八尾のおわら節に踊りを振付するときに金沢の茶屋街の芸妓さんたちが踊りの援助に入り、とても民謡踊りとは思えない舞台に出しても充分楽しめる素敵な現在の踊りが完成したといわれています。


そして私が楽しむもう一つの踊りが本場から来た踊り子の踊るサンバです。夜も更けたなかで照明を受けて華麗なリズムを刻んで激しく踊るサンバ娘の圧倒的な迫力、存在感をカメラでどう表現するか? 条件が厳しいだけに挑戦のし甲斐がある面白さでした。今年は残念ながら「サンバ」はないようですがチェアダンス、バトン、ストリートダンス、フラメンコ、ベリーダンスなど、さらに石川県を始め全国からのチームを加えてのYOSAKOIのチーム演技、総踊りと踊り好きにはたまらない催しです。

今年は残念ながら雨のなかでシャッターを切るほどの元気はまだないのですが、来年はぜひ楽しみたいと思っています。

それにしても台風11号は現在四国高知あたりから上陸しようとしているようで、先日から大雨が続き被害も出ている四国の高知や愛媛県、徳島県、そして私のふるさと香川県にも影響がありそうで心配です。そしてその後本州を横断し金沢にも影響が及びそうです。被害の少ないことを祈るばかりです。



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今宵は金曜「どいね・・・」の日 72歳らしい暮らしを

2014年08月08日 | 写真


今日は金曜日、金沢市で原発ゼロ行動の粘り強い行動を続けている「第106回 どいね★原発」金沢駅前行動が午後6時半から予定されています。私も参加を予定しています。
写真は先週金曜日105回目の行動で舞台を金沢駅に移してからの活動の柱の一つ「原発要る? 要らない? わからない」に答えてもらうシールアンケート結果を掲げる、第一回目から活動に参加し続けている女性です。


夏休みらしく小中高生たちも自主的に行動に参加してくれ、大人の参加者を力づけてくれています。
今宵の「どいね★原発」行動ではどんな新しい出会いがあるか楽しみです。

ところで当ブログの毎日更新が6日7日の二日間更新が途切れました。原因は管理人である私が突然のアクシデントで2日間の検査入院を余儀なくさせられたことです。
毎週水曜日は地域の共産党と共産党後援会による通勤通学者に向けての街頭宣伝がもう数年も続けられていて、6日の朝は私も幟旗を持ち立つというかたちでの参加していました。
朝の陽射しの強い中で立っていた影響でしょうか?宣伝終了直前に意識がなくなり、見ていた人によれば昏倒。時間的には短かったようですが気がついたときは一緒に宣伝活動をしていた仲間に支えられていました。すぐに平常に戻ったのですが、念のために病院へ行ったところ「一時的に記憶がなくなった」ことや「倒れた時に強く頭を打ったかもしれない」ということで検査のための入院になりました。
二日間の検査結果としては特別な異常はなく一泊で退院ができてホッとしています。少し睡眠不足や疲れがたまっていたところに強い朝陽の直射を受けて一時的な「熱中症」に罹ったのではないかと思います。これまでこのような経験がなかったのでびっくりしましたが「歳相応」ということを自分で意識しなければならない年齢に達しているということのようです。




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バブルの名残 朝焼けの季節

2014年08月05日 | 写真

「しんぶん赤旗」地域配達の途中で気になっていた解体現場を撮った写真です。
金沢市旧市街の周辺にあたる私の住む地域は1970年代に急速に開発が進み、企業の事務所用の雑居ビルやマンションが建設され畑の多かった周囲の景観も賑やかな市街へと移り変わって行きました。ところがそのころ建てられたビルやマンションの解体が目立つようになり気になっていました。


8月は風景写真を撮るものにとっては油断のできない季節です。この朝も時折小雨が落ちてくる中で新聞配達を終了し我が家の駐車場に車を入れ空を見上げると、なんと赤く焼け始めていました。大慌てで近くの夜明け撮影ポイントである犀川河畔へ、何とか間に合ってカメラに収めた一枚です。

今日も何もできないままこんな時間になりました。今日のブログ更新はこれだけで終わりです。



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砺波平野の朝 アクセス799888

2014年08月04日 | 写真
おはようございます。今朝は月曜日、ボランティアで参加している「しんぶん赤旗」の地域早朝配達日でした。雨というほどでもない雨粒がポツポツと落ちる中で配達終了。雲があるのでまだ気温はそれほど上がっていませんが今日の予想最高気温35度、猛暑日となりそうです。


写真は2日の夜明けを迎えた砺波平野の様子を医王山の夕霧峠から俯瞰したものです。富山方面には朝霧が広がり砺波平野も薄い靄のような川霧が残っていてスッキリはしませんが、かえって屋敷林や散居村の名残が伝わり富山県西部の農村部独特の雰囲気を感じる夜明けになりました。

ところで北陸中日新聞一面には「中国地震221人死亡 雲南省 M6.5」の見出しが目につきます。3日午後4時半のことだそうですが、現地の犠牲者へ哀悼の意を表すとともに被災者への救援の手が一刻も早く届くことを願います。
あらためていつ起こるかわからない大地震の情報を見ると3.11東日本大震災と福島原発事故のことが脳裏によみがえります。被災地の復興も進まず、原発事故の処理もまだ先行きが見えない状況のなかで現在停止中の能登原発を含む全国の原発を再稼働しようとシャカリキになっている電力会社や財界、政府などの頭の中には大地震、災害のことなど全くないのでしょうか?そんな現状に寒気を感じる日々が続きます。

79万9千888回、これは昨日現在の当ブログのアクセス数の累計です。おそらく今日4日には80万回という途方もない数字になると思われます。
ブログ[写真師の新カメラ日記]を本格的に毎日更新として日々の写真を公開し始めたのは2011年3月11日の東日本大震災を契機にしてでした。被害を受けた人たちがほんの少しでも気分転換に役立つならばと「美しい写真」「楽しめる写真」などをアップしてきました。
当ブログの特徴の一つにリピーターの方の訪問が多いということで、本当にありがたいことです。
これからも様々な分野の写真を撮り、自分の思いを添えてアップしていきたいと思っています末永くよろしくお願いいたします。



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南部丘陵から見る北アルプス 合鴨農法

2014年08月03日 | 写真
東京から来た友人と「勝手に撮影会」と称して金沢の地から遠い北アルプスの峰々の夜明け・朝焼けを撮影し昨日のブログで書きましたが・・・、今日はその続編です。
昨日の撮影の地「医王山」から犀川を超えた南の丘陵地域、私は勝手に「金沢市南部丘陵」と名付け山里の日々を写真で記録している地域に移動、友人と二人で林道を巡ってきました。


写真はその山里で有機農法によるコメ作りを中心に地域づくりの中心にもなっている農家の田んぼを訪ねてみました。写真に見られるネットは除草剤に頼らない合鴨農法の「合鴨(あいがも)」が逃げ出さないためのものですが、なぜか一羽ネットの外でなんとか内側に戻ろうと隙間を探して右往左往している合鴨です。田植えのころはホントに小さな雛でしたがもう立派な鴨に成長していました。


南部丘陵の数少ない北アルプスを望めるポイントから、この季節には珍しくハッキリ見えた剣岳や立山などの峰々を撮りました。朝焼けの撮影から2時間ほど後の姿ですが山々の重なりの向こうに姿を見せる遠いアルプスの峰も捨てがたい魅力があります。

昨日の「しんぶん赤旗」は平和憲法を守ろうと運動を強める全国7500を数える「九条の会」の活動を始め、原水爆禁止大会、実質賃金が低下し続ける問題、生活保護引き下げに反対する活動など、一般新聞では取り上げられない様々な記事で埋まっていましたが、そのなかで「TPP反対、農業守れ」の秋田のデモ行進もつたえていました。
TPPの問題は石川県でも金沢市でもとても影響が大きいであろうと思われます。この日巡った医王山山麓、金沢市南部丘陵の山里で見られる分厚い自然環境は手をこまねいていて自然から与えられたものではなく、地域の農林業に携わる人々の暮らしの中で培われてきたものが大きいことがよくわかります。
もしTPP条約に加わるようなことがあれば日本の産業全体に大きな否定的な影響があるだけでなく、おそらく自然環境を守り安心できる食料を提供しようと努力し続けている農業はひとたまりもなく壊滅状態となり、開発の進む中でも何とか保たれている自然環境の循環が立ち切られることになることでしょう。とても心配です。




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剣・立山、槍が岳 医王山から見る朝焼け

2014年08月02日 | 写真
数十年来の友がカメラを持って遠方から訪ねてきてくれました。三年前の山上の峠から足元に見る花火撮影以来、楽しみにしていた二人での撮影行です。
前回は日本海方面を背景に手取川扇状地での花火大会を撮影しましたが、今年は逆方向の北アルプスの夜明けを医王山から撮影しました。



天候に不安はありましたが金沢の兼六園近くのホテルを夜明け前の午前4時に出発、金沢と富山県南砺市の中間に位置する標高約900メートルの医王山夕霧峠から富山県側の国見ヒュッテへと移動し三脚を立てたのが午前4時40分、富山市方向、北アルプス方向に雲がマダラ状に広がりアルプスの峰々がどれだけ見ることができるか心配でしたが・・・、日の出時間が近づき明るくなるにつれ雲が赤く染まり始めその下に剣や立山の嶺も暗いなりにはっきりと輪郭を現してきました。



さらに右の方向には薬師岳や穂高の峰々と共に特徴のある形状の槍ヶ岳もくっきりと赤く焼けたそらを突き上げる姿が見えました。
一緒に撮影した友の言によれば「撮影運」が強いということで決行した撮影行、その言葉の通り見事な朝焼けの中の北アルプスを見ることができうれしい朝でした。

今日のブログ更新も写真二枚のアップだけになります。



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短冊に「原発廃炉」の願い記し 今夜もどいね★原発

2014年08月01日 | 写真
  短冊に「原発廃炉」の願い記し101回目の行動共にす(くにお)


金沢で「原発ゼロ」「志賀(能登)原発廃炉」の声を上げ、毎週金曜行動を続けているグループ「どいね★原発」の行動が今夜も予定されています。北陸電力石川支店前から金沢駅前に場所を移して一年半が過ぎ6月末に100回目を、そしてこの写真の七夕前には101回目の行動をしました。


旗竿やプラカードを持ちアピールする人、ハンドマイクで思いを語る人、通行する市民に語り掛け「原発要る? 要らない? わからない」のシールアンケート活動の人、その形態は様々ですが「原発ゼロ」への意思は明確でその一点で心ひとつになり続いています。

今夜は「どいね★原発」105回目。新しい出会いを楽しみに参加してきます。



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夏雲を染めて昇る陽犀川の河口にとどけば水面も赫し

2014年07月31日 | 写真
  夏雲を染めて昇る陽犀川の河口にとどけば水面も赫し(くにお)



いつもなら医王山や金沢市南部丘陵に出かけるところですが雲が多いので少し変わった夜明けを見たいと犀川を下り河口で朝陽を待ちました。
晴天ならばここも北アルプスの山々を望めるのですが、残念ながら雲が邪魔をして見えません。しかし見事な色の朝陽が雲を突き抜けるように出てきました。


やがて朝陽は犀川河口に届き見事な朝景色を展開してくれました。めったに来ない場所でこんなに素敵な朝景色を見られたので、
満足の朝でした。

今日はこのあと地域の集まりがあるので時間がありません。ということで今日のブログ更新は写真を二枚アップして終了です。



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鶏頭の花赤々と広がりて オニユリの里

2014年07月30日 | 写真
  鶏頭の花赤々と広がりて散水煌めく朝光のなか(くにお)


3日後の撮影会のロケハンを兼ねて海岸近くにある「オニユリの里」を訪ねた。「・・・里」の入り口あたりは砂地の畑が広がり西瓜や大根、花など砂地に適した作物を育てています。西瓜はもう蔓も上げてしまっていましたが、花畑には鶏頭の真っ赤な花が広がりスプリンクラーからの散水が朝陽を受けてキラキラと輝いていました。



目的のオニユリの咲き具合はちょうど盛りを迎えて砂防林の斜面を覆うように咲き揃い海岸線にある展望小屋からは浜で魚釣りを楽しむ人たち、そしてはるか先まで伸びる海岸線と水平線も見ることができました。
今年もオニユリの里の素敵な景観というプレゼントを地元の人たちからいただいた思いです。かつて自生するオニユリが海岸線から砂防林にかけて群生していたそうですが、次第にオニユリの姿が消えて淋しくなってきていましたが地元の農家の人たちをはじめ心ある人たちの保護活動が実りいまでは本当に見事な景観を取り戻しています。

現在は「集団的自衛権」の問題に隠れて人々の話題・関心が遠ざかっているようですが、安倍内閣はアメリカと組んで日本農業を始めとする自国の産業をアメリカ産業界の利益に供するというTPP条約交渉のお先棒を担ぎ、そのためには反対の意思が強い「農協」の解体までもくろんでいます。
かつて作物は何も出来なかった海岸線に広がる砂地を豊かな作物産地にまで育てた農家の方たちのくらしを崩すことはオニユリの里のような素敵な景観や環境までも破壊するということに思いを致さなければならないと思う朝でした。



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朝焼雲は窓の向こうを朱に染め耀う 不透明な時代

2014年07月29日 | 写真
  
  梅雨明けの朝焼雲は素通しの窓の向こうを朱に染め耀う(国夫)



今朝の空は素晴らしい朝焼けで我が家が朱色の雲に包み込まれるようでした。昨日梅雨明けしたばかりの金沢市は酷暑続きの日々で、いささかぐったりしてグータラな暮らしを続けています。
しかし今朝は熱帯夜で少々睡眠不足のまま夜明けを迎え少し明るくなってきた外へ新聞を取りこむために玄関の戸を開けてみると空気まで色づいたような空の朱色が目に飛び込んできました。慌ててカメラを持ちだしパジャマ姿のまま我が家の周りをレンズを空に向けてウロウロしながらの一枚がこの朝焼けの写真です。




最近子どもたちの先行きがどうなるのか、とくに中学生から高校生にかけての年頃の子どもたちがその小さな心の中に抱え込んだままの悩みのようなものに思いを致すことが多くなっています。
3.11原発事故もなかったことのように各地の原発再稼働を図り、ブラック企業がのさばり、「戦争を放棄」条項を持つ世界に誇る平和憲法を平気でないがしろにする人物が総理となり戦争する国への道に国民に押しつけようとする先行きの見えない今の世のなかで何を希望として生きようとするのか「不透明な時代」がいつまで続いていくのでしょうか?



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