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写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

6年前の今日  『浅野川の氾濫』

2014年07月28日 | 写真

写真は医王山 国見ヒュッテの夜明けです。

この医王山に降ったゲリラ豪雨が6年前に金沢市にとんでもない災いをもたらしました

デジブック 『浅野川の氾濫』


各紙の見出しです
「金沢で激しい雨、浅野川が氾濫し5万人に避難指示」 ( 朝日新聞2008年7月28日)
「浅野川はんらん、556棟浸水 金沢中心部で55年ぶり138ミリの集中豪雨 」(北国新聞2008年7月28日)

6年前、2008年の今日7月28日の未明から金沢市東部の医王山系を襲ったゲリラ豪雨が金沢市を流れる女川と呼ばれる大人しいイメージの浅野川の上・中流で氾濫、上流の湯涌温泉街や中流の浅野川大橋周辺の観光地などにも大きな被害を残し話題になりました。
私は2日後に上流域から中流域にかけてカメラでできるだけ暮らしの現場を写しその惨状をアルバムにして公開しました。

「この日を忘れないように」との自戒も込めて6年後のこの日にブログに添付して再度の公開をします。



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コサギの朝食 金沢市犀川の朝

2014年07月27日 | 写真
雲の多い夜明け、上流へと昇るアユが集まる犀川の堰堤前の浅瀬にいつものようにコサギが朝食に来ていました。


まだ薄暗いためシャッタースピードが遅めなのでブレブレですが突然コサギが流れに嘴をつっこみました。


見事に形の良いアユをキャッチ、しばし獲物を玩味したあと、パックリと一呑みしました。

浅瀬にはアオサギやトビ、カラスなどもやってきてはアユを狙いますが、その中で一番の漁の名手はコサギです。しばらくアユ獲りを繰り返していましたが満腹したのか何れかへ飛び立っていきました。
川岸の歩道は散歩の人たちが増えてきました。暑い日が始まります。

今朝も昨日からの流れで忙しい日になりそうです。



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金沢市 医王山から見る北アルプスの夜明け

2014年07月26日 | 写真


昨夜の星空を見て夜明けの空を見たくなり、金沢市の医王山頂上近くの夕霧峠に向かってまだ暗い林道を車を走らせました。峠に到着すると目の前に久しぶりに見る砺波平野と富山市の向こうに広がる朝焼けの空に剣岳から立山、槍、穂高、そして少し右に視線を移すと白山の峰々に至る大パノラマが広がっていました。
砺波平野の半分は雲海の下、その上に広がる山々、その上空は刻々と明るく変わり朝陽の出るのを待つばかりになっていました。
梅雨入りしてからはほとんど雲に覆われていてこんなに素晴らしい夜明けは何日ぶりでしょうか?忘れてしまうほどでした。

今日もバタバタしていてブログの更新が遅れてしまいました。今日はここまで。



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白山山麓 獅子吼の星空

2014年07月25日 | 写真
今日は家庭の事情と私の都合で毎日続けているブログの更新がこんな時間になってしまった。それに加えて昨日決心したばかりのフォト短歌の短歌もできないままです。
先ほどまで白山市の山あいにある獅子吼パークにいました。久しぶりの晴れた夜空、月の出は夜明け前なので暗い夜空で星だけがキラキラ輝いていました。手持ちで撮影したためあまりキッチリとした写真にはなりませんでしたが・・・、雰囲気だけでも味わってください。



ブログへ夜空の写真公開のみですが、まずは今日の更新ということで勘弁を。なお毎日SNSで公開している「今夜の[おやすみ夕景・夜景]」も兼ねての更新です。



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〆の太鼓は年寄りの役 泉じょんがら夏祭り

2014年07月24日 | 写真
ときどき当ブログで短歌を発表することがありましたが、ここ数か月、短歌サークルへの投稿も滞ってしまっていました。
このままでは短歌から離れてしまいそうなので、これから写真に一首添えて「フォト短歌」という形でブログに発表することにしました。
今日はその最初の作品です、コメントやツィッターやフェースブックでの「お気に入り」「いいね!」などは大きな励ましになります。よろしくお願いします。

 「賑わうも淋しき夏の宵祭り 〆の太鼓は年寄りの役」 くにお

先日地域の盆踊りと虫送り太鼓が関係者の努力で復活し、歴史は古いが小さな神社の境内で盆踊りと太鼓の夏祭りがありました。
暮らしの厳しさが増す当世なので祭りに出てくる多くがお年寄りと子どもたち、そしてご婦人たちで働き盛りの若者や壮年の人たちは時間が取れないのでしょうか?あまり見かけません。 
地域としては賑やかで笑顔の集まる催しでしたが、一抹の淋しさをも感じる「祭り」の復活の夜でした。

冬は雪で閉じこもりがちな北陸、金沢の人たちはそのイメージと異なりじつにエネルギッシュな春から秋への日々を送ります。特に夏は祭りの最盛期、各地独自のじょんがら踊りの盆踊りの調べ、「虫送り太鼓」を起源とした地域ごとに奏法の違う太鼓の音、さらに新しいYOSAKOIおどりなどを組み込んだ多彩な夏まつりの調べが夜の街に流れていきます。
かつて住んだことのある大阪の河内地方でも夜になるとどこからともなく「河内音頭」の声が聞こえていましたが、金沢の夏はそれに輪をかけたように多くの祭りが地域の夏をにぎわせています。
もう少し庶民にとって暮らしやすい世の中を取り戻すことが、金沢の人たちの「祭り」を本当に取り戻すことにつながると思いながら写真を撮らせていただいた夜でした。



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林のハンター「オオタカ」?

2014年07月23日 | 写真
珍しいものを見たような気がします。長い間金沢南部の山里に暮らす生き物たちをカメラで追い続け、絶滅が危惧されている野鳥のオオタカとも年に何回かは遭遇することがあり比較的よく知っているつもりでしたが・・・、


日の陰った林の間を抜けるような林道を車で通りかかると突然鳶のような鳥の影が車を追い越し少し向こうの茂みの中の木の枝に止まりました。慌ててカメラの設定はそのままにフロントガラス越しにシャッターを押したので少々ピンボケ。さらに後ろ姿なのでハッキリしませんが嘴とその頭部の形、羽の様子を見ると「鳶」ではなくて「オオタカ」のようです。


林の中の名ハンターとも呼ばれているオオタカですが、私が見るのは高い空を悠然と飛ぶ姿で、実際に狭い木々の間を猛スピードで飛ぶ姿は始めてみました。木々の間を縫うように飛ぶ姿は見事でした。「林の名ハンター」と呼ばれることに納得の姿でした。

それにしてもこの場所は朝方によく行って春はカタクリの花、四季を通じて林の風景や花などの写真をよく撮る場所ですが夕方にはオオタカの狩場になっているとは思いもよらないことでした。
また現時点では「オオタカ」と思っていますが、すべて後ろ姿を見ての素人の判断なので、別の種類の猛禽なのかもしれません。ということでブログを書いている今も私の頭の中では???マークが捨てきれない出会いでした。



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どいね★原発「海の日パレード」

2014年07月22日 | 写真
一昨日の7月20日(日)に金沢市の目抜き通りを志賀(能登)原発の廃炉と原発ゼロを街頭から訴えるデモ「どいね★原発 海の日パレード」が繰り広げられました。

沿道からは写真を撮ったり声をかけてくれたりする人たちの姿も目立っていました。


パレードのコールでは審査委員長でさえ「川内原発」に関して「審査は必ずしも原発の安全性を担保したものではない」」と言いながらの「新基準」での最初の「合格」通知という不明性についての抗議が特に沿道の関心を呼んでいたようです。
それにしても「合格」を判断した委員長でさえ安全とは言えない「審査」とは何だろうか?と考え込んでしまいます。このことに関してはジャーナリズムも指摘していますが、電力会社、行政、審査委員会の間で責任の転嫁ばかりで結局だれも責任をとらない、原発推進の結果起きうる犠牲は国民に放り投げてしまうということにほかなりません。
一刻も早くそんな無責任な関係に決着をつけなければならないと改めて感じる「どいね★原発 海の日パレード」でした。



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不思議な季節 紫木蓮とタチアオイの花

2014年07月21日 | 写真
タチアオイの花が天辺まで咲き上ると梅雨が明けるという話があります。確かに梅雨が明けるころには道路縁に植えられたタチアオイは先端に花がつくことが多いですね。


それにしても涼しかったり暑かったりする梅雨明けのころは植物たちも勘違いしてしまうのか?狂い咲きする花を見ることがあります。
今日も藤の花が一枝だけ、そして大輪の泰山木の花も一輪咲いているのを見ました。写真は季節外れに花をつけた紫木蓮の花です。本当に不思議な季節です。


昨日は金沢で原発ゼロ行動を続けている「どいね★原発」グループが週に一度市民との対話を中心にした行動とは別に、毎月一度街頭に出てデモ行進の「月イチデモ」として「海の日パレード」を金沢駅から武蔵、香林坊、中央公園と目抜き通りを歩きました。ドイツ在住のご夫婦も途中から参加し最後の中央公園ではお話も伺いました。

ところで最近は私の写真公開のペースでは「間尺に合わない」とでも言うのでしょうか、催しの写真などは現在進行している状況の写真が同時刻にもうネットに流れることが珍しくなくなってしまいました。かつて私がネットで写真を公開し始めたフィルム写真の時代には撮影から現像、そしてスキャナーでパソコンへの撮りこみした画像がネットで公開されるまでには少なくとも1週間ほどかかったものですが・・・。
昨今のスピード化のなかで写真も生鮮食品なみの新鮮さが求められているような気がします。



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今日は「どいね★原発」 毎月一度の街頭デモ「海の日パレード」

2014年07月20日 | 写真

いま金沢市南部の山里、平栗いこいの広場入り口あたりで向日葵の花が盛りを迎えています。この地は地元の方たちが保護し増やしてきたホタルの里、ホタルの飛び交う季節に間にあうようにと早めに種をまいた早咲きのひまわりたちです。山里の風情とマッチした風景として金沢市街から来訪する人たちも増え初夏の風物詩とも言える情景が広がっています。


今日7月20日は金沢市で原発ゼロ行動を続けている「どいね★原発」が毎週金曜日の駅前行動に加え、毎月一度街頭に出る月イチデモの「海の日パレード」が金沢駅ー武蔵ー香林坊と目抜き通りを歩き中央公園まで市民に原発ゼロ、志賀(能登)原発廃炉を訴えて歩きます。(写真は6月の「100回記念パレード」時のものです)
集合は駅前の都ホテル前に15時30分、出発は16時。途中参加、途中離脱もOKです。ほんの少しの時間でも一緒に歩きませんか・・・。
電力業界、財界、政府が国民の反対を押しのけ原発再稼働に前のめりになっていますが、再稼働は許さないという世論はさらに広がっています。



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金沢市南部丘陵 ハス田の花

2014年07月19日 | 写真
私が撮り続けているもののひとつに金沢市の南部に広がる丘陵に点在する山里とその山里で暮らしている人や生き物たち、そしてその山里の分厚い自然があります。
かつて金沢に住みその後関東に移った人生の大先輩が金沢について「金沢は適度に都会と田舎が融合する素敵な街だ」とこんなことを言ったことを記憶しています。
私は街の中心部から車で30分も走れば深山の趣も味わえる分厚い自然環境が地域の人たちの営みの中で危うくはなっていますが、かろうじて守られていることが奇跡のように感じ、カメラで記録を続けています。


写真は昨年のものですが、犀川上流の集落にあるレンコン畑に咲いたハスの花です。泥田の中でこんなに純白の花が咲き蜜を求める蜂が集まりトンボなども飛び交っていました。


有機農法を続けている農家が管理するこの蓮田にはいろいろな種類の蛙たちも暮らしています。

こんな山里を見ていると、私の好きな日本の原風景ともいえる山里の豊かな自然が人の営みと結びついて保たれていることが実感されます。

日本の農業のみでなく国民の暮らし全体を国際企業に売り渡そうとするTPP条約交渉の押しつけはかけがえのない奇跡のような山里の自然も荒廃させるのかと思うと本当に心配でなりません。



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