転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



比叡山鉄道のケーブル坂本駅は、登録有形文化財に指定されている、
非常に風情のある駅舎だ。
比叡山坂本ケーブル(比叡山鉄道株式会社)

行ってみてわかったのだが、このケーブル坂本を利用する場合、
最寄りとされているJR比叡山坂本や京阪電車の坂本駅は、結構、遠かった。
比叡山のふもとには日吉神社があり、その横の道路は広い参道になっているのだが、
比叡山にむかって行く場合、JRや京阪の駅からだと、
この緩やかな上り坂を延々と歩き続けることになり、
距離もそれなりだし、人によっては勾配がつらいと感じるだろうと思われた。

私達は今回偶然にも電車を間違え(爆)、湖西線に乗り損なったために、
時間もなく、大津駅からタクシーでケーブル坂本に行ったのだが、
結果的にはこれが正解だった(ころもんの膝のためにも)。
帰りにケーブル坂本からJR比叡山坂本まで歩いて降りてみて、
その坂道に「こりゃ大変だ」と今更ながら悟った。

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法然・親鸞・日蓮ほか、鎌倉仏教の祖が皆、
この場所で学んだのかと思うと感慨深いものがあった。
ここが無かったら、今の私たちが安芸門徒になることもなかった。
まさに日本の仏教の源流だ。

写真は大講堂前庭にある鐘楼。
一打50円・連打禁止(笑)。

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ケーブルカーで2000メートル以上登って延暦寺に到着。
「(信長は)どうやって焼き討ちなんかできたんかね」
と娘が本気で疑問に思っていた。
全くだ。当時は坂本ケーブルなんかなかったのにな。
でも、ほら、弁慶だって、
鐘引きずって登ってきたとかいう話があったしさ……。

駅から雪の中を500メートルほど歩くと、根本中堂に着いた。
お堂の中は当然のことながら土足厳禁・脱帽。
摂氏0度で雪の降り続くこの季節に
総本堂を靴下で歩くと本当に冷えた。
私はこの事態を予想して、靴下を重ね履きして来たが、
ソックス一枚だった娘は耐えられず、
根本中堂の前にあった売店で「ふわふわ靴下」を買い足して履いた。

冷たい空気の中、お坊さんが作務衣だけの身軽な服装で、
きびきびと働いていらしたのが印象的だった。

遣唐使船の時代、唐で仏教を学び帰国して、
この地で教え、多くの知性を日本国内に広めた初期の僧たちは
心身ともにどれほど優れて強健な人々であったことだろうか。



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なぜか(笑)比叡山に行くという話がいつの間にかまとまっていて
今、ケーブル坂本駅で改札を待っているところ。
ふもとから見上げた感じでは、比叡山は間違いなく雪だ(汗)。
駅の表示を見ても、ケーブル延暦寺駅の気温は0度となっている。

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