転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



・3日間ほど鼻炎気味で、風邪をひいたかなと思っていたのだが、
夕べ、毛布を厚手のものにして温かくして寝たら、
きょうは俄然、調子が良くなった。
今月半ば頃にはまだ日中30度に達する日があって、
当たり前に半袖を着ていたのだが、
いつの間にか、もう寒さ対策が必要な季節になっていたのだった。
ふと見たら、主人もちゃんと寝間着の長ズボンを出して着ていた。
暑がりの主人が、半ズボンをやめて防寒対策をしているということは、
やはり明らかに、というより、かなり、気温が下がっているのだった。

・その主人だが、先月の人間ドックで視神経乳頭陥凹を指摘され、
きょうようやく時間が取れたので、某総合病院眼科で精密検査を受けた。
精密眼圧測定・精密眼底検査・静的量的視野測定などがあり、
結論としては、外見上の陥凹はあるが眼科的な異常は認められない、
ということになった。とりあえず良かった。
乳頭陥凹は今後もドックなどの折にひっかかるかもしれず、
そうなったときにはまた検査に来てみて下さい、と言われたそうだ。

・日本シリーズの巨人×楽天、私はどちらにも接点がないに等しく、
完全に傍観者なのだが、そんなことより、
今夜の解説のゲストがカープのマエケン(前田健太)だった。
マエケンはごく常識的な話をしていて、私は広島の者として安心した。
だってほら、たまにいるではないですか、
『野球はできるが喋ったら宇宙人』というタイプの選手が(^_^;。
ちなみに昨日のゲスト解説はダルビッシュだった。
彼は腕のみならず口も立つのだということを私は改めて知った。
はっきり関西弁アクセントだったのが、なんだか愉快だったけど(笑)。

・ベートーヴェンのソナタ24番『テレーゼ』を細々と弾いているのだが、
この曲に関する私の初期設定を、根こそぎにして塗り替えたのが
2007年1月のポゴレリチの大阪公演での演奏で、
今になってみると、あんなテレーゼに出会わなければ、
私の同曲の印象は、もっともマトモ(爆)なままで維持されていた筈なのに、
とも思うし、またそれと同時に、
あの演奏を聴かなければ、このように自分で弾きたいというところまで
私とテレーゼの距離が縮まることは無かったのだろうな、とも思っている。
ちなみに、私の初期設定のテレーゼは、こんな感じ↓
Kempff plays Beethoven - Sonata No. 24, op. 78 - I. Adagio cantabile(YouTube)
Kempff plays Beethoven - Sonata No. 24, op. 78 - II. Allegro vivace(YouTube)

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怒濤の10月が終わる……。
東京に行ったり大阪に行ったり、道楽を極めたことと、もうひとつ、
実は9月下旬から、ささやかな就職活動(笑)もしていたので
今月は本当に忙しかった。
お陰様で先日、週1の非常勤ながら某社の仕事がひとつ決まったので、
気持ちの面ではやっと一区切りつけることができた。
実際の勤務は年明けからになる予定だが、
来月は研修その他の予定が入っていて、
また別の意味で忙しく、精神的緊張も大いにありそうだ。
引き続き心身の維持に努め、やりおおせたいと思っている。

そういうわけで、今週は久しぶりに『普通の週』になった。
県外に行かない、或いは、仕事関係の試験も面接も無い、
という週は、今月に入ってこれが初めてだ。嬉しい(爆)。
実家の村の祭りも今度の土日なので、それまで私は一応フリーだ。
となると、そうだ、今こそ存分に寝よう!
………じゃないだろ、TOEICの勉強をしておかなくては(泣)。
だってもうとっくに、受験料、払っちゃったんだもの~~。

ある程度予想できたことではあったが、私は例の2冊
新TOEICテスト直前の技術』(amazon)
新TOEIC TEST 出る単 特急金のフレーズ』(amazon)
を、未だに終わらせることが出来ていないのだ。
『直前の技術』のほうはあと3日分、
『金フレ』のほうはまだ『860点レベル』『990点レベル』が
まるまる残っている(大汗)。
これまでも、受験申し込みの直後だけ勢いよく勉強し、あとはジリ貧、
結局は不本意なままTOEIC本番が来る、ということを繰り返して来た私だ。
いけない、またぞろ同じテツを踏んでは。

余談だが、『金フレ』を使ってみてひとつだけ要望があるのだが、
それは、発音記号を適宜、載せて欲しいということだ。
全部でなくとも、類音語との発音の区別が大切な語とか、
大半の日本語話者がアクセントを間違える語には、
発音記号またはアクセント表示くらいは、付いていてくれると嬉しい。
私はシツコい性格なので、曖昧な点はすべて辞書で確かめるが、
それを手間だと感じる学習者もあることだろう。
読めない(=適切に発音できない)単語は覚えられない。
これは初心者から上級者まで当てはまる原則だと思う。
音声をダウンロードして聴けば良い、ということでなく、
やはり発音記号は、書面で即、確認できるようにしてあったほうが便利だ。

******************

一方、道楽外国語のラジオ講座は、有り難いことに10月が新規開講で、
フランス語もスペイン語もイチから出直しだったので、助かった。
余裕でついて行ける内容だったからこそ、今月も続けることができた。
フランス語初級編と、スペイン語入門編は特に、
どちらも2012年前期の再放送なので、完全に初めてではなく、
お蔭で馴染むのに時間がかかるということがなかった。

フランス語応用編『作家とともにパリ散歩』だけは新作で、
仏検への熱意がなくなっている現在の私には、とても難しい(殴)が
それでも聴くだけは聴いている。
最初の『聞き取ってみましょう』は穴だらけになり、いつも情けなく、
本文も語彙説明を理解するのがやっとで、力不足を実感しているが、
担当の井上櫻子先生はクラシック音楽がお好きなので、
『歴史散歩』のコーナーで、その日の曲が選ばれ流されるのは、
私には毎回、プラスアルファの楽しみになっている。

ときに、アクセス解析を見ていたら、昨日の検索語の中に、
『仏検試験1か月前で頑張れるか』というのがあった。
なんだか、とても感情移入してしまう言葉だ(^_^;。
何級の検索で拙日記までお出で下さったのがわからないが、
どうか頑張って下さい!一ヵ月でも頑張れますよ~!!
去年の今頃、私は仏検2級一次試験の勉強をジタバタやっていたのだが、
根を詰めれば、一ヵ月弱でも別人のようになることができた。
まあ、今の私も、あの頃から見ればまた別人なんだけども(殴)。
とにかく、火事場のナントカは本当だ。
今やらないでどーする、だよ!!

……って思っていないと、私こそTOEIC、オワってしまいます(爆)。

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facebookの友人のページを読んでいたら、
かつてあったポプコン(ヤマハポピュラーソングコンテスト)の話が
ほかの話題からの流れで出ていて、それで思い出したのだが、
このコンテストから誕生した多くのアーティストの中で、
私が今もどうしても忘れられないのが、磨香(まこう)という人のことだ。
彼女と、その歌声については、折に触れて思い出すのだが、
現在どうしているのか、私には全く知るすべがない。

彼女は83年のポプコンで登場し、世界歌謡祭でもグランプリを受賞したが、
不思議なことに、その後は活動をしなかった。
受賞時には高校3年生だった筈なのだが、
後に芸名を変えて再デビューしたとも聞かないし、
グランプリ受賞により、直後にアルバムが1枚は出たのではと思うが、
それもレコード時代のことではあり、今となってはほぼ追跡不可能だ。

冬の華 磨香(YouTube)

レトロな曲調や全体に漂う暗さも印象的ではあるのだが、
私が最も忘れ難く思っているのは、この磨香という人の、
日本語歌詞の発音の仕方だった。
英語風のリズムと発音で歌う日本人歌手なら当時からいたけれども、
磨香のはそういうものとは系統が違っていて、
普通の人より、調音点が全体に微かに前か後ろに寄っているような、
力の入った独特の発音で、しかも言語音としてかなり明瞭なのだった。
私は彼女の日本語に、とても心惹かれた。

こういう発音を伴った歌唱に、その後私は出会ったことがないので、
この人が活動を継続していたら、とても面白かったのではないか、
と想像することがときどきあるのだが、
しかし一方で、実質これ一曲だけが私の記憶に残ったこともまた、
それはそれで、良かったのかもしれないと思ったりしている。
彼女のことは私にとっては、例えて言うなら、
二度と太陽に近づくことのない彗星が、とてつもない勢いで通過する様を、
あのとき一度だけ見ることができた、……というふうな思い出になっている。

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朝の掃除のあと、主人の部屋にコタツを出した。

と書くと一行だが、コタツにするまでがそもそも大変だった。
コタツは夏場はローテーブルとして使っているので、
天板の上が恐ろしく散らかっていたのだ。
本や雑誌、郵便物、レシート各種、筆記用具、仕事関係の書類、
旅行計画のたびに食べログからプリントアウトしたらしいレストラン情報。
コタツの掛け布団・敷き布団を用意する前に、
まずテーブルの上と周囲をカタしてしまわなくてはならなかった。

どれが重要かそうでないか、持ち主でない私には不明で、
勝手に捨てるわけにはいかず、まず本や雑誌は本棚に戻して、
郵便物は葉書・封書に分けて輪ゴムで綴じ、
紙類は、仕事関係・食べログ関係・その他に分類して
それぞれクリアホルダーに入れた。
ほか、筆記用具はペン皿にまとめて、
よくわからないレシートとか会員カードみたいなものは
揃えてクリップで留めた。
どう見てもゴミである破れたビニールやノド飴の袋は、捨てた。

「わ~、綺麗になった(^^)!ワシも、どうしようか思いよったんよ~」
と帰宅した主人は喜んだ。
評価して頂けて光栄です。
しかし見た目を整頓しただけで、中身は何も変わっていない。
要するにタテのものをヨコにしただけだ。
あとはご自身で整理なさって下さい(--#)。

これで疲れて、きょうは予定していたアイロン掛けができなかった。
TOEICの勉強もここ一週間くらいサボったままだ(T_T)。

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実家の村の祭り準備の手伝いで、朝から行った。
秋祭りそのものは来週で、きょうはその前段階である幟立てだった。
私が朝7時半過ぎに着いたら、もう何人もの人が神社に集まっていた。
村は異常に朝が早い。なんでも早朝開始だ。

男性陣が幟を立てたり幕を張ったり提灯を吊ったりする間に、
女性陣は社殿を掃き掃除して拭き掃除して掃除機をかけて、
カメムシとやもりんに出て行って貰い、ゴキを埋葬し、
石灯籠の清掃をして障子紙を貼り、草抜きしてゴミ集めて
社務所に戻って手を洗って、お茶淹れて外の机の上に並べ、
神社で用意されていたお菓子を男性陣に配って、
ゴミ出しして掃除用具を神社に返して、
………疲れましたorz。

文句なしの晴天だったことと、
作業が忙し過ぎて、私の近況に関するぶら下がり取材が
さほど活況を呈することがなかったのは、
なかなか有り難いことだった。
現住所、持家OR借家、夫の有無、子供の人数を訊かれたが、
それらを深く掘り下げるほどの暇は無く、
また、現にあれだけ仕事が多いと、みんな、
『口ばっかり動かさんと手ぇ動かしんさい』
という小学校以来の教えを思い出したようだった。

手伝いの駄賃に、私が実家から帰るとき父が柿をくれた。
「平柿じゃけ、大丈夫じゃろうと思う」
と意味不明なことを言うので、
「何が大丈夫なん?」
と尋ねたら、父曰く、
「その柿は、まあそう渋うないじゃろうと思うんよ。
先週、○○さんとこから貰うた柿のときは、
最初の一口は甘い思うたのに、そのあとがもう口が曲がるほど渋うてね。
わしゃ、我慢できんで、入れ歯外してシブを落とした。」
そりゃどんな柿や(^_^;。


追記:来年のために書いておくのだが、お初穂料は、
きょうは持って行っても行かなくても良かった。
祭り当日に玉串料を出すということでも良いようだった。
しかし、きょうは境内に上がったら作業前にお参りすべきだったのを
私はうっかりと完全に省略してしまった。
叔母に言われて気がつき、帰り際にコッソリ参拝しておいた(大汗)。

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忙し過ぎる……!
きょうは、ゲルバー@西宮も行けなかった。
ああ、明日も5時起きだ(T_T)。
↑道楽で始発ののぞみに乗るという話ではない。念のため。

KISSを観て元気を出そう。
18.Rock and Roll All Nite - KISS LIVE IN JAPAN, 20131024(YouTube)

『楽しいのがハードロック、不機嫌なのがヘヴィメタル』
という定義は多分、正しいのだろうな。
KISSはいつでも楽しい。半端ない楽しさがある。
期待したことが期待した通りにちゃんと全部揃っていて、
しかも余計なものがなく、ピタリ!ピタリ!とキマっている。
この洗練の極みみたいなワンパターンこそが、彼らの真骨頂だ。

Kiss God Of Thunder Demo(Paul Vocals)(YouTube)

ポール版の『God of Thunder』を見つけた。
ポールの作詩作曲で、ジーンが血吐きをやってから歌う曲だが、
デモ段階でこんなアップテンポだったとは知らなかった。
ポールはもともと、こういうイメージで書いたのか。
これはこれで華やかさがあって良いと思うが、
しかしやはり、ジーンの歌う今のバージョンのほうが私は好きだ。
曲にはそれぞれ、相応しい役割があるものだな……。

***********

なぜ無駄に夜更かしをしてしまうのか?(ヒトメボ)
という記事があって、いろいろ書いてあったが、
私の場合は、夜更かしをするときにはその理由は明白で、
ここしか自分の自由になる時間帯がないからだ
(用件が片付かなくて寝るどころではない、というケースはまた別)。

起きたらまた時間に追われる生活が待っているとわかっているので、
きょうの用事が全部終わり、あとは寝るだけ、
布団に入るまでの間だけは、自分の自由になるひとときだ、
……となると、その甘美な時間を容易に終わらせたくないために、
私は夜更かしになる。

明日の朝起きてもまた気ままに過ごせる時間が持てる、
とわかっていたら、サッサと寝るわ(^_^;。

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実家の村の、秋の大祭が近づいたが、
今年は母が右膝が痛くて何もできないというので
私が今まで以上に手伝いに帰ることになった。
仕方がない(^_^;。
ということできょうの午後、打ち合わせをしに実家に行った。

手始めに、この週末の「幟立て(のぼりたて)」を手伝うことになった。
各戸1人以上は出て、男性は主として幟を立てる力仕事、
女性陣は社殿や社務所の掃除をしたり、お茶を用意したり、だ。
何を持って行くんだっけ。
エプロンと軍手と、タオル、マスク……、
……参拝じゃないから、まだお初穂料は要らんよね??
それとも、神社に入るんだから、要るの??

何より、
「あなたぁ誰?ああ、○○さんとこの!いつ帰って来たんね?」
「今どこに住んどるん?」
「旦那さんは?どこ勤めよってん?どこの人?親御さんは?」
「子供さんはおるん?いくつ?どこの学校?」
「今、仕事は何しよるん?」
……という類いの質問攻撃の傾向と対策を考えておかねば。
なにしろ、うちの村の人達は、
『疑問点を曖昧なまま残さない』『わかるまで質問する』
の典型だからな(爆)。

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YAMAHAの店舗でグランドピアノの試弾会があり、
30分でS4BとC5Xの二台を弾かせて貰った。
……それぞれ、値段だけのことは、あった(爆)。

私程度の、趣味で弾くオバさんでもそう思うのだから、
これから音楽をやって行こうと思う若い人は、
やはりグランドピアノ、それも自分に合った楽器で
日々、感性を磨くべきだとつくづく思った。
アップライトの中にも良くできた楽器は勿論あるが、
やはり一般的に言って、グランドの音色は段違いに奥深いし、
音の立体感や彩りの点でも比較にならないほど優れている。
日常的に良い楽器に触れるのと触れないのとでは、
近い将来の到達点にさえ、相当な開きが出ることだろうと思う。

グランドピアノがあのように巨大で場所塞ぎな楽器でなければ、
私は大借金してでも主人をだまくらかしてでも(殴!)
こっそり買ったかもしれないが、
あのサイズでは買ったことが一目瞭然、
……どころか、楽器が入ったその日から、
我が家の居住スペースの事情が一変してしまうので、駄目だ。
たとえ価格が1万円であったとしても、あの大きさのものを、
我が家に新しく買い入れることは極めて困難だ。
独身だったら、グランドピアノの下で寝起きする生活になっても
私が良ければそれで良いのだが、何しろ今は家庭持ちなので(汗)。
そして家庭内でピアノが趣味なのは私ひとり、という……。

やはりここは、主人に十億円ころころっと入ったら、
そのうち一億円だけを私が貰い、
もうひとつマンションを買うか、舅宅をリフォームするかして、
一部屋に防音を施し、グランドを購入して専用のピアノ部屋にする、
……という解決が最善だろう。
これなら主人の生活にも影響がないし、
娘が帰省しても部屋が無いなどということにならずに済む。
そして、実家のアップライトU3Eも持って来てその防音部屋に置けば、
あの幼少時からの愛器をも手放さず、再び手元に置くことができる。
一方がアップライトでも、同じ部屋にピアノが二台あれば、
レッスンを受けるときにも便利だろうし、
二台ピアノの練習をする必要があるときなどにも使えるかもしれない。

…………ころころっと入れば、ねぇ……(^_^;。


追記:試弾会のあと、友人3人と一緒にランチに行ったのだが、
そこで友人A氏が「シマノフスキのマズルカ」を話題にしたとき、
B氏が聞き間違えて「下関のマズルカ!?」。
どんな踊りなんだ、どんな(笑)!赤毛ものの平家踊りかっ!?
「2拍目か3拍目に揉み手が入ってる…」
などと更にC氏が言うので、シヌかと思った。

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・何人かの方々からご心配頂きましたが、21日(月)は結局、
宝塚大劇場には行きませんでした<(_ _)>。お騒がせ致しました。
ともちんルネのほうの配役ならば、12月のポゴレリチ来日のとき
東京で観ることが可能ですので、今回は執着しないことにしました。
いろいろありがとうございました~<(_ _)>。

・昨日は、歯医者に行った。
左下4番か5番あたりの歯が、固いものを噛むと響くような?と
数日前から気になり始め、更に右上奥も違和感があるような気がして、
こういうのは行けるときに行っておかねば、
と私にしては建設的なことを考えて、受診した。
全体のレントゲンを撮られたが、
私の訴えている箇所も含めて、どこも特に異常は無く、
過去の治療跡が傷んだり緩んだりしているというのもなかった。
歯周ポケットも、3.5ミリの箇所がいくつかあったが、あとは問題なかった。
それで、知覚過敏の治療をして、しばらく様子を見るということになった。
もうひとつ、左下8番(親知らず)が、やや斜めに生えているせいで、
それの前の7番が虫歯になり始めていると指摘されたが、
問題になっているのは8番の影にあたる箇所なので、
8番を抜くか大きく削るかしないと、完全に7番を治療することは難しい、
とのことだった。
今は全く症状がないし、様子見で良い程度の状況だそうだが、
将来的には進行するかもしれない、と不吉なことを言われた(T_T)。

**********************

年中テストで大混乱!? 大学センター試験廃止へ…「達成度テスト」に異論噴出(ZAKZAK)

現行のセンター試験を廃止し、かわりに「達成度テスト」を設ける、
という提言が次回の教育再生実行会議でまとめられるようだ。
「達成度テスト」は「基礎レベル」「発展レベル」の2種類が設定され、
在学中の到達度をはかる「基礎レベル」は推薦入試やAO入試の参考試験となり、
「発展レベル」は一般入試に利用されるが、一点刻みの点数制でなく、
一定幅の段階評価とされ、生徒は複数回受験できる制度になるらしい。
大学側の2次試験は面接や論文重視のものとなる見込みだそうだ。

複数回受験でき、かつ、その中のベストスコアを入試に使用できる、
というのであれば、その点は良いのではないかと私は思っている。
インフルやノロが流行し、積雪で交通ダイヤの乱れがちな真冬に、
事実上の一回勝負で人生が決まる、
という現行の一次試験は、やはり心身ともに酷だと感じるからだ。
共通一次ほどの縛りはないにしても、センター試験は科目数が多いので、
あれだけ大量の試験に、一度きりの機会で成功したいというのは、
受験生にとって大変な重圧であることは間違いない。

その点、例えばTOEFLを北米留学に使う際など、
早めに受験を開始し、納得いくスコアが出なければ幾度か受けて、
一番良いものを願書につけて出す仕組みになっており、あれは合理的だ。
「達成度テスト」もあのように柔軟なシステムになるなら、良いことだと思う
(そうでなく、複数回受験が義務づけられ累計を成績にするというのだと、
毎回が入試になり、負担増になるからダメだと思うが)。
しかし試験回数が多く設定されると、全員揃って全回受けるのでなくても、
確実に現場の負担にはなり、高校の授業確保がいっそう難しくなるだろう。
特に、時間割を組む際に自由度の低い公立高校に
しわ寄せが行きそうでイヤな感じがする。

こういう公的な入試改革の記事を読むといつも思うのだが、
国公立大学の入試も、私大のように各大学に任せるのはいけないのだろうか。
入試日程をある程度統一すべきだろうというのは私も理解できるのだが、
試験内容まで国が干渉して画一化しようというのは、望ましいことなのか。
大学はそれぞれ特色があり、歴史も違えば得意分野も異なるのだから、
どういう学生が欲しいかという基準も、大学によって独自のものがある筈だ。
統一の一次試験などやめて、今でいう二次試験だけにすれば良いのでは、
と私は以前から思っているのだが、やはりこれは乱暴な発想か(^_^;?

徹底的にペーパーテストに強い学生が欲しい大学もあれば、
才能やセンス、実技がすべてと考える大学もあるだろうし、
人と違う、ユニークな学生にこそ来て欲しいという大学もあるだろう。
孤独で緻密な実験作業に耐えられないと成果の上がらない専攻もあれば、
対人スキルに優れていないと続かない、という専攻だってある。
もし、一次試験・二次試験と二段階選抜が必要だという大学があれば、
大学独自にそうすれば良いだけではないか。
推薦もAOも、意義を認める大学は大学ごとの方式でやれば良いのだし。
国の定める内容の統一テストを全国公立大学の入試にしよう、
同時に高校現場と受験生の負担減も実現しよう、
というのは、もともとかなり難しいことなのではないだろうか(^_^;。

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(写真は、昨日の大阪城ホール。開場直後)

以下、ネタバレあり。
このあとKISS武道館公演に行かれる方で、ネタバレの困る方は
御覧になりませんように(^_^;。

・大阪に参戦するにあたり、私は幕張のセットリストを事前に見て行った。
新曲を含め、ほとんどの曲が大丈夫そうだなとわかったが、
よりによって一曲目がPsycho Circusで、
これだけは歌詞の大半がうろ覚えだったので、前夜、CDで復習した(爆)。
だって90年代後半のKISSはあんまり聴いてなかったのだもの~。

・物販の列はとても長くて、第二寝屋川に沿って延々と伸びていたが、
絶えず動いていたので、待つのは苦ではなかった。
実際、体感としてはかなり早く物販のテントまで到達することができた。
パンフレットは、私の想定よりずっとデカかった(爆)。
家にあるうちで最大サイズのショッピングバッグを持って来るべきだった、
と買ってから反省した。
一応ビニール袋に入れてくれたのだが、きちんと入らず持ちにくかったのだ(^_^;。
大荷物になっても、天気が良かったのはせめてもの幸いだった。

・開場前から、KISSメイクをした聴衆がたくさん集まってきていた。
川縁で化粧に余念の無い青年たちも見かけた。
顔を塗るだけでなく、コスチュームまで完璧な人達もあちこちにいて、
ホールの前や開場後の客席で、さかんに撮影会が行われていた(笑)。

・開場前、皆がガラス扉の外に並んでいたとき、
時間が近づいてチケットもぎりの女性スタッフが姿を現し始めると、
外の我々は俄に騒然となり、次にあちこちから歓声が沸き起こった。
スタッフの彼女たちが全員、KISSメイクをしていたからだ。
KISS大阪城ホールのチケットもぎり風景
なんと、粋で楽しいサービスだったことだろう!

・開演までの間、会場内では次々とロックの名曲がかかっていたが、
その中にQUEENのSheer Heart Attackがあり、あまりに格好良くて(殴)
私は一瞬、自分がこれから何をするのかを忘れそうになった。
この一連の開演前音楽の最後はツェッペリンのRock'n Rollだった(と思う)。

・オープニングアナウンスのYou Wanted The Best!? You Got The Best!
The Hottest Band In The World, KISS!!は、変わっていなかった。
これに限らず、演出のひとつひとつに至るまで、
期待したものが期待した通りに、ひとつも裏切られずに必ずある、
というのがKISSというバンドの素晴らしさであり、最大の魅力だと思った。

・ステージにはスパイダーセットがちゃんとあった。
私は実物を観るのが初めてだったので判断できないのだが、
あれは本式のスパイダーだったのだろうか?
それともホールの狭さが制約となった簡易版のセットだったのだろうか?
いずれにしても巨大で、凄い迫力だった。

・私の席はHスタンドで、武道館で言うと東スタンドくらいの感じだった。
また、私は某列1番の席で、隣がいないので多少通路側にずれて立つこともでき、
更に、私の斜め前のカップルが割と体力がなく(爆)
前半が終わったあたりで座ってくれたので、大変観やすくなり有り難かった。

・ライブ中、ステージ後方から花火や火柱が幾度も上がるのだが、
Hスタンドにいても熱気というか熱風をその都度感じた。
ステージにいるメンバー、特にドラムのエリックは
相当熱いのではないだろうかと思った。
ちなみにエリックは素晴らしいドラマーだと、ライブで痛感した。
パワフルでタイト、しかもパフォーマンスとして見ても華やかで、
彼からは特に若さを感じた(←ポゴ氏と同い年・爆)。

・ライブは携帯・スマホに限り、客席からの写真撮影OKだった。
事前にウドーからもそのように言われていたし、
会場でも数度、その旨アナウンスがあった。
ただ、デジカメ不可、フラッシュ撮影も不可、動画撮影も不可、録音不可、
とのことだったが、フラッシュはあちこちから幾度も見えたし、
実際にあの公演のさなか、デジカメの持込や動画撮影・録音を
完全に取り締まることは不可能だったと思う。

・トミーはかつてエースの持ち歌だったShock Meを歌ったが、
歌にもギターソロにも、エースの雰囲気がきちんと継承されていて感心した。
トミーはファンから出発したギタリストで、KISSのことを
ある意味でオリジナルメンバーよりよく理解し記憶して来た人なので、
こういう素直なかたちでエースの曲を再現できるのだと感じた。

・ポールのアカペラsukiyakiソングは、2003年のと較べると
今回はほぼ完全体の歌になっていた。
♪うえをむぇてえ あるこおおお
と、ちょっと歌詞がオモシロかったけど(爆)、
母音の配列からして、ウエヲムエテという響きは妙に格好良かった(爆爆)。
『春の日』だけでなく『夏の日』まで歌ってくれた。
本当にサービス熱心なのだった。

・ジーンの火噴き・血吐き、ワイヤーせり上がり、すべて健在だった。
♪They Call Me―に続いて全員で♪Doctor Love~、
幾度も連呼させて頂きました♪♪♪
God of Thunderは名曲だと改めて思った。圧巻だった。
私は77年、この曲をNHKのヤング・ミュージック・ショーで聴き、
それでKISSに陥ちたのだ。
あの忘れられない一曲を、35年後の今もまだこうしてライブで聴ける、
ということの幸せに酔った瞬間だった。

・ポールがマイクのスポンジカバーをつけたり外したりしながら、
指でコンコン叩いて「コン○ーム」と言ったのは、
英語発音だったが客席みんな即座にわかってオオウケした。
そして彼は、カバーをかぶせ「Safe Rock'n Roll」と言った(爆)。

・ポールのお立ち台は私のいたHスタンドからは結構近かった。
Love Gunの冒頭でステージからお立ち台まで鮮やかなフライングがあるのだが、
いやー、言ってはイケないんですがポールって還暦超えてますよね??
四十代で腰がどうの膝が痛いのと言ってちゃ駄目だね自分、と思った。

・お約束の、ポールのギター壊しもちゃんとあった。
ピックやドラムスティックはメンバーが客席に向かって投げてくれるが
あの壊したギターを投げることはしなくて、持ち帰り?と思ったら、
あれはVIPの集いでファンに売られるとかなんとか、あとで聞いた(^_^;。
さすがKISSのビジネス魂……(逃)。

・幕張の曲順と違っていたのは終盤で、大阪では、
Black DiamondとRock and Roll ALL Niteが入れ替えられていた。
つまり本編がBlack Diamondで一旦終わり、
アンコールの最後がRock and Roll All Niteだった。
幕張のは聴いていないので想像でしかないが、
私の趣味では、大阪の曲順のほうが、より盛り上がるのではと思った。
白い紙吹雪(白一色だった)は、アリーナの前方だけでなく、
後方のPA卓の後ろのほうからも吹き上げられていて、
スタンド席までかなり飛んできていた。
……ので、空中で何枚か捕まえた(笑)。

・アンコールは3曲、と事前の予習でわかっていたので、
終わると私はダッシュで外に出た。
退場制限に引っかかる前に出て、JR大阪城公園駅まで走りたかったのだ。
この努力が実って、予定より一本早い新幹線に間に合った。
KISS帰りの男性2人、女性1人と同じ車両になり、広島まで一緒だった。
別にお互いに喋ったりはしなかったが、Tシャツやグッズで、
KISSのライブに行った者同士だということは一目瞭然だったのだ。
ちなみに、皆、中年かそれ以上の年代と思われた。
ホールでは若いファンも本当に大勢見かけたけれども、
やはり今40代・50代という世代は、まさにKISSと共に育ったわけで、
私達にとってKISSとの年月は、何ものにも代え難いものがあるのだ。
KISSの40年の活動の重みというのは、ほかのどのようなバンドにも
おいそれと真似のできるものではないと、しみじみ思った。

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