1月7日に、粘膜下筋腫・腺筋症・左卵巣チョコレート嚢腫を
腹腔鏡下に子宮全摘・左卵巣切除というかたちで手術してから、
明日でちょうど半年経つことになる。
本人もだが、既に家族も誰も彼も、手術のことなど忘れていて、
もう今となっては、周囲には特別に労ってくれる気配など無い。
客観的には、もしかしたらいろいろなことが
私の身には後遺症として起こっているのかもしれないが、
なにしろ、手術する前の状態がヒド過ぎたので、
出血が無いだけで、こんな快適な暮らし方ができるものだったかと、
術後はそれひとつにひたすら感謝・感動する毎日で、
あっという間にここまで来てしまった。
右卵巣だけはそのまま残っているので、
基礎体温を厳密に測ったなら、卵巣機能が良いかどうかが、
およそわかるのではないかと思うが、
ホットフラッシュなどの更年期症状はまだないので、
多分、それなりに右卵巣は仕事をしているのではないかと思われる。
腹腔鏡の傷跡はややうすくなったかとは思うが、
下腹部に1センチずつ三箇所ほど、相変わらず残っては、いる。
もし私が肌を露出させるモデルのような仕事をしていたら、
僅かな傷跡も職業的に大問題だっただろうと思うが、
今の私にとっては、胴体に少々模様がついていようがいまいが、
誰も見ていないし気にしていないし、全く問題ではない。
それより、もう二度とあの目眩のするような大出血を見なくて済む、
と思うだけで、私は限りなく幸福な、安定した気分になれる。
低用量ピルを飲まなくて良くなったので
気分不良や腹部不快や寝汗や甲状腺機能亢進症や頻脈などの、
うっとうしい副作用からも解放された。
振り返ってみると、私はどういうわけか、
皆がひどく副作用を恐れるリュープリンでは全くなんともなくて、
広く支持されているはずの低用量ピルではトラブルつづきだった。
このあたりは完全に個人的な体質の問題だったのだろうと思う。
手術したら太りますか?という問いが、
よく筋腫治療関連サイトに載っているのだが、
私は手術以前に昔から、かなりな肥満体だったので、
「とりあえず1キロたりとも痩せはしなかった」
ということが言えるだけだ。
厳密に言えば、確かに退院後に家でごろごろしていたら
3月頃には、計ると3キロくらい体重が増えていた。
それでちょっと朝ご飯を減らしたり間食をひかえたりして、
4月~5月で2~3キロ落として、現在は手術前と較べて同じか微増か、
という程度、・・・でも結局のところ、見た目は変わっていないと思う。
とゆーか。
「太るかもしれないから、手術したくない」
などと真面目に思えるうちは、
まだまだ術前の症状としては許容範囲なのではないかと思う。
手術前の私は、仮に、これでBMIが10上がると言われたとしても、
全摘に迷いはなかった。それくらいシンドかった(苦笑)。
こんな状態が続いたら私の命は長くない、と思うほど自覚症状がキツく、
容姿なんか論外、生きながらえるのが先決、という気分だった。
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