書く機会を逸していただけで、NHKラジオ語学講座は、
8月も9月も、ほとんど毎日、続けては、いた。
9月末までで前期講座が終わった。
フランス語初級編は、実質「初級から中級へ」と言える内容で
半年間、きっちりと初級文法をおさらいして貰うことができ、
私にとってはここ何年もなかった傾向の講座で、とても役立った。
仏語力として余裕はあったが、寝ていても出来るというほど安易でもなく、
即答し損なうレベルの問題もあり、巧く文法の穴を埋めて貰えたと思っている。
間接話法や時制の一致までカバーして貰えたし
条件法の様々な用法に触れて貰えたのも有り難かった。
杉浦先生の落ち着いたお声はとても聞きやすくて良かった。
また、講座中、マリ=ノエルさんが日本語をお話になる箇所はなかったが、
冒頭の「頑張りましょう!」の一言だけで日本語の発音の良いのを感じた。
フランス語応用編は、前年の後期講座がすぐ再放送になったものだったが、
私にとって最適なレベルであったので、得るところが大きかった。
放送後に毎日の復習を丁寧にやれればもっと良かったのだが(汗)。
関係代名詞lequelも、私の永遠の(殴)弱点だなと思った。
auquel、duquelとかたちを変えつつ、先行詞と整数一致させる、
みたいなことが咄嗟には全然できない。
これに限らないが、理屈はわかっているが速く出来ないことが多々ある。
大塚先生は言語明晰で説明もクドくなく、素晴らしかった。
クリスティーヌさんと一緒に音読するのは、毎回とても心地よくて、
今季の応用編は言う事無しだった。再々放送はさすがに無いか(汗)。
スペイン語初級編は、私のスペイン語検定6級受験に本当に役立った。
こちらは毎回、ヒントが親切すぎるほど出されるので、
『言ってみよう!』の箇所は楽勝だったが、
復習回の冒頭にスペイン語作文させられるのが案外キツかった。
それと、ジョン・ダビッさんのスペイン語を聴いていて、
[s]の有声化についてしばしば意識させられた。
たとえば「3時」はlas tresでこれだけなら語尾は[s]なのだが、
「午後3時」となってlas tres de la tardeとなるときには、
うしろにdeと有声音が続く影響で、tresのsが[z]的に発音される。
Es naturalとかEs verdadの[s]も同様に[z]っぽくなる。
音韻論的には[s]も[z]も同じものになるが、自分も巧く有声化できたら
スペイン語としてカッコ良くなるかも(^_^;、みたいな感じがした。
スペイン語応用編は、私のような初級者でも読めればついて行けて、
部分的にでもわかればそれを学習に役立てることができる、
という点で、とてもやりやすく、休まず続けることができた。
リディアさんの模範音読は、意味のまとまりごとに区切る箇所が
わかりやすくて、読み方としても考え方としてもとても助けになった。
塚原先生は毎回実に「過不足なく」という印象の説明で、これも良かった。
Practicamos un poco masで出て来る例文の問いと答えにしても、
少ない量で実に中庸を得た感じの「巧い」答え方が提示されていて、
スペイン語のみならず、英語や日本語でさえも、
こういう返事の仕方は参考にしたいものだと思ったほどだった。
『挑戦しよう』の箇所は、できる日とできない日があったが、
そこは自分のスペイン語力が低いので致し方ないと思い、
あまり追求はしなかった。
4月からこの半年間、ほぼ毎朝、放送を聴くかたちで継続でき、
それは私の日常が概ね、落ち着いていたということでもあり、
とても有り難く思っている。
後期も継続する予定だ。
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