転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



4月から新講座が始まった。
フランス語・スペイン語ともに、今期は「初級編」「応用編」の組み合わせだ。
体感として、「中級編」と「応用編」の区別はあまりつかないが(汗)、
「入門編」と「初級編」のレベルの違いはわかる。特にフランス語に関しては。
以前一度は勉強したことがあるのを前提にしているので、
最初から多彩な文法事項に触れてあるし、語彙も入門編よりずっと幅広い。
初級文法の良い復習になるので、今の私にはこのほうが有り難い。

フランス語初級編は『ゾエと学ぶフランス語』、
姫田麻利子先生とアルベリック・ドリブル先生。
姫田先生は、以前の講座でもそうだったが、いかにも初級者の考えそうな、
疑問や間違い等を提示して、「この場合はどうですか?」のように
ドリブル先生に意見や訂正を求めてくださるので、学習者として
「そうそう、それが聞きたかったのですよ」と思うことがよくある。
とても聞きやすい講座で、気に入っている。
ドリブル先生は4月の初め、かなりの鼻声で、「お風邪?花粉症?」と
聴いていて心配になったが、3週目と4週目は少し改善された感じがした。
5月以降、更に良くなられると良いのだが。
フランス語は鼻に抜ける鼻母音があるので、鼻炎のときは辛そうだ(汗)。

フランス語応用編は、この3月まで聴いていた昨年後期分の再放送で、
西山教行先生とジャン=フランソワ・グラツィアニ先生による
『フランコフォニーとは何か』。
毎回、素材の文章が大変に読み応えがあり、私好みである。
今期は二度目であることと、放送前に予習してから聴いているので、
よく理解できて、手応えがある。
『練習』の和文仏訳も、語彙がわからないとき以外は正解できている。
ただ、きょうの文章を最初に通して聴いたあと、
「聴き取れましたか?」
と西山先生が仰るのだが、それは私にはほぼ無理だ(^_^;。
このレベルの文章は、私には自分のペースで黙読してちょうどで、
ネイティブが読み上げたものを聴くだけで理解することは不可能だ。
予習で読んで、内容を知った上で聴けば一応はわかるが。
放送でリエゾンやアンシェヌマンが確認できるから、
復習として音読を取り入れれば良いのよね(汗)。

スペイン語初級編は、中島さやか先生とヴァレリア・フィシェレフ先生の
『ショウタと旅するコノ・スール』。
6月のスペイン語検定5級受験が今、頭にあるので、
このレベルのスペイン語は聴いてわからなくてはならない、
という自覚をもってやっている(^_^;。
ダイアログはストーリーがあるような・無いような、ふんわりしたものなので
「ラウラって昨日、朝寝坊してぼんやりしてたんだっけ」
と先日思ったのだが、それはフランス語初級編のゾエのほうだった(汗)。
語学講座は、往々にして若い主人公や友人が外国を旅をするので、
私の頭の中で話や設定が混ざることが結構ある。すみません。

応用編は長谷川信弥先生とベルナルド・アスティゲタ先生の
『一歩先のスペイン語』、2022年後期の再放送だ。
これもフランス語応用編と同様、『今日の表現』の文章を
最初に聴いたあと、長谷川先生が当然のように
「聴き取れましたか?」
と仰るのだが、私には無理である(汗)。
予習で読んでいるから内容は知っているが、
各種動詞の接続法まで含めた活用形は、瞬時には頭の中で意味をなさない。
英文法と同じ理屈になっている箇所が大半なので、
説明されている文法事項や構文は問題なく理解できるのだが、
適切な活用形が私の頭の中で完成されるまでにはとてつもなく時間がかかる。
不規則活用などは辞書で調べないと心許ないのが多い。
……頑張ります(^_^;。

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LAタイムズ記者「大谷よ、大人になれ」米国民、日本語会見に違和感(MINKABU)

米国の野球ファンは、日本から来た選手は英語ができるべきだ、
直接英語でファンに語りかけるようでなければならない、と思っているらしい。
勿論、そうできるのならそれに越したことはない、と私も考えては、いる。
単純に、英語が「できる」か「できない」かの択一なら、
「できる」のが良いに決まっている。
大谷は英語ができなくても構わない、という話を、ここでしたいのではない。
米国で働く以上、基本的に英語は必要だ。巧いほど良い。明白な話だ。

しかしそれなら、日本に来る助っ人外国人選手(大半が米国系)が
全然日本語ができるようにならないのは、なぜなのだ。
何年居ても彼らは日本語で取材が受けられるようになど、到底、ならない。
自分たちだって、日本のファンに直接日本語で語りかけるべきではないのか。
なぜいつまでも「アーリガート」と「コニチワ」レベルに終始しているのか。
自分のところに来る日本人には英語を要求する風土で育っている一方で、
自分らが日本に行くときは、日本語ができるようにならなくてはならぬ、
とは、なぜ、考えないのか。

たとえばカープの投手だったクリス・ジョンソンなど、
日本に7年もいて、NPBで大活躍して沢村賞まで受賞して、
そもそも本人は父方祖母が日本人というクォーターだったが、
ヒーローインタビューはいつもいつも、球団通訳がつきっきりだった。
前のDeNA監督のアレックス・ラミレスに至っては、
来日して23年になるのに日本語が話せない、もしくは話そうとしない。
自分の日本語で健気に頑張ってくれたことで思い出せるのは、
カープのスペイン語通訳の(!)クレートさんくらいだよ、私は(^_^;。

日本人や日本の野球ファンは、それをどうこう言ったことなどない。
日本人とのクォーターでありながら、日本語が自由にならないジョンソンを
カープファンは皆、心から愛していた。
八丁堀を歩く彼を見かけると、片言の英語で話しかけたのは広島市民のほうだった。
ラミレスが「ヤジ飛ばされても、何言ってるか分からなければ楽」と英語で言えば、
それもそうだなあ、と笑って受け入れるのが日本人だ。
日本に居ながら自国語しか話さない外国人選手を、日本人はとやかく言わない。
日本語は、諸外国のどこの公用語でもなく、
日本を1歩出たらどこへ行っても通用しない(ので、外から来た人に日本語は無理)、
という前提に、日本人は慣れている。

一方、英語圏の人達は、英語が国際語であることを当然の前提にしている。
各国なまりの英語が存在する状況を、自然なことと捉えている。
だから自分の国に来る外国人も、英語を話すのが当たり前だと考える。
それでいて、自分たちが日本に行くとき、日本語ができなくてはならない、
とは考えない。
言語同士が対等であることを考えるとき、
この感覚は英語話者の驕りであり、
英語が世界語であることに甘えた自己中心であると私は思っている。
言語間に客観的な優劣は無く、各々の場所にはそれぞれの公用語がある。
米国で仕事をしているのに、大谷は英語ができないなんて不自然だ、
と主張するのであれば、
日本で野球をやっているのにいつまでも日本語ができない米人選手らも、
やはり不自然であると、彼らは非難しなくてはならないだろう。

使いものになる言語は英語ひとつだけ、という北米人は普通に多い。
彼らは、学校で習った外国語(スペイン語やフランス語)は喋れない。
ならば、日本で生まれ育った者が日本語しか話せなくても、
学校で習った英語を喋れなくても、何もおかしくないではないか。
「通訳を使わず英語で自分の意見を言うべき」と大谷に要求しておきながら、
日本に観光旅行に来て「コンビニ店員に英語が通じない」
などと、勘違いするアメリカ人を私は許さない(逃
「英語で道案内くらいできるようになりたい」
と言って英会話教室に通う日本人がよくいて、
そのくらいの英語もできない自分が恥ずかしい、などと謙虚なことを言うのだが、
むこうも英語ひとつしかできない人々なのだから、そんなに甘やかすことはない。
日本のただ中で、日本語以外で道を尋ねて通用すると考えるガイジンのほうが
間違うとるのだ(逃

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後期は毎年、何かと多忙で学習者としては完成度の低い時期だ。
今回も余すところなく学習したとは言い難い状況だが、
なんとかここまで継続して来ることができた。

 

フランス語初級編は、再放送のうえに内容が易しいので楽勝だ。
月~水はとても気楽な気分でやれている。
テキストは見ないでやる、というのを一応、自分に課している。
本当はディクテをやって、聴いてわかったつもりのところが
書けるかどうかも確認すると良いのだ、……とわかってはいるが、
そこまでする向上心も今のところ、無く……(殴)。

フランス語応用編は、内容的には満足してはいるのだが、
ある程度長さのあるフランス語の文章を音読したあと、
それの和訳を講師の先生が仰る、という構成に関しては、
私個人はあまり有意義であると思えない。
これは、今季の西山先生への不満ということではなくて、
ほかの言語の中級編や応用編でも同様に感じることが多い。
大学の90分や100分の講義なら、訳そのものも味わえて面白い筈なのだが、
講座では「たった15分しかない」ことへの、勝手な焦りが私には毎回あり、
「そんな、テキストに書いてある日本語を放送でまた読みあげるなんて」
という気分が、どうしても拭い去れないのだ。

限られた時間なら、その構文がどうなっているか、なぜその法や時制なのか、
熟語がどういう単語の組み合わせから成り立っているか、等々の、
文法的な解説や分析のほうを、私は主として聞きたい。
全訳はテキストに出ているので、いつでも見ればわかる。
それより、どうしてその日本語になったのかについて、
放送時間だから聞けるような話が聞きたいのだ。
多分このようなことは、以前、ロシア語の中級編だか応用編だかを
聴いていたときにも書いた気がする(汗)。
私の、ヘキなのであろうよ。

スペイン語は、入門編と言えど接続法まで網羅する講座なので、
2月は未来形・線過去・前置詞を伴う関係代名詞・llevar+時間+現在分詞、
等々、駆け足で多くの文法項目が扱われた。
スペイン語検定5級受験希望者のワタクシには有り難い内容であった(^_^;。
acabar de +不定詞、である一方planearやdecidirにはdeは付かず、
いきなり不定詞が続くんですね(^_^;。
私の頭の中で同じハコに入っていて、みんなdeだと思ってました(殴)。
だって、ほら、英語は全部to-不定詞ではないですか。
動詞のあとにいきなり動詞の原形とか、抵抗があって……(逃)。

スペイン語応用編は、非常に面白く聴かせて戴いている。
接続法だけに3ヶ月費やす講座で、私にはこなせない時制も出て来るのだが、
毎回のスキットが楽しいのと、初級を卒業した講座には珍しく、
スキットの全文をクリスティナさんのあとについて読むことになっていて、
この「くまなく学べる」感じがまた、私の性に合っている。
一方で、ある程度分量のあるスキットをすべてリピートするために、
やはり時間はかかるので、あとの練習問題は部分的にしか取り上げられない。
この内容の講座なら一回が30分あればいいのに、といつも思っている。

ということで、今期も3月号の終わりまで、あと少しとなった。
もはや、幾度となく迎えた、各期の終わり(^_^;。
365歩のマーチの如き私のフランス語・スペイン語ではあるが、
それでもときどきに1歩ずつは進んでいる、と思っている(^_^;。

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西検サイトが更新され、2024年度の試験日程が出た。
私が受けるとしたら5級で、一次試験しか無いから、
夏季は6月23日(日)、冬季は12月8日(日)だ。
村の神社の夏祭や年越祭と重ならないといいけどね(汗)。
そうでなくとも、仏検の準1級が秋しか実施されず、
七五三祭のために私はもうずっと機会を逃し続けているのだ。
DELEやDELFなどの国際試験は受験料が高いし、広島でやってないし(^_^;。
5000円くらいから気軽に近所で受けられる、
国内限定の力試し的なのが、趣味の語学にはほどほどでイイのよ(^_^;。

私がかつてTOEICにあれほど注力したのも、ひとえに受験料が安かったから。
TOEFLのほうが、試験としては頑張り甲斐があると思うのだが、
PBT時代に二度ほど受けたのみで、iBTになって以降は受験料が上がり縁が切れた。
さすがに、留学予定が全然ない者の道楽英語テストに1度で4万円近く出すのは、
私の金銭感覚では「無駄使い」としか思われなかった。
余生が無限にある訳ではないので、このあとはもう、
英語の試験は受けないだろう。多分(^_^;。

ときに、小学校英語指導者資格については、今年、更新をやめた。
資格取得後、単発の仕事は幾度か貰って、まあまあ使ったのだが、
還暦だし、もういいかなと思っている。
通訳案内士のほうも、確か2020年から、5年に1度の通訳案内研修が必須となり、
私は受けに行っていないので、県の登録は抹消されているかもしれない(^_^;。
どのみち通訳案内士として実働していないので、実害も皆無ではあるが。

ちなみに、検定と関係ないが、
運転免許証もそろそろ返納しても良いかなと思っている。
これから運転することは無いだろうし、更新だけ続けるのも面倒だ。
写真付きIDなら、運転経歴証明書でも良いしマイナンバーカードもあるし。
私が最も懇意にしているタクシー会社は、免許返納による割引を受けられるのが
65歳以上からとなっているのだが、ほかには年齢制限のない会社もあるし、
買い物やクリーニング、水道修理関連の、値引きその他の特典もあるので、
少なくとも次回更新はしない予定だ。
こういうところも終活というか、要らないものは終わらせ、
片付けて行くことが必要だなと思っている。

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1月は聴けていない日が結構多くなってしまった。
神社の用件が多くて早朝出発になる日は、朝の放送が聴けず、
余裕があれば帰宅してから午後の再放送を聴くとか、
らじる★らじる』で聴き直すなど、いろいろと対策を講じるのだが、
1月は連日朝から夕方まで忙しかったので、追いつけないまま、
『らじる★らじる』の聴き逃しも配信終了することが続き、
穴だらけになってしまった。

いずれ隠居して、1日の多くの時間を自分のために使えるようになり、
もっと丁寧にラジオ講座で勉強できる境遇になるのが
昨今の最大の夢であり目標であるのだが、
その頃にはNHKラジオ第二放送がなくなっていそうだよね(大汗)。
いつまでラジオ語学講座が存続してくれることだろうかと
最近は戦々恐々だ。
テキスト代(現在580円)だけで、これほど充実した講座を
たっぷり一ヶ月勉強できるなんて、本当に有り難いことなのに……。

ともあれ、先日、2024年度のNHK語学講座の予定が公開され、
フランス語スペイン語のラジオ講座は変わりなくあることがわかり、
私に関しては来年度もこのまま継続ということで、
ひと安心し、テキストも早速1年分を予約した。
両講座とも、前期の月~水は入門編でなく初級編という位置づけで、
若干レベルが上がる可能性があるが、新作なので聴いてみないとわからない。
木金の応用編はどちらの講座も再放送で、
フランス語は今放送中の『フランコフォニーとは何か』がすぐ再放送、
スペイン語は22年後期講座『一歩先のスペイン語』の再放送だ。
後期は忙しくて手薄になるので、前期講座としての再放送は有り難い。

2月に入ってからは、時間的に余裕ができてきたので、
今のところ聴き逃しは無く、継続できている。
スペイン語入門編、点過去・線過去・現在完了、
……過去分詞の性数一致を考えなくてよいのでフランス語より楽、
等と侮った気分で気持ちよく聞き流していたら、
deber+不定詞とdeber de+不定詞で意味が違う、
というのが出てきて、100万年ぶりに思い出した気分であった。
そういえばありましたよね、そういうの(^_^;!!
今まで全然意識しないで文脈で判断してました(殴)。
deberは英語のmustみたいなもん、という大ざっぱな理解でいたが、
deber+不定詞が「~しなければならない」、
deber de+不定詞が「~に違いない」、
と形でちゃんと区別があったのですよね(殴)。
つくづく、頭がザルだ。そこからかよ!

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神社仕事で早朝出発になる日以外は、ラジオ講座を聴けている。
朝の放送を逃した場合は、帰宅してから、
午後に時間が取れれば再放送orらじる☆らじる、
で補うようにはしているが、できていないところもある。
しかし無理はしないことにしているので、
このくらいでOK、と自分を許すことにしている(^_^;。

フランス語は、応用編が、特に内容の面でとても面白く、
本国フランスだけでない、世界各地のフランス語圏の状況が
毎回紹介されていて、大変興味深く聴いている。
今月前半は、カナダ、特にケベックのフランス語事情、
後半はハイチの歴史や言語状況について。

スペイン語は、多分、前も同じようなことを書いたと思うが、
入門編については「15分間に相当な詰め込み量だな(汗)」
との思いを新たにしている。
私は初めての学習ではないのと、英語の基礎があるのとで、
ポイントが複数あっても、一応はついて行けているが、
これが全くの白紙からの学習だったら、
相当に自主学習をプラスして、予習復習に努めない限り、
この講座は、進度が速すぎてキツいだろう。
第1週から第3週までひたすら新出事項と説明の嵐で、
え~、いっぺんにそこまで触れる?というくらいの勢いで進み、
第4週のみ、作文を主体とする復習を全事項について行う、という。

応用編は、スキットが毎回楽しく、かつ一回完結の内容なので
自分のデキなさ加減を思い知らされる場面は多くないが、
私は「ここは接続法を使うんだな」とはわかっていても、
動詞を適切なかたちに活用できていないことが多い(汗)。
今月は接続法の時制をひとつずつ丹念に見て貰えたので助かった。
どういうときに接続法を使うかは、
英語のshouldの特別用法と重なる部分が多いので、
イメージとしては掴みやすいと感じている。

忙しいので疎かになりがちな後期講座だが、
フランス語スペイン語ともに、既に半分にあたる3ヶ月分が終わった。
節分が終わるあたりでおそらく一息つけると思うので、
残る数ヶ月をなんとか頑張りたいと思っている。
来年はスペイン語検定の5級を受けられるようでありたい、
と、一応は目標にしている(^_^;。

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ここに記録できていなかっただけで、一応やっては、いる。
ほぼ途切れずに毎朝、聴くことだけは継続している。

フランス語入門編は、10月からは2022年春期講座の再放送で、
正真正銘の易しい(優しい)入門講座なので、楽勝だ。
ただ、「実践しよう!Pratiquons!」のところで、ときどき、
テキストに載っているのと違うことをさせられる箇所があり、
性格的に予定調和を好む私は、ときどき居心地が悪くなる。
次はコレ、と思って準備が出来ているのに、
思いがけないことを要求されると、
やるつもりになっていた「コレ」は、どうなるの!?と
そっちのほうに引きずられてしまって、少々、集中を欠く。
講座内容が平易であるだけに、無視できるレベルの話ではあるのだが。
最後の「今日のひとこと Le mot du jour」は毎回面白い。
ことわざ的な表現が紹介されていて、すぐ使ってみたくなる。

フランス語応用編は新作『フランコフォニーとは何か』。
西山教行先生とジャン=フランソワ・グラヅィアニさん。
フランスだけでなく世界各地にあるフランス語圏を取り上げ、
現地でのフランス語の位置づけや、本国フランス語との違い、
など内容的にとても興味深い。
欲を言えば、「練習 フランス語で言ってみましょう」の箇所が
文が短い上にヒントが丁寧で、この講座のレベルとしては易し過ぎるのでは、
という気が、毎回している。
負担なく出来るのが、受講者にとっては継続のポイントでもあるけれども。

スペイン語入門編も昨年春の再放送で『サトシとおしゃべり猫ソルバ』。
スペイン語検定6級を取ってから、……というか受験のために勉強してから
自分なりにスペイン語がよくわかるようになってきた手応えがある。
6級は基礎的な級だが、文法を整理する、良い機会となったと思っている。
スペイン語はフランス語とよく似ているが、
完了形で過去分詞の性数一致を考えなくて良いのは助かる(^_^;。
この入門編は、普段の回では練習問題などがないので、
マリアさんと一緒に音読する以外では、ほぼ受け身になる。
限られた時間で文法を網羅しようと頑張っているという印象だ。
そのぶん、第四週が全部復習回になっていて、
ここではスペイン語作文が続くので、四週目だけ大変能動的だ。

応用編は新作で、『これで完璧!接続法』、
福嶌教隆先生とクリスティナ・センザノさん。
福嶌先生は大変ユーモアのセンスのある方で、かつイラストの達人でもあり、
福嶌先生ご担当の講座は内容的にも講義そのものも、大変楽しい。
音読するとき、クリスティナさんが丁寧に区切って、
模範をやって下さるのが有り難い。
ついて行くこちらも丁寧にやれる。
接続法はフランス語にもあり、学習者にとって大きな課題のひとつなので、
これに6か月間、集中して取り組むのはさすが応用編という感じがする。
私にとっては用法そのものは、概念として頭に入っているものが大半だが、
活用形で道に迷うので、『スペイン語動詞変化表』(大学書林)必携だ。
テキストの最後にも動詞の活用が掲載されているので、大変助かっている。

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書く機会を逸していただけで、NHKラジオ語学講座は、
8月も9月も、ほとんど毎日、続けては、いた。
9月末までで前期講座が終わった。

フランス語初級編は、実質「初級から中級へ」と言える内容で
半年間、きっちりと初級文法をおさらいして貰うことができ、
私にとってはここ何年もなかった傾向の講座で、とても役立った。
仏語力として余裕はあったが、寝ていても出来るというほど安易でもなく、
即答し損なうレベルの問題もあり、巧く文法の穴を埋めて貰えたと思っている。
間接話法や時制の一致までカバーして貰えたし
条件法の様々な用法に触れて貰えたのも有り難かった。
杉浦先生の落ち着いたお声はとても聞きやすくて良かった。
また、講座中、マリ=ノエルさんが日本語をお話になる箇所はなかったが、
冒頭の「頑張りましょう!」の一言だけで日本語の発音の良いのを感じた。

フランス語応用編は、前年の後期講座がすぐ再放送になったものだったが、
私にとって最適なレベルであったので、得るところが大きかった。
放送後に毎日の復習を丁寧にやれればもっと良かったのだが(汗)。
関係代名詞lequelも、私の永遠の(殴)弱点だなと思った。
auquel、duquelとかたちを変えつつ、先行詞と整数一致させる、
みたいなことが咄嗟には全然できない。
これに限らないが、理屈はわかっているが速く出来ないことが多々ある。
大塚先生は言語明晰で説明もクドくなく、素晴らしかった。
クリスティーヌさんと一緒に音読するのは、毎回とても心地よくて、
今季の応用編は言う事無しだった。再々放送はさすがに無いか(汗)。

スペイン語初級編は、私のスペイン語検定6級受験に本当に役立った。
こちらは毎回、ヒントが親切すぎるほど出されるので、
『言ってみよう!』の箇所は楽勝だったが、
復習回の冒頭にスペイン語作文させられるのが案外キツかった。
それと、ジョン・ダビッさんのスペイン語を聴いていて、
[s]の有声化についてしばしば意識させられた。
たとえば「3時」はlas tresでこれだけなら語尾は[s]なのだが、
「午後3時」となってlas tres de la tardeとなるときには、
うしろにdeと有声音が続く影響で、tresのsが[z]的に発音される。
Es naturalとかEs verdadの[s]も同様に[z]っぽくなる。
音韻論的には[s]も[z]も同じものになるが、自分も巧く有声化できたら
スペイン語としてカッコ良くなるかも(^_^;、みたいな感じがした。

スペイン語応用編は、私のような初級者でも読めればついて行けて、
部分的にでもわかればそれを学習に役立てることができる、
という点で、とてもやりやすく、休まず続けることができた。
リディアさんの模範音読は、意味のまとまりごとに区切る箇所が
わかりやすくて、読み方としても考え方としてもとても助けになった。
塚原先生は毎回実に「過不足なく」という印象の説明で、これも良かった。
Practicamos un poco masで出て来る例文の問いと答えにしても、
少ない量で実に中庸を得た感じの「巧い」答え方が提示されていて、
スペイン語のみならず、英語や日本語でさえも、
こういう返事の仕方は参考にしたいものだと思ったほどだった。
『挑戦しよう』の箇所は、できる日とできない日があったが、
そこは自分のスペイン語力が低いので致し方ないと思い、
あまり追求はしなかった。

4月からこの半年間、ほぼ毎朝、放送を聴くかたちで継続でき、
それは私の日常が概ね、落ち着いていたということでもあり、
とても有り難く思っている。
後期も継続する予定だ。

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6月25日に受験したスペイン語技能検定6級の、合格通知が来た。
合格基準点70点のところ、86点での合格だった。
基礎の基礎である6級だし、長い学習歴を考えるとお粗末な点数だが、
でも合格したのはやはり嬉しい。ここは素直に喜んでおこう(^^)。

 

受験した頃に、ネットでいろいろ体験記を読んでみたところ、
スペイン語検定の結果通知は、合格したときは大きな封筒で、
不合格のときは普通サイズの薄い封筒で来る、と書いてあったので、
郵便受けに、日本スペイン協会の、黄色いA4サイズ封筒を発見したとき、
「ウかったのね(^_^;」と開封しなくてもわかった。

同封の結果通知書の末尾にも明記されていることだが、この検定は、
平均点や合格率、受験者数等のデータを公表しないことになっている。
問題用紙は会場で回収されるし、模範解答の配布や掲載もなく、
大まかな対策本は市販されているのみで、過去問の販売も無い。
ちょっと今時珍しい情報の無さだなと、いろいろ思うところがあった。

それでも、試験を受けるために準備することや、
試験中に少しでも良い解答をしようと記憶を総動員して頑張ること等で、
スペイン語の知識がよく整理でき、力が伸びたと感じているので、
次の機会があれば5級を受けたいと考えている。
冬季試験は私が個人的に忙し過ぎて駄目なので、
最短で次回は来年の夏季検定になりそうだ。

上記のとおり、非公開情報が多く、対策の立てにくい試験なので、
引き続きラジオ講座『まいにちスペイン語』を丁寧にやるのが、
私にできる、試験対策のメインとなるだろう。
あとは単語帳的なものをひとつやるのが良さそうだ。
今回もかなり語彙力テスト的な感じがしたので。

ともあれ、合格できた(^^)。良かった(^^)。

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今月後半は基本的にずっと家にいたので、
ラジオの語学学習に腰を据えて取り組むことができた。
私は本当にこういう生活が向いている。
家で、一人で放っておいてくれれば、時間を有効活用できる。
いや、フランス語やスペイン語の文法に固執するのが
果たして本当に時間の有効活用なのか、という問題はあるが(^_^;。

フランス語初級編は、なかなかやり甲斐がある。
文法演習に関しては、これまでの講座にほとんどなかった、
入門と中級の間を埋めるレベルになっていると感じる。
半過去による勧誘表現や、大過去、間接疑問文、条件法の使い方など、
指示通りに即座に転換したり必要な箇所を代名詞に置き換えたりするのは
結構キツい、ということがよくわかった。
ゆっくりならできるのだ。問題は相変わらず瞬発力だ。
練習量が足りないということですね(^_^;。

フランス語応用編は、再放送なのでひととおりは知っている内容だが、
中性代名詞yとenや、非人称構文など、穴になりやすい箇所を
まとめて貰えるので、良い復習になっている。
このレベルの講座を集中的に受けられたら、もっと楽しいだろうに!
私の頭の中で、語彙がスペイン語と混ざるのはよくあることだが、
きょうの書き取りで、*qui esと書いたまま、
何もフシギに思っていなかったのは、さすがに(汗)。
esはスペイン語serの3人称単数だ。フランス語ならest。
発音は同じではあるが、いくらなんでも……。

スペイン語初級編は、とてもホド良い。
今の私には、このレベルのトレーニングがいちばん必要だ、
と感じるところが多い。
解答欄のスペースが、実際に記入して使えるほど広いのも
とても気に入っている。
ただ、ときどきヒントが丁寧すぎるかな、と思うことがある。
次の日本語をスペイン語で言ってみましょう、
みたいな問題のとき、私は性格的に、すぐ答えを言いたいのだが、
『性数一致に注意して言ってみましょう』とか、
『「持っている」は動詞tener、「本」はlibrosと複数形にして
言ってみましょう』みたいな説明がつけ加えられてから、
チッチッチッチッチ…とタイマーのような音が始まり、
リーン♪と鳴ったあと、正解のスペイン語が読み上げられる、
という順序になっていて、やや、もどかしい。
開講4ヶ月目の終わりに今更こんなことを言って申し訳ないのだが、
あれはそもそも、どういう意図なのだろうか(^_^;。
チッチッチッチのところで生徒は自分の答えを言うのか、
リーン♪までの間に熟考しておいて、先生と同時に正解を言えば良いのか?

スペイン語応用編は、私にはこなせない時制も容赦なく出て来るが、
語彙としては積み重ねて行けば初心者にも意味のあるものが多く、
「ついて行けない」と痛感するようなことはなく、継続できている。
リピートのためのポーズも丁度良いと感じられる。
説明があり、例文が読まれ、自分でリピートができ、
時間的にそれらの作業がピタリピタリとはまり、過不足がないので、
とてもキレイに15分間学習できて、心地よい。

来週から早くも8月号に突入する。9月までで前期が終わりだ。
ラジオ講座をやっていると、半年経つのが本当に早いと実感できる。

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