ようやっと某老人ホームの面会禁止が解けたので、
午後、神社での天長節祭典のあと、自宅への帰り道に、寄った。
1月後半に発覚した入居者さんのコロナ感染から、クラスターになり、
全体が終息するまでだいたい一ヶ月はかかった。
うちの両親も漏れなく罹ったが、さすがにワクチン5回が効いたのか、
それともラゲブリオ等の内服治療が良かったのか、
2人とも物凄い高齢であるにも関わらず、ほぼ無症状のまま、
元気な状態で経過し、順調に療養解除となった。
フロア全体がクラスターになっていた間は、
普段の食堂スペースを臨時の病室にして、
感染者はベッドごと全員そこに集められていたのだそうだが、
今はすでに皆、本来の居室に戻っていた。
父は、仰向けでぐっすりと寝ていた。
スタッフさんのお話では、きょうは血圧が高く、傾眠状態に近いので、
系列病院の先生に往診して頂いたのだそうだが、
特にどこがどうということもなく、経過観察になっている、
とのことだった。
朝と昼の御飯は完食したそうで、寝顔もツヤツヤであった(^_^;。
「寝よるんかい(^_^;?」
と肩のあたりを撫でながら声をかけてみたが、目覚める気配はなかった。
母のほうは、やはり最初は昼寝していたが、父よりは反応が良く、
私の気配に気付いて目を開け、笑顔を見せた。
……が、母もまた話はわけわかめ状態で、
神社の宮司さんでない神主さんは禰宜(ねぎ)さんと言う、とか
珍しいものは皆が勝手に取っていったらいけない、とか
皆で雛人形を飾れば、楽しいから尾ひれがついて広まる(←謎)、
等々と、脈絡のない話を次々にした。
私は辻褄のあった返答をするのを諦め、
「せやろな」「そやったんか」「なるほどな」「そりゃそりゃ」
等々とテキトーに(殴)合いの手を入れているうちに、
母がまた寝入ったので、終わった(^_^;。
寝ぼけも入っているかもしれないが、
どうやら、ほぼ、話は通じなくなっているようだった(^_^;。
コロナ後遺症のbrain fog、……では、さすがに無かろうよ、
老化現象としてあり得べきこと、だろうよな(^_^;?
これでも、もしかして日によって調子の良し悪しがあるのだろうか。
何にしても、特に苦痛があるような様子でないのが、何よりであった。
正気だった頃より、母はずっと機嫌が良くなっているし。
両親ともに、このまま穏やかにと願うのみ。
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