昨日、労組の話を書いていて思い出したのだが、
私が婦人部の活動で最も困惑したのが、
『生理休暇を取りましょう』
と職場の女性たちに働きかけなければならなかったことだった。
労働基準法にも明記されている権利なので、
取るのは全く問題がないのだが、
なにしろ個人の体調には差が大きいものだから、
この制度がある御陰で本当に救われている人から、
年に一度たりとも思い出さない人まで結構いて、
トータルとしては、この特別休暇はあまり省みられていなかった。
『権利なのだから皆で公使しないと、剥奪されてしまう。
切実に必要がなくても、健康を守るために積極的に取って下さい』
と本部のほうからも言われるので、私は婦人部会のたびに、
取りましょう、取りましょうと連呼していたのだが、内心では、
『年休でなんとかしたい気持ちは、私にも、あるな』と思っていた。
こういうのって、今で言う個人情報ですよね???
トップシークレットを公開しないと、権利が公使できないって
・・・・・・(泣)。
そういえば、先日会った、某高校教諭の友人Oが言っていたが、
今年度からメタボ健診が義務づけられたために、
学校の先生方も全員、腹囲を計られ記録されるのだそうで、
友人Oは、これを校長に見られるのがイヤで仕方がないとのことだった。
「人間関係もできてない、新任の校長に、なんで4月にいきなり、
私の腹囲を知られにゃならんのか!旦那でさえ知らないのに!
体重や血圧だけでも、知られて嬉しいことなんかなかったのに!」
と彼女は怒っていた。
「校長が廊下で私に会ったとき、内心で、
『この女、ハラマワリ92センチ。ぷぷ』
と思っていないなどと、どうして言える!?
成人病由来の疾病で突然死しでも、校長の責任は問わない、
と書いて血判押してやってもいい、私は個人情報を守りたい!!!」
と友人Oの勢いはとどまるところを知らなかった。
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