転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



きょうは、朝8時過ぎの新幹線で広島を発って、
新大阪から鶴橋を経由して近鉄に乗り換え、
伊勢市に昼前に着いた。
伊勢の神宮に家族揃って初めて参拝した。

・昔は外宮しか公開されていなかったが、
今では内宮も参拝できるようになっていて、
社の成り立ちや、式年遷宮祭の御用地など、
内宮外宮どちらも同じような仕組みになっている、
ということを、直に目で見て理解することができた。
・・・と我々夫婦はそれなりに関心を持って見ていたが、
娘がどの程度、意味を理解していたかは、謎(^_^;。
十年くらいしたら、「うそぉ?行ったことあったっけ?」
などと言うのでは・・・。

・内宮に向かう宇治橋を見て、
「赤福のパッケージの絵だ~!」
と感激したワタクシは、大いに穢れを払う必要のある人間だった。
神宮大麻を丁寧にお祭りしている実家に生まれ育ったのに、
なんとゆー不見識な人間に育ったのでしょうか。

・「伊勢の斎宮、というのは、今は無いの?」
と突然、思いついて訊ねてみたが、主人も「さあ?」と、知らなかった。
私にしたところが、何か歴史の知識があるわけではなくて、
確か漫画『日出処の天子』で石見や神宮の斎宮の話が出ていて、
それでなんとなく記憶に残っていたに過ぎなかった(^_^;。
帰ってから調べてみたら、斎宮というのは南北朝時代で終わっていた。
ただ、私のイメージした「未婚の内親王が斎宮になる」に近いものとして、
現在は昭和天皇の第四皇女でいらした池田厚子様が
神宮斎主をお務めになっているとのことだった。

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伊勢  


家族で伊勢に来た。

もちろん参拝したが、なんといっても大事なのが赤福本店。
赤福のコマーシャル《鶴の恩返し版》を覚えていて
赤福餅の歌まで歌える私は関西人。


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のちほど、ポゴレリチblogのほうにこの記事は移しますが、
ひとまず、お知らせを兼ねてこちらに
(情報下さいました某氏に心からお礼申し上げます)。

ポゴレリチの、ショパンのソナタ2番が英BBCで放送されます。
81年1月26日ザグレブのリジンスキ・ホールでの演奏のようです。
前に、同じ演奏会からショパンのエチュード作品10-8も
BBCで放送されたことがありました。
以下、どちらの時間帯に聴かれても同じ内容です。

01 April 2007 3.37am
http://www.bbc.co.uk/radio3/throughthenight/pip/rplwr/
02 April 2007 04:37AM
http://www.bbc.co.uk/radio3/euroclassicnotturno/playlist070402.shtml

時差は、日本が8時間進んでいる、・・・で合ってます!??

(追記)→違いました!!すみません!早速メールにてお知らせを頂きました。
西ヨーロッパは、つい先日の3月25日から「夏時間」の期間に入ったため、
日本との時差は今、「7時間」だそうです。多謝~<m(__)m>!!

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『怪談 (2006)』公開初日決定という話題が出ていたのだが、
あの~~~、ちょっといいですか、
これの主演の欄に、音羽屋の旦那さんの御名前があるのは誤りで、
本当は、息子さんのほうですよね??そうですよね???
(後日記:この文章をUPしたときには、キャスト欄の新吉のところに
『尾上菊五郎』と書いてあったのだ。今は『菊之助』に訂正済み)

旦那にお尋ねすれば「わたし演りますよ勿論」と即答なさるでしょうが、
黒木瞳の豊志賀だと、年が釣り合わなさ過ぎるので(爆)。
なさるんでしたら旦那は親父の深見新左衛門がよろしいかと。
酒乱役、上手そうだし(逃)。

ちなみに、この怪談の元ネタは古典落語『真景累ヶ淵』だが、
私は歌舞伎の『豊志賀の死』のほうが馴染みだ。
以前、初めて歌舞伎を見る友人を歌舞伎座に案内したとき、
演目のひとつがこれで、中村芝翫の名舞台だったのだが、
観る前に、友人が、
「トヨシガノ市、って今の何県にあるんですか?」
と訊ねたことが、あれからずっと忘れられない。

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赤坂議員宿舎:3分の1以上も空室 格安批判で敬遠(毎日新聞)
『新築された衆院赤坂議員宿舎(東京都港区)の入居予定者が総戸数300戸を大きく下回り、3分の1以上は空室のまま4月の入居が始まる見通しだ。「格安家賃の豪華宿舎」と批判が強く、野党を中心に辞退・保留者が続出しているためだ』『同宿舎は国会に近い都心の一等地に建てられた地上28階・地下2階建ての高層マンション。3LDK約82平方メートルの家賃は月約9万2000円で、民間相場の約5分の1といわれる』

官舎住まいのルサンチマンが根強い私は僻み根性のカタマリだ。
「宿舎」のくせに新築だなんて、わたしゃ聞いたことがないぞ?
しかも3LDKぇ?28階ぃ?

ただ、私にはまだ、最低限の理性が残っているので、
議員が惨めな暮らしをしていればこちらの気分が晴れる、
とも思っていない。
仮に、個々には素行に問題のある人たちがいるとしても、
彼らは我々が選んだ、我々の代表なのだから、
それなりに安定した暮らしが必要だろう、
という判断力も、私は今のところ、持っているつもりだ。

で、素朴な疑問なのだが、なんで9万2000円の設定のままなのだろう?
民間相場の五分の一、というのが非難のモトなのだから、
つまり家賃の設定を今の五倍に直せば良いのでは?
仮に、議員の給料ではそんな家賃じゃ到底埋まらない、というのなら、
前述の通り「我々の代表」的優遇を加味して三倍くらいではどうだ?
それでとにかく宿舎を満室にして、きっちり家賃を取るのだ。
焼け石に水かも知れないが、国庫収入になるし、無いよりマシでは?

話のレベルが違い過ぎるが、主人のギョーカイでは、
官舎を空けておくことはとても嫌われ、
お湯が出ないようなボロ部屋にでも必ず我々は入居させられたぞ?
配慮だか意地だかデモンストレーションだか知らないが
新築を横目で見ながら、わざと空き室にしておくなんて、
最悪の、税金無駄遣いではないか。
それこそ資産価値が下がるだけだし。
非常識な贅沢物件だとしても、建っちゃったもんは仕方ないのだから、
せめて、自分たちでお金を出して活用したらどうなんだ(--#)。

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子供会のお別れ会で、映画鑑賞とお食事会があった。
映画は、公開中の『ハッピー フィート』。
歌で求愛し合う皇帝ペンギンの世界に生まれながら、
音痴で全く歌えず劣等生だった少年ペンギンのマンブルが、
生来のタップダンスの才能を活かして、自分の道を見つけ
最後には仲間を危機から救うことさえ成し遂げる話だ。
結末は、動物愛護とか環境保護に関する問題提起めいていたが、
そこは、まあ娯楽なのであまり追求しないことにして・・・・(^_^;。

もとは2006年制作のアメリカ映画で、
当初、実写が検討されていたそうだが、
ペンギンにタップダンスを覚えさせることが不可能だったため(爆)
CGアニメーションになったとのことだ(詳細はウィキペディア)。

物語としての面白さやテンポの良さもさることながら、
フルCGの威力が全開になった、雄大な雪原や深淵な海中の光景、
それにスピード感あふれるペンギンたちの泳ぎや滑りなど
映画の大スクリーンならではの、視覚的な迫力が素晴らしかった。
南極の急斜面をペンギンたちが滑り降りる場面では、
思わず、スキーを履いた気分にさせられ、
イスの下で私の両足はボーゲンになって踏ん張っていた
(「怖い~~(T.T)!!止まらない~~(T.T)!!!!」と)。

少年ペンギンのマンブルが、あまりにも音痴なので、
ペンギン学校に保護者がよばれ、教師から注意を受ける場面で、
担任の先生の苦言に頭を垂れて恥じ入る両親と、
少し離れたところで雪原の氷を蹴っ飛ばしながら待つマンブル、
という構図が、とても可笑しかった。
洋の東西を問わず、ああいう場面ですることは同じなのだなと。
私も、先生を見ると何も言われないうちに謝り始めるような人間なので
ペンギン両親の苦悩がよくわかったが、同時に、
娘には、無理なことを期待しては可哀相だなとつくづく思った(爆)。

マンブルが途中で出会うアデリーペンギンの5人組アミーゴスが、
とてもゴキゲンで私は何よりも気に入ってしまった。
彼らの陽気さは、公式サイトのキャラクター紹介によれば、
『ホンモノの負け犬になるところを、お互いの存在でカバーし合っている』
という性質のものであるらしいのだが、あの台詞回しの呼吸は圧巻だった。
アミーゴスには、娯楽の神髄を見た思いだった(^_^;。

追記:全編、名曲揃いの映画なのだが、私にとって感動的だったのは、
ペンギンたちの卒業式の晩、オーロラの下でのパーティーで、
美少女ペンギンのグローリアの歌ったのが、
QUEENの『Somebody to love』だったことだ。
ふれで先生は、今も、こうやって生き続けているだな~と(感涙)。

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ネットサーフィンしていたら、
「しばらく放置していたパソコンが勝手に立ち上がってきて驚いた」
という記述があった。
Wake機能やスケジュール機動の設定の仕方によっては、
忘れた頃にパソコンのスイッチが自動的にONになる、
ということが起こるのだそうだ。

これを読んで思い出したのだが、私は以前、今治にいた頃、
主人が出勤したあと、彼の部屋から人声が聞こえてきて
腰を抜かしそうになったことがあった
(この話は、当時、友人のところの掲示板に書いたので、
当時から私を知っていて下さる方の中には、
もしかしたらご記憶の方もいらっしゃるかもしれない)。

それは、その日の朝9時頃のことで、
既に主人は出勤しており、私が掃除にかかろうとしたときだった。
掃除機を出し、主人が書斎にしていた部屋のドアの前に行ったら、
中から、ぼそぼそ、ぼそぼそ、と複数の男の声が聞こえたのだ。
何を話しているのか聞き取れないほど低い声だったが、
確かに男が、多分ふたりで、話し合っている声だった。

泥棒?変質者?・・・・もももしかして、幽霊とか!?

私は顔から血の気が引きそうになったが、
とりあえず玄関とベランダを見て
自分の退路が確保されていることを確認したうえで、
意を決してドアに近づき、少しだけ、そっと開けてみた。

「・・・・、・・・・、・・・・」
「・・・・・・、・・・・・」

恐る恐る覗いてみたら、・・・・な~んだ。
話し声の正体は、テレビだった。
主人が出かけたあとの、薄暗い部屋の中で、
テレビだけがコウコウと点いていた。
主人が消し忘れたか、タイマーを解除し忘れたか何かで、
必要のないこんな時間に、電源が入っていたようだった。

驚かすんじゃないよ、まったく!

とテレビに向かって言いそうになった、その瞬間だった。
それまでぼそぼそだったテレビが、いきなりハッキリと喋ったのだ。

やっと気がついたようですねえ
そうですねえ

・・・・・・・・・・・!!
私は今度こそ、その場にヘタり込みそうになった。

メジャーリーグの中継をやっていたのだった。

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クレイジーキャッツの植木等さん死去(nikkansports)

記事に見る限り、とても安らかに旅立たれたようだ。
数々の映画から元気を貰った者として、心からご冥福をお祈りしたいと思う。

無責任シリーズとか日本一のナントカ男シリーズは、今観ても、
「さあ!日本はこれからどんどん良くなる!」
という、当時の躍動的な気分を感じることが出来て、とても爽快だ。
見終わったあと、こちらまで、
「よっしゃ~!」
という元気が(ほとんど意味不明の元気だが)出るような気がする。

私は『日本一の男の中の男』(1967年)がかなり好きだった。
植木等扮する「小野子等」の調子の良さは勿論だが、
水谷良重、木の実ナナ、奥村チヨ、伊東きよ子あたりが、
かなり些細な役どころで出てきてしまう豪華さも、
ちょっと後の世代の私から見ると感動モノだった。
作品中の「ミス・パララン」のCMは特に忘れがたい。

『会社がつぶれる?つぶれたらまた作ればいいんですよ』
なんていうフレーズは私にとって、ある意味、癒し系(^_^;だ。
同じ人生の持ち時間なんだからクヨクヨするだけアホらしいな、
と思えて来るではないか。

DVDを探して、また観たいと思った。

日本一の無責任男★植木等度チェック

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入試が終わったら行こうと、娘と約束していたので、
きょうは、福山の「みろくの里」に行って来た。
ここは、以前、子供会行事の遠足で行ったことがあって、
娘がいたく気に入り、また行きたいと、ずっと言っていたのだ。

三年前、その子供会で行ったときは貸切バスだったので
行きはカラオケで、子供らの悲鳴のようなSMAPを聞かされ、
帰りは映画「千と千尋の神隠し」の鑑賞で、
私の隣に座ったよそのムスコが
「これからあの両親が豚になるんよ」「ハクは白い龍なんよ」
と、小出しにネタバレをやってくれたものだった。
オマケにそのときは、見終わらないうちに帰着してしまったので、
私はあの映画の最後がどうなるのか、いまだに知らないままだ。

・・・などということをつらつら思い出しながら、
きょうは奮発して新幹線で行った。
福山は頑張れば在来線でも行けるのだが、やはり時間が惜しかった。
広島から福山までが、ひかり或いはのぞみで25分ほど、
福山駅からは鞆鉄(トモテツ)バスで直行30分弱だった。

娘には、これまた奮発してフリーパスを買ってやったので、
彼女は乗り物に乗り放題で、午前11時から午後3時半まで遊びまくった。
一方私は体力がないので、ひなたぼっこをしていただけだった。
98~99年頃、宝塚ファミリーランドで、結構ひんぱんに、
こんなことをしていたなと脈絡無く思い出したりした。
あの頃の娘は幼稚園に行ったか行かないかくらいの年齢で、
背が足りなくて乗れない遊具があったりしたものだった。
子供の頃私が遊んだ大人形館で、3歳児だった娘も遊び、
そして今、ファミリーランドは、もう、なくなってしまった・・・。

娘は乗り物酔いをしない体質らしくて、
目のまわるようなアトラクションを特に好んで乗った。
これは小さい頃も今も変わっていなかった。
きょうなど、下りたらまた入り口の列に並び直して
同じ乗り物に二連続で乗ったりしていた。
振り回されたり、高いところから突き落とされたりと、
金を払ってまでわざわざ怖い思いをしたがるなんて、
人間とは困ったものだ、とつくづく思った。
いやまあ、私も二十代までは絶叫マシーンが大好きでしたがね(^_^;。

「一日中遊ぶ、ってこういうことを言うんだね!」
と娘はとても喜んだ。
まるで、今まで遊んだことがなかったような台詞だった。
そして娘は、
「今度は、倉敷チボリに行ってみたいな~」
と性懲りもなく言った。

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我が家は新築マンションだったので、
私は忘れていたのだが、この春、一年目点検を迎える。
点検に先立って、先般、チェックシートが配付され、
それには、各自、気になる箇所を記入して提出せよと書かれてあった。

一年目点検の時期にしか、受け付けて貰えない箇所もあるので、
めいめいで規約をよく読んで、気づいたところはとにかく指摘し、
この機会に直せるところは最大限、直して貰うのがよろしい、
と、先日の管理組合総会で理事長さんからもお話があった。

私は官舎暮らしが長かったので、要求水準が極めて低く、
キノコが生えない・壁がカビない・ムカデが出ない、というだけで、
このマンションは宮殿にも等しい上等な住まいに思われたのだが、
「チェックシート1枚では記入欄、足らんがな」
という住人もあり、こういう方の感覚からすると、私なんてのは、
「貧すれば鈍する」というのか、いやちょっと違うのか、
とにかく、これまでの基準があまりに情けないものだったために、
自分の判断力が、相当、破壊されていたことを痛感した。

洗面所の床材がところどころ浮き上がっている、とか、
フローリングの継ぎ目に、空いているところがある、とか、
和室の鴨居が若干、歪んでいる、とか、
リビングの壁紙の継ぎ目が不揃いに目立つ箇所がある、とか。

どんな小さなことも、「私の手入れが悪かったか?」などと遠慮せず、
ましてや私のように「住めるじゃん?オールオッケー」などと受け入れず、
努力してでも不都合を見つけ出してチェックシートを全部埋める、
というのが正しい「一年目点検」の利用の仕方だそうだ。
そうしないと資産価値が下がり、自分自身が損するだけだ、
と私はこのほど、住人仲間から新しい知識を授けられた。
まさに目からウロコだ。民間会社とのつきあい方をひとつ学んだ。

官舎では、クレームなんてつけたら、いけませんでした。
例えば和室の建具なんて、官舎基準では、
「ふすまの枚数が足りている」という時点で全然OKで、
仮に、サイズ的に変で、まっすぐ閉まらないとしても、
それをうかつに営繕課に言いに行ったりすると、
オマエが何かやったから歪んだんだろうと逆に因縁つけられ、
修繕費を取られるのが関の山なので、
極力、黙して、バレないようにするのが務めだった。

そういえば思い出したが、あれは松江だったか神戸だったか、
「網戸が破れている」
と私がその官舎に入居した当日に指摘したら、営繕の人に、
「いや、網戸はもともと官舎のものではないので」
と、かろやかに、いなされたことがあった。
網戸はそもそも、ついてないのが初期設定であり、
私の指摘した破れた網戸は、先住民が個人的に残した遺産だったのだ。
どんなもんだ、この「資産価値」とは別世界の出来事!
まだ元気だった舅が、ホームセンターに出かけて材料を買って来て、
くわえ煙草で作業して、網戸を全部、なおしてくれたものだった。

官舎の点検では、不都合は極力、隠してバレないようにする、
マンションの点検では、不都合は最大漏らさず、あばいて申し立てる。
私は、意識の転換をはからねば、としみじみ思った。


追記:・・・・・・という話をするまえに、主人に、
「なんかチェックシートに書くことある?」
と聞いたら、
「いや、全然?なんも気づいたことないけど?水とかもちゃんと出るし」
という返事だった。
彼も、やはり官舎暮らしで魂を汚染されていたようだ。

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