転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



いよいよ明日から三月と言うことで、
娘たちの、卒業式の練習が本格化するらしい。

時代が『仰げば尊し』でないことは以前からわかっていたが、
もうひとつ、私は今年になって今更気づいたことがあった。
それは、昔なら必ずあった「送辞」「答辞」が無い!
ということだった。

かわりに、何があるかというと。
よびかけ というものが定着していたのだった
(他校の例だが、こんな感じ)。

ひとりずつ、自分の言う一行が決まっていて、
そのほか、全員で言うところや、クラスごとに言うところ、
男子だけで言うところ、女子だけで言うところ、
在校生が言うところ、等々と割り当てがあり、
当日、全体がスムーズに進むように、
子供らは卒業式まで何度も皆で練習するのだという。

私「じゃあ、自分のところだけじゃなくて、全部覚えておかないと、
 自分の番が来たときにサっと言えないよね。覚えるの大変だね」
娘「んなこたないよ。前の人のだけ覚えとけばええんよ」
私「『あの台詞が出たら、次はアタシだな』、ってか」
娘「そうそう♪」

そんなやり方じゃ、あとで泣きをみるよ。
前のヤツが間違えたらアウトじゃんね(--#)。


・・・・私は、どうも、当日、聞きながら、
次々と内心でツッコミが浮かんできそうな悪寒。

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今朝、私が脱衣場で着替えをしていたら、
入ってきた主人と鉢合わせしてしまった。
一応、恥じらいのケくらいは残っていた私は腕で前を隠した。

夫「うわ」
私「・・・・(--#)」
夫「メメクラゲが・・・・」

なんで言うにこと欠いて、つげ義春なんだよ!!
絵画鑑賞が趣味のくせに、ボッティチェリあたりは、
どうしても連想せんとゆーのだな(--#)。


註:「メメクラゲ」とは、つげ義春の漫画『ねじ式』に出てくる、
正体不明のクラゲの名だ(作者は原稿のネームでは「××クラゲ」と
書いたのに、写植で間違えられた「メメクラゲ」が読者に定着した)。
「ぼく」が海岸で左腕を「メメクラゲ」に刺されて医者を探す、
という場面を、主人は私の着替えシーンから連想したわけなのだ。

『ねじ式・紅い花』(松岡正剛の千夜千冊)
映画『ねじ式』DVD(amazon)

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このシリーズは久々だ(T.T)。
このところ、ずっと、ずっと、何も面白い進展のなかった姑が、
きょうは、上機嫌だった。

まず、私が到着したとき、いつもなら目もくれないのに、
きょうはじっと私を見て、姑は、「ふふ」と笑った。

私「おかーさん、何か良いことがありましたか?」
姑「・・・ふっ。クス」
私「・・・・・(^^ゞ?」
姑「・・・・ほんまに、面白い・・・・」

私の顔がですか(^_^;)?
そんなに、笑わねばならないほど(^_^;)???

そのとき、ぴんぽんぱ~ん♪と園内放送のチャイムが鳴った。
姑「は~い♪今行きま~す」
放送「職員連絡です。○○さん、○○さん、×番まで連絡して下さい」
姑「は~い、わかりました~~♪」

放送に向かって肉声で返答する必要はないし、
っていうか、そもそも姑は職員さんではないので無関係なわけだが、
ばーちゃんは、何をどのようにわかったというのだろうか。
更に、廊下から職員さんが、詰め所の奥にいる同僚の方に向かって、
「△△さんは、午後から、座薬ですか~?」
と尋ねていらっしゃる声が聞こえると、姑はまたしても
「はい!その通りです!!」
と顔をあげ、声のするほうに向かって明朗な返答をしていた。
本当は『午後から座薬』じゃなかったら、どうするのだろう(^_^;)。
職員さんが、これで返事を貰ったと誤解されませんように。

姑は元気な頃、とにかく明るくて愛嬌のあるヒトだったが、
もしかしたらこんなふうに、話がわかってもわからなくても、
どうでも良いことは決してしつこくは追求せず、
それよりとりあえず相手の望むような返答をして話を合わせる、
というのが、姑なりの交際術だったのではあるまいか(^_^;)?

ばーちゃんはいつものことだが今日も元気で完食した。
ただ、これまでずっと薬がパーキンソン病のものだけだったのに、
きょうは、抗菌剤タリビットと感冒薬のペレックスが一緒に出ていた。
全然嫌がらずに飲んでくれるので困ることはなかったが、
風邪でもひいたのだろうかと心配になって、寮母さんに尋ねたら、
「お熱は全然なかったのですが、ちょっと、お咳が出ておられて。
園内でも、風邪が流行っているものですから。すみません」
と申し訳なさそうに仰った。
私は決して、健康管理にクレームをつけたつもりではないので、
こちらこそ恐縮してしまった。

いや、クレームどころか、だ。
先日届いた、新しい介護保険証を見たら、
このたび初めて、姑の介護度は、な~んと「4」になっていた。
これまでずっと「5」だったのだ。姑は元気になったのだ!!
家にいた頃、舅とふたりで、素人としてだが一応できる限りのことをやり、
ヘルパーさんにも助けて貰って、結構、頑張ったつもりだったのだが、
あの頃、姑は良くなることなど望めず、ほとんど寝たきりだった。
施設での生活のほうが、健康維持とリハビリという意味では
ずっと大きな効果があった、ということを、認めざるを得なかった。

もうちょっと暖かくなったら外泊で舅宅に戻るつもりなのだが、
今度は、ばーちゃんは、ベッドでは危ないかもしれない。
好きなだけ動いても、落ちたり挟まったりしないように、
和室に布団を敷いて寝るほうが安全なのではなかろうか。
しかし、ベッドなら介助が楽だが、畳に布団を敷くとなると、
覆い被さって着替えやオムツ替えをやったら私が腰を痛めるのでは。
それに第一、電動で上半身部分がググ~っと起きてくれる布団なんて、
考えてみたらあるワケないし、布団では一旦寝たら起こせないかも~。
一考を要する問題だ(^_^;)。

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娘の眉間に、ひとつポチっと湿疹ができて、
そこだけ綺麗にくっきりとピンクに腫れていた。
インド人女性の愛用するビンディみたいで、
「ちょうど良い位置だな~」
と言ってやった。

娘「ララァみたい?」
私「ふ。そう来たか」
娘「ララァ、って知っとる?」
私「知っとるとも。ロリコン趣味のシャアの相手だ」
娘「え、ロリコンって何」
私「知らなくていい」
夫「いや、あれはシャアのマザコン趣味だよ・・・」

十代の少女に母性を求めるなんて、
もう全然『若さゆえの過ち』とかのレベルじゃないし、
顔に似合わず(似合って?)、実に業の深いヤツだったと思った。

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草の戸も住替る代ぞひなの家

松尾芭蕉というのは、ももひきのほころびをちくちくと繕ったり、
足の三里のツボにお灸を据えたりという、
私だったら絶対にしないような種類の旅支度をしたあとで、
俳句まで詠んで置いていったという、ほとんど気の知れない世界だったが、
それはともかく、このマンションも、娘のいる我々一家が入居した御陰で、
とうとう、きょうから、ひな人形が飾られることになった。
この建物は、草葺きでなくて鉄筋(耐震強度あやふや)だけど。

うちのひな人形は、娘の初節句のためにと
十二年前に、私の両親が買ってくれたもので、
官舎のときは狭すぎて、飾れないどころか保管する場所さえなく、
しばらく、私の実家の二階においやられていたのだが、
今年は、マンションに入居して初めての桃の節句ということで、
久々にひな人形を引き取り、飾るところまでこぎ着けた。

何年間もほったらかしにされたお人形さんたちが、怒り狂って
歯が生えてたり髪ボーボーになってたりしたら、どぼじよう、
とオカルト入った想像をしながら怖々開けてみたが、
勿論、おひな様はご無事で、相変わらずの美しさだった。それで、
『きょうは、やっと、おひな様を飾ったよ♪お楽しみに』
と、昼過ぎ、外出中の娘にメールをした。

娘『わ~い。うちのは、お内裏様だけだよね?』
私『そうです。親王飾りです」
娘『おやだまかざり

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「あんに(あいつ)は、ケチじゃけの」
と、昔から、舅のお墨付きを貰っていた主人が、突然、
「業者を呼んで、リビングに作りつけの壁面収納をして貰う」
と言い出した。

私「通販で、いろいろ出てるんじゃないスか?ああいうのは?」
夫「ワシは、もう、組み立てるのは御免だ
私「それもそうだな(^^ゞ」

私は自分がトリ頭だったことを反省した。
昨年、組み立て家具には懲りたはずだった(^^ゞ。
まあ、そもそも私は別にケチではないので、
作りつけ壁面収納の計画に対しては、別に反対意見はないが、
しかし、いかなる心境の変化で、そのように物いりな提案を?

夫「人生は短い。払うところには払って、多少は快適に暮らさねば」
ほーーー。

マンションに来て以来、早いもので一年近くになるのだが、
我が家は相変わらず、居間には何も置いていなくて、
ただのがらんどうで、壁も限りなく白く広い。
主人の計画では、この何もない壁全体を天井までの収納棚にして
真ん中にデジタルハイビジョン薄型テレビを置きたいのだそうだ。

となると、業者さんを探して、電話して、来て貰って、
見積もりして貰って、多少の世間話をして愛想も言って、
・・・というのは、全部、私の仕事になるわけだ。
主人は、夜、帰ってきて、出来上がった見積もりを見て
私の説明を聞き、その内容でOKかどうかを私に喋るだけだ。
決まったら、また私が業者さんに電話して、来て貰って、
工事につきあって、礼を述べて、支払いに行って。

挙げ句に、やかましい大型のテレビなんかがついた日には。

私「ってことは、テレビも買うの?」
夫「まあ、それは、またいつか、ころころっと、金が入ったら」
私「入るのか?」
夫「いや・・・・・・・・・・・・・・・・・(__;)(__;)」
私「じゃあ、壁面収納の真ん中は、当面、空間にして空けとくのだな」
夫「やむを得まい。14型のテレビデオなんか、置けんだろう(T.T)」

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「無断で他人の山のスギ・ヒノキ1000本以上を伐採した」、
ということで、広島市佐伯区の某会社役員が逮捕されていたが、
私は昨夜、このニュースを聞いたとき、
さては花粉症の男性がブチ切れて犯行に及んだのかと思った。

RCCニュース 中国放送

だが、事実は『パラグライダーの基地をつくるため』だったそうで、
考えてみたら、この季節に、こんな目的のために、
伐採作業を自分でやれたこの男性は、
花粉症などでは無かったのだろう。

ワタシの仲間ぢゃなかった(T.T)。

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この日記は、有り難いことに毎日、一定の閲覧があって、
続けて読んで下さっている方もいらっしゃるのだなと
とても嬉しく思っているのだが、
実は、最近、アクセス数がとんでもないことになっている。

そもそも、私のサイトと、この日記は、当然のことながら、
ポゴレリチが来日するときには、アクセス数が飛躍的に増えるのだが、
ここ一週間ほどの、アクセス数急増の理由は、マエストロではない。
全然別の件で、ポゴさま来日に匹敵する閲覧数に到達しているのだ。

それは、「和央ようか個人事務所設立」。

アクセス解析を見ると、「検索ワードの上位二十位」が、
和央ようか 事務所 102
和央ようか 花總まり 事務所 41
和央ようか 事務所 14
花總まり 事務所 6
和央 ようか 事務所 5
・・・・・

と、ずらり「和央」「花總」「事務所」関係で並んでいる。
この件に関する、世の中??の関心の高さがただごとでない、
という感じがする。

だが、情報を求めて来られる方には申し訳ないが、
私は、新聞に掲載された以上のことは、何も知らない。
あとは事務所の名前が「WAOエンタープライズ」らしいというのを、
ネットで読んだ程度だ。
たかこ(和央ようか)さんが今後、どんなお仕事をなさるのかも、
私には予想もつかない。
私の日記から、何か新しいことが得られる可能性は低いと思う。
本当に、申し訳ございません<m(__)m>。

ちなみに、昨日のアクセス解析を今、見ていたら、その中で、
一件、「郵貯モバイルサービス ログインできず」
で来て下さった方がお二方あったのは、微笑ましかった(^^ゞ。
ええ、私も未だに、パソコンからはログインできてませんの。
携帯から奇跡的に入れたので、もう、どんなに警告があっても、
パスワードは絶対変えないつもりです(逃)。

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主人が、『結婚できない男』のDVDが大好きで、
昨年から、かなり、繰り返して観ている様子だったのだが、
私は、幾度聴いても、このドラマの主題歌が覚えられなかった。
鼻歌では歌えるのだが、歌詞がわからなかったのだ。

で、今夜、主人の部屋に行ったとき、またこのDVDが流れていたので、
私はちょっと、注意力をもって、歌詞を聴こうとしてみた。
すると、驚くべきことに、聴こうとしても、私には、聴き取れなかった。
これまで、この歌に関して、メロディーしか覚えられなかったのは、
私がちゃんと歌詞を聴いていなかったからではなくて、
そもそも、聴き取り自体に大変な困難があったからだった、
と今夜初めて知った。

それで、この歌の歌詞を確認できるサイトはないかと、
ネットで検索してみた。

Every Little Thing「スイミー」結婚できない男(YouTube)

うぅむ。
DVDを見ていたときは、もしかしたら外国語なのかも?とさえ
疑っていたのだが、やはり、日本語では、あったのだな(^_^;)。

♪ちょわっちょわちょわちょ~
という北斗のザコキャラばりの出だしは、まあ、何でも良いとして、
♪うえいらーことあーあーるよーー
が『綺麗なことが あるよ』だったとか、
♪なつのにわうぃーあおのかざらー
は『夏の匂い 青む風が』だったことなどに、私は驚愕した。
中でも、ずっと疑問だった、最後の部分の、
♪あいみーうくかあああーーーー
が『逢いにゆくから』だったのは衝撃的でさえあった。

これが、若い人の発音なのだとしたら、
聴き取ることのできない私は、よほど聴力に問題があるか、
さもなくば、とっくに時代について行けなくなっているということだ、
と認めざるを得なかった。

そういえば、私の母が以前、ファミレスに入ったときに、
やはり、今時の若い人の発音が聞き取れず、
おばーさんぶりを発揮したことがあったのを思い出した。
母と私とで席について、若い女性の店員さんが、オーダーを取ったあと、
「こーひーはあふたーでよろしいですね。
 おひやはせるふとなっておりますのでごじゆうにどうぞ」
と高い声でふわふわと言って去っていったとき、
「今の人は、さっきから、何を、言うてはったん?」
と母は私に真顔で訊いたのだ。
母はそのとき、店員さんの日本語が全く聞き取れなかった、
と言っていたものだった。

老化現象って、こういうところから始まるものなのね、
と今夜、改めて、わかった(^^ゞ。

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我が家に、よく間違い電話がかかることは、以前も書いた。
某病院と局番違いか何かの、非常に似通った番号であるために、
検査や検診関連のお電話を、数ヶ月に一度~数度、頂戴してしまうのだ。
これのほうの対処は、もう慣れた。
とてもよく似た番号のかけ間違いだと思うので・・・と、
先方に説明をすれば、大抵、確認していただけるようで、
少なくとも同じ人からは、繰り返してはかかって来ない。

だが、先日のは、ちょっと新手だった。
もしもしー♪と出たら、かなり年配と思われる婦人の声で、
「もし、もし・・・。いのちの、電話、ですか?」

ちちちち違いますっっ!!
私は思いっきり狼狽して、しどろもどろな返答をしてしまった。
単なる番号違いだということはすんなり伝わった様子だったけれど、
出鼻を挫かれたことで、あの老婦人が落ち込んでいなければ良いのだが。
念のため確かめてみたが、地元の「いのちの電話」は、
我が家の番号に、似ても似つかぬものだった。
老婦人があのあと、もう一度、正しい「いのちの電話」をダイヤルなさって、
なんらかの明るい展望を得られていますようにと、陰ながら祈る(T.T)。


ところで、間違い電話を上回る頻度で、私が道を訊かれる、
ということも、以前から幾度か、書いた。
数日前も、バス停にぼんやり立っていたら、
「この近くに、コンビニはありませんか」
といきなり通行人から尋ねられた。

私は婦人科のMRIフィルムの束を袋に入れて片手で抱え、
風邪のために化粧っけもなく、大きなマスクをしていて、
どう見ても、外見上あまり好ましい状況ではなかったと思うし、
バス停にはほかの人も数人立っていたのに、
なんで私に訊くのかね(T.T)。

更に。
このコンビニの人が行ってしまってから、
私の乗るバスが来て、扉が開き、さあ乗ろう、と
片足をかけた途端、通りすがりの男性が私にいきなり言った。
「八丁堀シャンテは、どこですか?」

おまえっ、状況を見ろ、状況を!!
私は、バスに乗りかけなんだってば!!

「あそこっ!あの高層ビルが見えますね?
シャンテは、あれのタモトですっっ」

私は言い捨てて、バスに乗った。
両足がデッキを上がりきった途端に、背中で扉が閉まり、
バスは腹立たしそうに発車した。
でも、アタシのせいじゃないってば(--#)。

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