このシリーズは久々だ(T.T)。
このところ、ずっと、ずっと、何も面白い進展のなかった姑が、
きょうは、上機嫌だった。
まず、私が到着したとき、いつもなら目もくれないのに、
きょうはじっと私を見て、姑は、「ふふ」と笑った。
私「おかーさん、何か良いことがありましたか?」
姑「・・・ふっ。クス」
私「・・・・・(^^ゞ?」
姑「・・・・ほんまに、面白い・・・・」
私の顔がですか(^_^;)?
そんなに、笑わねばならないほど(^_^;)???
そのとき、ぴんぽんぱ~ん♪と園内放送のチャイムが鳴った。
姑「は~い♪今行きま~す」
放送「職員連絡です。○○さん、○○さん、×番まで連絡して下さい」
姑「は~い、わかりました~~♪」
放送に向かって肉声で返答する必要はないし、
っていうか、そもそも姑は職員さんではないので無関係なわけだが、
ばーちゃんは、何をどのようにわかったというのだろうか。
更に、廊下から職員さんが、詰め所の奥にいる同僚の方に向かって、
「△△さんは、午後から、座薬ですか~?」
と尋ねていらっしゃる声が聞こえると、姑はまたしても
「はい!その通りです!!」
と顔をあげ、声のするほうに向かって明朗な返答をしていた。
本当は『午後から座薬』じゃなかったら、どうするのだろう(^_^;)。
職員さんが、これで返事を貰ったと誤解されませんように。
姑は元気な頃、とにかく明るくて愛嬌のあるヒトだったが、
もしかしたらこんなふうに、話がわかってもわからなくても、
どうでも良いことは決してしつこくは追求せず、
それよりとりあえず相手の望むような返答をして話を合わせる、
というのが、姑なりの交際術だったのではあるまいか(^_^;)?
ばーちゃんはいつものことだが今日も元気で完食した。
ただ、これまでずっと薬がパーキンソン病のものだけだったのに、
きょうは、抗菌剤タリビットと感冒薬のペレックスが一緒に出ていた。
全然嫌がらずに飲んでくれるので困ることはなかったが、
風邪でもひいたのだろうかと心配になって、寮母さんに尋ねたら、
「お熱は全然なかったのですが、ちょっと、お咳が出ておられて。
園内でも、風邪が流行っているものですから。すみません」
と申し訳なさそうに仰った。
私は決して、健康管理にクレームをつけたつもりではないので、
こちらこそ恐縮してしまった。
いや、クレームどころか、だ。
先日届いた、新しい介護保険証を見たら、
このたび初めて、姑の介護度は、な~んと「4」になっていた。
これまでずっと「5」だったのだ。姑は元気になったのだ!!
家にいた頃、舅とふたりで、素人としてだが一応できる限りのことをやり、
ヘルパーさんにも助けて貰って、結構、頑張ったつもりだったのだが、
あの頃、姑は良くなることなど望めず、ほとんど寝たきりだった。
施設での生活のほうが、健康維持とリハビリという意味では
ずっと大きな効果があった、ということを、認めざるを得なかった。
もうちょっと暖かくなったら外泊で舅宅に戻るつもりなのだが、
今度は、ばーちゃんは、ベッドでは危ないかもしれない。
好きなだけ動いても、落ちたり挟まったりしないように、
和室に布団を敷いて寝るほうが安全なのではなかろうか。
しかし、ベッドなら介助が楽だが、畳に布団を敷くとなると、
覆い被さって着替えやオムツ替えをやったら私が腰を痛めるのでは。
それに第一、電動で上半身部分がググ~っと起きてくれる布団なんて、
考えてみたらあるワケないし、布団では一旦寝たら起こせないかも~。
一考を要する問題だ(^_^;)。
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