本日10月19日は「TOEICの日」なのだそうだ。
今年から日本記念日協会の認定を正式に受けて、そうなった。
なんで10月19日で「TOEIC」になるのか、
英語じゃなく、日本語のほうができないとわからない(爆)。
10月19日は #TOEICの日(国際ビジネスコミュニケーション協会)
『日本でTOEIC Programを実施・運営する国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)(所在地:東京都千代田区永田町、理事長:大橋圭造)は、10月19日を「TOEICの日」と定め、日本記念日協会(加瀬清志代表)の認定を受けました。』
私が初めてTOEICの存在を知ったのは、大学在学中で、
1986年くらいのことだったのではないかと思う。
当時はTOEFLしか眼中になくて、似たような試験ができたのだな?と
大学生協の書籍売場で無料パンフレットを見ながら思ったものだった。
実際に初めて受けてみたのは1992年5月31日の第38回だった。
以前も書いたが、当時の資料によると、この回の受験生は全国で33,522人、
リスニングには満点がいたが、リーディングは最高点が440となっており、
TOEIC連続満点などという猛者は、まだ登場していなかった時代だった。
90年代半ばからは私は育児時代に突入し、英語のエの字もなく過ごし、
再びTOEICを受験してみようと思い立ったのが、
2009年5月31日の第146回公開テストのときだった。
私が離れていた17年の間に、TOEIC公開テストは100回以上行われ、
学生や社会人に広く認知され、年間で150万人超が受ける巨大試験へと
成長を遂げていたのであった。
私がTOEICに集中的に取り組んだのは2015年で、
公式本をやり込んで、TOEIC的な反射神経を鍛えた1年間だった。
英語力を磨きたかったのは勿論だが、やっているとゲーム的な面白さがあった。
受け続けることでスコアは上がって来るのだと、体験的に理解した。
「TOEICのスコアが高くても英語ができる訳ではない」
と主張する人がよくあって、確かに机の上の対策で得点は上がって来るので、
(私のように)脆弱な英語しかできない者でもスコアは出せるが、
逆に、きちんとした英語がビジネスの場で使えている人であれば、
TOEICでも必ず一定以上のスコアが取れるはずだ、と私は思っている。
TOEICは問題そのものは決して難しくないし、特別な内容でもない。
水も漏らさぬ満点はマニアの目指すものだとしても、
日常、英語を使うことで不自由をしていない人なら、
大ざっぱにやったとしても、Aランク(860以上)前後は取れる、
と私は体感として思っている。
取れないとしたら、できているつもりでもSurvival Englishの域を出ていないか、
注意力や集中力が続かず、よくよく試験という形態に向いていないか……。
大勢の人を一度にテストするには、マークシート形式の客観テストしかなく、
それで英語力のすべてを測れるものでないことは私も同意するが、
土台となる英語力の程度をスコアとして数値化するために、
TOEICはそれなりによく考えられた試験であると私は思っている。
社会人が仕事で使うのに、先方を困らせないレベルの英語ができているかどうか
をはかることは、TOEICのテスト内容で可能であると思う。
ピアノでいうと、初級~中級エチュードのようなものではないだろうか。
これがノーミスで弾けるからと言って、必ずしも演奏が巧いことにはならないが、
人前で、一応まとまった演奏ができる人なら、この程度の練習曲集で、
あちこちつっかえたり何度も弾き直したりする筈がないし、
ゆっくりだったら弾けるんだけど、……などということもない筈なのだ(^_^;。
そして私がツェルニーにハマったように、
ときどき、TOEICの英語に特化してトレーニングを続けることを
生き甲斐にする人が出現する。
TOEIC満点数十回達成、みたいな受験生も今ではさほど珍しくなくなった。
TOEICがこのようなかたちで発展を遂げようとは、
私の学生時代には思ってもみないことだった。
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