転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



今朝は、きっちり一週間ぶりに外出して、銀行その他に行った。
もともと、先週は自分的StayHomeを維持するつもりではあったのだが、
仏間工事で職人さんが来られ、ずっと家に居なくてはならなかったのもあり、
本当にゴミ捨て以外、外に出たことのない7日間だった。
久々に出てみたら、空気は新鮮だったが、相変わらず暑かった(^_^;。

COVID-19の感染拡大は、先日の、分科会の尾身茂会長の指摘の通り、
7月下旬にピークアウトしたようで、現在の国内患者数は減り続けている。
私が怯えていたほどには、GoToキャンペーンによる感染拡大は
今のところ起こっていない。大変に喜ばしいことだ。
勿論、お盆の帰省を控えたり、GoToにしても近県にとどめたりと、
感染防止に配慮する多くの人たちの好判断があった御蔭だと思うが、
GoToキャンペーンがきっかけとなって旅行業界や観光業界が
少しでも息がつけたのであれば、結論として、やって良かったのだと思う。
……私はこういうところは意地を張らんのです(^_^;。
自分の予想と違っても、良い結果が出たら、率直に、そう言う(^_^;。

政府が大規模な財政出動をすべきだと、私は依然として思っているが、
それと並行して、皆が自重と工夫を織り交ぜつつ経済をまわして行けるなら
それに越したことはない。
歌舞伎座の8月公演も変則的な構成ながら、なんとか千秋楽まで漕ぎ着けたし、
9月も引き続き、新たな公演の幕が開くことになっている。
プロ野球も、観客数を制限しながらも、クラスター発生などは無いまま、
順調に試合日程をこなして、前半戦を終えることができた。
もちろん、これで感染拡大が収まったなどと安心するのは早いのだから、
これからも、十分な注意を怠らないことが肝要だと思う。
いつまた増加に転じないとも限らないのだし、
外食その他、感染の機会となりやすいことが判明している行動は避け、
適宜、マスク着用し、不用意に「動かない」「集まらない」、
を私は今後も変わりなく実行するつもりだ。

明日から9月になり、いよいよ秋祭シーズンが始まるので、
私がほぼ毎週末、地域の各神社に手伝いに行く日がこのあと11月まで続く。
「こんな季節が、もうやって来てしまったのか……」
と暗澹とした気持ちになるが(逃)、
今年は会社の仕事のほうは事実上やめたに等しい状況なので、
去年までより、まともな日常を維持できるのではないかと期待している。
それと、各地区ともコロナに配慮して、今回は余興が軒並み中止で、
神楽や神輿、餅まきなどしないところばかりなので、
準備といっても小規模だし、祭そのものも早い時間で終わり、
おそらく私の仕事もいつもの年ほどは無いだろう。
体調に留意しつつ、三密を避け、よく手を洗って、おばさん頑張る(^_^;。

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相変わらず、有料配信で素晴らしい公演や舞台に触れている。
コロナ禍で、生舞台に接することが難しくなったのは
私にとって実に残念なことではあったが、
かわりに、現地まで行かなくても各種公演が自宅で観られることになり、
有料配信という手段が定着しつつあることに、大変、感謝している。
これはコロナ以前の世の中では決して望めなかったことだ。

中村吉右衛門 オンライン特別公演 『須磨浦』(Streaming+)
視聴期間:8月29日(土)11:00~9月1日(火)23:00
このあとも9月1日20:00まで購入できる。
30分の、吉右衛門ひとり舞台による『一谷嫩軍記』の熊谷次郎直実。
 歌舞伎俳優 中村吉右衛門が名作義太夫狂言を新たな構成で(SPICE)
昨日11:00の配信を既に私は観たのだが、セットもなく特別な舞台衣装もなく、
静謐な空間で展開される吉右衛門の世界に、ただただ、見入った。
それとともに、通常の大歌舞伎の公演で、ほぼ一ヶ月、
連続して演ずることが前提になっているものと、
今回のように、ただ一度、一息に通して完結させるものとでは、
吉右衛門の演技の質もまた異なるのだということを実感した。
一期一会の凝縮のような「芸」を、
クローズアップも含めた「配信」の形式で、
かつ無観客で、何もかも削ぎ落とされた空間である観世能楽堂で、
という設定は互いに必然性があり、得がたいものだった。
やはり、中村吉右衛門は偉大だ。

国立文楽劇場主催公演 「文楽素浄瑠璃の会」(Streaming+)
視聴期間:8月29日(土)12:00~9月11日(金)23:59まで
購入は9月4日(金)23:59まで。
文楽の浄瑠璃が広島の自宅に居て楽しめるなんて、信じられない話だ。
東京や大阪の人は、気に入った公演があるときに電車に乗って劇場に行けば良いが、
地方にいると、生の浄瑠璃なんて一年に一度、観る・聴く機会があるかどうか。
広島市だと毎年3月に文楽公演があるが、それ一度だけだ。
それでも、年に1日だろうと自分の居住地で定期公演があるのだから、
十分に幸運と思わなければならないのだ。あとはテレビ放映頼み。
その意味で、私は今回のコロナ禍に深く深く感謝している。
私にこのような機会を与えてくれたのは、「新しい生活様式」あればこそだ。

Festival "Chopin and His Europe"
開催期間:8月15日(土)~8月31日(月)
目下、ワルシャワで行われている音楽祭『ショパンと彼のヨーロッパ』
ほぼ全公演が無料でストリーミング配信されている。
実はこれにはポゴレリチも8月24日に出演したのだが、
彼は自分のリサイタルが配信されることに同意しなかったので、
例外的に彼の映像は残っていない。
ほかにルガンスキーとボジャノフも、事務所都合?か何かで配信が実現しなかった。
("The only ones we cannot show you online are the performances by Ivo Pogorelić,
Nikolai Lugansky, and Evgeni Bozhanov.")
しかし、そのほかの多くの豪華な出演者の演奏は、音楽祭公式サイトのほか、
YouTube、Facebookでも視聴することができる。
Chopin Institute(YouTube)
音楽祭は8月31日まで続いており、現在も演奏会は進行中だ。

仲井戸"CHABO"麗市×新谷祥子Duet2020(TIGET)
公演日:9月16日(水)19:30 Open - 20:00 Start
視聴期間: 9月16日(水)~9月22日(火)23:59
購入は、9月16日 (水) 19:59まで。
チャボこと仲井戸麗市も、最近は活発にオンライン配信に取り組んでいる。
ご本人も「すっかり慣れた」とのことで、案外、お気に召した様子である(笑)。
7月の最終週から、10日おきくらいのペースで、
1回の公演でソロアルバム1枚を全部やる、という企画のライブを
『The 仲井戸麗市Book』『絵』『DADA』と3枚目まで連続でやってくれたのだが、
次回は趣向を変え、マリンバの新谷祥子氏とのデュエットライブ、
ということで、大変楽しみにしている。
ときに、ここのチケットを買うと予約時にいつも、
『受付番号○番、転妻よしこ様で承りました』
という表示が出るのだが、私は予約が早いので番号が若いことが多い。
ライブハウスに行っていた頃は、1桁数字の整理番号が取れようものなら、
もう、開始2時間前に行って先頭に並んでやる!と燃えたものだった。
今は、番号がどうだろうと、いつだって最前列の特等席独占なんだけど(笑)。

その他、前に話題にした尾上松緑の『紀尾井町家話』の次回は9月8日、
私の敬愛するドラマー長谷川浩二氏のステージも、9月1日・2日・5日、
という具合に、各々、継続中である。
前回も書いた通り、もちろん、「生」の迫力や魅力に勝るものはない。
先日のライブで「僕は音圧重視(笑)」と、はせがー氏も仰っていた。
画面越しスピーカー越しでなく、生で、演者の息づかいも音もすべてを
客席にいて全身に浴びるのが、最高の陶酔であることに異論はない。
しかし、画面越しであろうとも、地方在住の者にとっては、
現状、あり得ないほど選択肢が増えた。
これだけは、筆舌に尽くしがたい幸福だ。
新幹線に乗らなくても、ホテルの手配をしなくても、
荷造りする時間がなくても、夕方まで仕事をせねばならない日でも、
配信なら何の心配もなく、気の向くままに楽しめる。
なんという、なんという天国であろうか(T_T)(T_T)。
私はこの時間を、今はともかく、味わい尽くしたいと思っている。

ちなみに、アーカイブ配信をしないものがあっても良いのではないだろうか。
ライブで、開始時間からオンタイムで1回しか配信が無い・絶対に逃せない、
という公演だったら、私は更にテンションが上がるだろう。
普段の芝居も音楽会も皆、本来的にはそういうものだから。
私としては、「後で見直せば・聞き直せばいいや」というのは、
それゆえの長所を認めつつもなお、「なんか違う(^_^;」気がするのである。
『今夜の公演は、記録され繰り返し見直されるような性質のものではない』
という美意識で配信されるものがあれば、望むところだ、私はついて行きます!

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我が家の和室の、お仏壇置き場の下部収納に小さい襖が入り、
これをもって、工事関係はすべて完了した。
後日、舅宅から仏壇と仏像を引き取ってきて、
仏壇屋さんでクリーニングして戴き、
こちらの仏間に安置するだけだ。
そうしたらやっと、我が家の和室が完全体になる。

ときに、昨日書いた、由来不明の額装モノは、主人が
「だったらあれはもう処分でええよ。もともと民芸品じゃろ(^_^;」
と言うので、手間暇や費用をかけてまでこちらに持って来るのは
しないことになった。
私としても格別、強い執着がある訳ではなく、
ただ、せっかく舅宅で長年、飾られていたものなら、
と思っただけだったので、主人が不要だというなら、
もうこれで終わらせても良いと思った。

サイドボードを置きたい計画は変わっていないので、
その上部の壁面をどうするかについては、これから改めて考えたい。

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舅宅の座敷には、仏壇と仏像数体のほかに、
もうひとつ、何かよくわからない額装のものがある。
絵ではなく、木の細工もので、全体の大きさは縦70㎝×横130㎝、
奥行は厳密には不明だが、最も突出した箇所で20㎝くらいか。
私が初めて舅宅に来た、25年以上前に既にこれはあった。

「こりゃ凄いね、海外旅行かなんかで、買うたん?」
と主人の従兄の某氏がこの額を指して尋ね、舅が
「行きゃあせんよね(笑)!」
と否定していたものだが、あれは20年くらい前のことだっただろうか。
「かぁなり高かったんじゃないん?」
「そがいなこたぁないわいね!」
という会話も、確か、そのときあった。
結局、この額装の正体も謂れも、わからぬままだ。

  

さて、このたび、仏壇と仏像数体をマンションに移動させるにあたり、
この額装も、処分してしまうのは勿体ない気がするので、
我が家の和室に持って来ようかと、主人が言ったのだが、
いざそれを実行に移そうとすると、これが結構、大変なのだった。
私は宅配便で送れば良いのだと簡単に考えていたのだが、
問合せてみたところ、宅配業者さんは、
ある程度以上の「美術品」は扱わないことがわかった。

ある業者さんでは、「美術品輸送」の部門はあるがサイズが限定されており、
別の業者さんでは、サイズは問わないが専用のトラック貸切で輸送するので、
美術展等のイベント系が主体で、個人の輸送は普通は受けないとのことだった。
いやいや、そんなに大仰に美術品扱いして貰わなくても、
うちの場合、おそらく30年以上、手入れもしていない額装だし、
大型家具類的な感じで、梱包して運んで貰えれば、と思ったのだが、
ほかの家から回収した荷物と一緒に積み上げて大丈夫なのかとか、
最悪、破損の場合の補償額はどうするのか等、問題がいくつもあり、
結局、数社あたったがどこも引き受けてくれなかった。

ふむ(^_^;。浅慮であった(^_^;。
だったらこれは、毛布かなんか巻き付けて、
私がタクシーで運んじゃったほうが早いのかしら(爆)。
このサイズなら後部座席に乗るだろうから、私は助手席に座るとして。
バネットだっけ、予約をしておけば大きめな車両も来てくれる筈だ。
両親が某ホームに入るとき、荷物を運ぶのに乗せて貰った……。
しかし重さがどのくらいあるのか、壁から外して降ろしてみないとわからない。
10キロ以上あったりすると、私ひとりで抱えて車に乗り降りするのがキツいし
マンション前に到着しても、エレベーターまで運んで家まで搬入するには、
時間を合わせて主人が待機していてくれるようでないと難しいか。

こういうことだから、家の始末は高齢になってからでは無理なのだ。
希望していることがあっても、現実に業者さんを手配するとなると、
案外すんなり行かず、交渉を工夫したりほかのテを考えたり、頭と時間を使い、
ときに自分の肉体労働であがない、忍耐して道筋をつけなくてはならない。
「これは捨てないで、外して、どこそこに送って、と」
と、頭で思ったり口で言ったりしただけでは、全く何一つ解決しないのだ。
家の処理は、そのようなことの、果てしのない積み重ねだ。
……だから誰しも力尽きてしまい、全国各地に空き家が放置されてるのよねぇ。

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予定より順調に、きょうでほぼ仏間工事が終わった。
午前中に仏壇置き場となる半間分のスペースのクロス張り、
午後に電気系統の工事が完成し、あとは下部収納の引き戸を
表具屋さんに入れて戴く作業だけになった。
表具屋さんも昼前に寄られて、引き戸に貼るクロスと
枠部分の材質と色合いについて打ち合わせをし、
納品は明後日午前中ということで、一旦、引き取られた。

 

一方、和室正面の一面の壁にどういうクロスを貼るかも
いくつか案があり、こちらは馴染みのインテリアショップのマダムと
目下、話し合いつつ計画が進行中だ。
せっかく張り替えるのだから、白のビニールクロスは卒業して、
多少なりとも新しい柄に挑戦したいと思っている。
一般的に壁紙はスペースの大きさに割りには安価で、
部屋の雰囲気を変える効果が高いので、大変楽しみだ。

 

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仏間は、きょうの夕方で、ひとまず木工事部分が終了した。
このあと明日からは、電気系統と、クロスなど内装部分の作業があり、
それに下の収納箇所の調整で表具屋さんが来られる予定だ。

工事期間中、私のやることは特に何もない。
うちの村だと、毎日10時と3時にお茶を淹れて菓子盆と一緒に持って出て、
その日の挨拶と礼を述べて、しばらく世間話、というのが決まりだが、
私は今、敢えて気付かなかったことにして、それはやっていない。
ペットボトルのお茶と甘いものを袋に入れてお渡しするだけだ。
ほかには、家を留守にしないように朝9時から夕方5時まで居ることと
マンションの玄関から職人さんが出入りされるときには
チャイムに応じてロックを解除すること、くらいが仕事だ。

しかし、呼ばれたらいつでも立てる状態で待機している必要があるし、
前も書いたが我が家の間取りの関係で、作業中は居間が使えないので、
ソファでくつろぐようなことも、全くできない。
服装も一応、そのまま外に出られる程度の格好をしていないといけない。
いきおい、自分の部屋で机の前の椅子に座って、
ネットをやったり本を読んだり、書類仕事を片付けたりをしている訳だが、
行動を制限され、しかも工事の音に耐え続けなければならないのもあり、
結構これが、無駄に疲れるのである(汗)。
騒音があるので、音楽を聴くのには向かないし、ピアノも弾けない。
呼ばれたりチャイムが鳴ったりしたときのためには、
ヘッドフォンは使えないし。

仏間くらいでこうなのだから、大がかりな家のリフォームなどは
やはりあまりトシを取ると、しんど過ぎてできないだろうなと
今回の経験から思い知った。
これまで、壁面収納設置壁紙の貼り替えトイレのリフォームも、
各々1日でできたから、あまりオオゴトだったようには感じなかった。
今回の仏間は4日間連続で朝9時から夕方5時の拘束時間なので、
さすがに長い、という実感が、ある(汗)。
爆睡しても良いんだったら、こんなの、あっという間なんだがねぇ(殴)。

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押し入れの一番奥側に仏壇を入れる場所をつくるため、
朝9時過ぎから夕方5時まで、毎日、工事の方々に来て戴いている。
最初は和室の畳の養生をして、
押し入れの棚板二枚を外して上から下まで一続きの空間にした上で、
仏壇下の高さ40センチほどの収納部分を設ける、
……というところまで、きょうは進んだ。

  

この場所に仏壇を置こうという構想は、
14年前マンションを購入した当時から大まかにはあったのだが、
当初は姑が存命で、舅宅にも今より頻回に出かけていたので、
仏壇の移動については、まだあまり切実には考えていなかった。
しかし最近はもう、私が忙しくなったのもあって、
舅宅にはとうとう、年に数回ほどしか行かなくなってしまったので、
いよいよ本格的に、マンションのほうに仏壇を置くようにして
日々の手入れを怠らないようにしたい、と思うようになった。

そして今年の春以降の、コロナ禍とStayHomeの御蔭で、
私が以前より家のことに時間をかけることが可能になり、
この計画を一気に具体化させることができた。
仏壇がこちらに来ることにより、やっと、このマンションが
名実ともに「我が家」になる、という気がしている。

20数年前に買ったチェストを先日大型ゴミとして処分したことにより、
目下、和室の家具が全くなくなったので、この機会に正面の壁紙を貼り替え、
舅宅の仏像などを置くためのサイドボード的なものを購入して、配置しよう、
と私は今、考えている。
壁紙については、私はカーテンほどにはまだ、
自分の「目」が肥えていないのを感じるのだが、
この一面の壁は、デコレーションのやり甲斐のある貴重なスペースなので、
今の自分のセンスと予算の許す範囲で、工夫を凝らしたい。

 

本当に、いつも思うのだが、どうして日本の家屋は、
このように壁面が少ないのだろうか。
実家は、築100年の、障子と襖で出来ている日本家屋だから仕方がないが、
官舎も、このマンションにしても、
ことごとくアルミサッシの掃き出し窓が幅180センチかそれ以上でついていて、
カーテンは横長ばかりになるし、壁はその縁取り程度の面積しかなく、
家具が置きづらくて仕方が無い。
本棚もキュリオケースもコンソールも、窓が開いてたら置けないんだよ(--#)!
おまけに、居間には必ず大型テレビを置かなくてはならないし。
そういう意味で、このマンションの間取りでは和室のこの一面だけはすべて壁で、
よくぞここに床の間など設けず手つかずにしておいてくれたものだと、
今になって、私は大変有り難く思い、その設計を評価している(笑)。

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仏壇工事に先立ち、それまで和室にあったモデムとルーターを移設したのだが、
行き先となった私の部屋に、それらをどういうふうに置くかで、
私はこのところ、少々、頭を悩ませていた。
ケーブル類があるので壁からそんなに離せないし、
かと言って直接、床に置いたりしたら、あまりにも美的でない(汗)。

移設直後は臨時と思い、手持ちのワゴンの上に載せていたのだが、
せっかくなので何か欲しいと、先日の日曜日の午後、
馴染みのインテリアショップに出かけ、
サイドテーブルやフラワースタンドなど、何点か案内して貰い、
最終的に、コーナーシェルフを買うことにした。
その納品日が、きょうだった。

(写真は、左が臨時のワゴン(Before)→右がコーナーシェルフ(After))
 

サイズは測って行ったのだが、壁のコンセントも良い具合に隠れたし、
高さ的にも、エアコンの配管穴のちょうど下までになっていて、
置いてみたら予想以上にぴったりだった。
なかなか巧く行って、満足である(^^)。

この部屋ができた最初の頃には、モデム類こそ無かったが、
固定電話の子機があり、壁から電源を取っていたために置き場がなく、
つい最近まで、実は子機は床の上に放置されていた。
これも今回、シェルフの上から三段目に置くことにしたので、
置き場が決まり、私はしゃがまなくても(!)電話が取れるようになった。

いろいろと、八方丸く収まった感じ(^_^;。

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河野防衛相が女系天皇容認論 次の天皇「内親王のお子さまも」(8月23日 産経新聞)
『河野太郎防衛相は23日夜、インターネット動画サイトのライブ配信で皇位継承のあり方について「1000年以上続く男系が続くなら男系がいい」と断った上で、女系天皇の容認も検討すべきだとの考えを示した。』『河野氏は、現在の皇室の状況に言及し「男子のお世継ぎがいなくなったときにどうするのか、考えておく必要はある」と強調。かつては側室制度があったが「この21世紀になってそうはいかない」とも述べた。』『その上で、国民は「毎日国民のことを考え、災害が起きれば(被災者を)勇気づける」といった皇室の姿を支持しているとの見解を示し、「とすると、その皇室のメンバーである(天皇、皇后両陛下の長女の敬宮=としのみや)愛子さまをはじめ内親王のお子さまを素直に次の天皇として受け入れることもあるのではないか」と自説を述べた。』『男系を維持するための旧宮家復帰に関しては、旧宮家は1400年代に今の天皇家から男系が分かれたと説明し、「600年前に分かれた人が戻ってきても『本当の万世一系といえるの?』『遺伝子を調べて微妙に違いがあったらどうなの?』というところも考えていかなければならない」と慎重論を唱えた。』

Twitterで一時『女系天皇』がトレンドに入っていたことで、
私は上記の河野氏の発言と、それに対する批判があったことを知ったのだが、
私自身の感覚の中で、河野氏はそれほど大それたことを言っているとは思えない。
私もまた、大前提として天皇制は維持されるべきで、後継者は必要、と考えており、
男系男子が原則だが、それでは現状あまりに厳しいため、
女帝や女系の継承も検討すべきではないか、と感じている。

私も勿論、河野氏と同様、「男系を続けて行けるなら男系が良い」、
それに越したことはないだろうと思う。
一方で私は、ド田舎のそれなりに古い家の出の「男系女子」の立場であり、
地元の神社のお手伝いを代々務めてきた家の末裔でもあるが、
―――つまり私は、女系の天皇と女性天皇を混乱しているレベルではない、
ということを、ここで言っておきたい訳だが―――、
「天皇陛下は絶対に男系男子!そうでなければ日本が終わる!!」
とまでは、考えていないのだ。
男系に固執して、お家の断絶の危機を迎えるくらいなら、
親から子への「直系」を選択肢に入れるほうが納得できる、
という感覚は、今の私たちの生活の中で自然なものだと思う。

よく男系の話を説明するのに、サザエさん一家の家系図が引用されるが、
あれに従うなら、カツオくんに娘しか生まれなかったために、
その娘ちゃんは勿論、ワカメちゃんもタラちゃんも誰も相続ができず、
波平さんの父方の従兄弟や再従兄弟の曾孫みたいな人が遠くから探し出されてきて、
磯野家の主はきょうからこの男性でなければなりません、
……というようなものだ。現代の感覚では。
「なんでそんなヨソの人?カツオくんの娘が婿を取れば良いだけでは?」
と思うほうが、まだしも、まっとうな感覚ではなかろうか。
そんな遠い遠い親戚の跡継ぎにいきなり指名されたヒトのほうも困惑するワ。
(まだしも、と言ったのは、現民法では結婚は「家名の継承」ではないからだ。
夫も妻も、自分の育った家の戸籍からは除籍され、新戸籍をつくる。
どちらの姓を名乗るかはただの便宜であって、
男女とも等しく実家からは「切り離された」存在なのであり、
嫁に貰った・婿に貰った、は一切無いのが、
日本国憲法第二十四条第一項の定義する婚姻だ。)

Y染色体の話は私にはただの「伝統ある物語」にしか聞こえないし、
河野氏の言う『本当に万世一系と言えるのか』はさほど問題ではないとも思っている。
科学的に真に万世一系かどうかなど証明する必要はないのだ。
系図上、万世一系と見なすことができなくなるのがいけない」だけであって。
ただ、それとは別に、男系男子による継承の良いところは、
王朝の系統がひとつしかないために、継承順位と範囲の混乱が起こらない、
という点だと思っている。
母方の血筋が天皇家に連なるから、誰某にも皇位継承権がある、
などという人物があちこちから出て来る、となったら話がいよいよ込み入って来る。
その意味で、万世一系という概念を貫くことには、大きな利点がある。

しかし今の皇室でその原則を頑なに守ろうとするなら、
次代は秋篠宮家の悠仁親王が東宮に立たれれば問題ないとしても、
ほかに宮家がひとつもなくなってしまう。
悠仁さまが出られたあとの秋篠宮家、ほか常陸宮家・三笠宮家・高円宮家は
いずれも跡継ぎとなられる男系男子がないから、すべて断絶する。
天皇家そのものも、次の代の悠仁さまに男子が生まれなければ終了だ。
それは困るだろう。
少なくとも私は天皇制廃止論者ではないので、それで大変結構である、
とは思っていない。

それで河野氏の言うのが、愛子さまをはじめ内親王殿下のお子さまがたも、
次の天皇陛下となられる可能性を視野に入れたほうが良いのではないか、
という話だ。
先に挙げた王朝の混乱を招く話になりかねないので、
私は両手を挙げて賛成とは言えないのだが、さりとて、
今まで一度も見たことのないどこかの男性が「男系男子」である、
と発掘されてきたとしたら、果たしてそれを天皇陛下だと思えるのか、
という点に私は大いに疑問がある、のも事実だ。
遺伝学の問題ではなくて、感覚的に「陛下」として敬うことが難しい。
私は今とても正直に言っている(汗)。

しかし、話は磯野家や私の実家とは全然違うのだ、天皇家なのだから。
日本の一画には、男系男子が天皇家を継承しなければ日本終了、
と死ぬほど思い詰めている人たちがいる。
彼らの定義する「血」こそが尊いのだ。
この際、女帝から女系の天皇になっても間違いなく子孫じゃないか、
遺伝子が記録されているのはY染色体だけってことは無いんだし、
などと言おうものなら、「お前は皇室の消滅を企んでいる!」と
彼らは物凄い剣幕で怒るのだ。
私は皇室が安定的に続いたほうが良いと思うから言っているつもりなのだが、
私の説は、彼らが重要視している「血」の尊さを汚すから論外なのだ。
内親王殿下やそのお子様方はすべて駄目。女系が入ったら万世一系が終わる!
どこまでも男系男子を探して、旧宮家を遡るしかない!
……それならば仕方がない、私なりに思う解決策は、これだ。
「それほどまでに万世一系を揺るがせに出来ないなら、一刻も早く旧宮家から
男児を皇室に御養子として迎え入れ、皇族としてお育て申し上げるべきだ。」

天皇家もほかの宮家も、皇室というのは、
報道その他を通じて、常に国民の心の拠りどころとなっている存在だ。
災害のとき、天皇皇后両陛下のお見舞いがあり、涙を流して感激する人たちの姿が
よくテレビに出ているが、私自身、東日本大震災のとき、
当時の天皇陛下(今の上皇さま)がテレビで直接に国民に語りかけられたのを
私なりに、真剣に聞き入り、有り難いと感じたものだった。
なんで有り難いのかと言われても、どうしようもない。そう感じたのだから。
それは、私が生まれたときから皇太子殿下であった明仁さまが、
天皇陛下となられたという時代を、私自身が共有していたからこそなのだ。

男系男子が継承しなかったら、国民の心が離れる、
と主張する人たちがいるが、それと同じくらい、
今まで全然知らなかった人に天皇を名乗られたのでは、国民の心が離れる、
という危険性も考慮する必要がある。
初めて見るどこかのオッサン(爆)がいきなり「天皇になる」ことになったとしたら、
いくら系図で「男系男子だから」と説明されたとしても、
私はその方を、今の内親王殿下の方々以上に敬愛する気持ちには、
少なくとも即座には、ならない。もしかしたら死ぬまで、ならないかも。

次代は悠仁さまただお一人のみ、宮家ゼロ、悠仁さまに男児がなければ終了。
ここまで来てしまった以上、もうゆっくり模様眺めをしている場合ではない。
いよいよとなってから、旧宮家出身の男性を天皇や皇太子としてお迎えするのではなく、
予め、候補の方には、御幼少のときからロイヤルファミリーの一員として、
我々国民との時間を共有して戴きたい、と私は願っている。
着袴の儀とか、小学校ご入学、その後のご進学やご留学、
青年皇族となられてのご公務の開始、
そうした時の流れを、国民として見守り続けてこそ、敬愛の念も深まるのだ。
結果的にその方が東宮になられなくても、どのみち宮家は必要だ。
天皇家ひとつだけあってもロイヤルファミリーとしては心許ない。
天皇家を中心に、東宮家と複数の宮家があってこそではないか。

繰り返しになるが、私は個人的には女系に違和感はなく、
「直系」のほうが現代感覚に即しているのではと思うくらいなのだが、
それでは王朝の交代という点で、問題になりかねないということは理解している。
さりとて、旧宮家というだけで、突然に俗世間のどこかから
新「天皇」が引っ張り出されて出現することには大いに抵抗がある。
それで、男系男子という線がどうしても譲れないという意見が強いなら、
一刻も早く、旧宮家から男児を皇室に迎え入れて戴きたい。それも複数名。
ご幼少のときから、否、かなうならば御誕生直後から、
皇族として宮様としてお育ちになる方やその末裔の方々に、
未来の天皇陛下や宮家の皇族になって戴きたい、と私は希望しているのだ。

これまで長期に渡って皇室と無関係に暮らして来られた方々を
旧宮家というだけで、このような話に巻き込むのは、
基本的人権の見地からは問題がある、とこれまた個人的には思っているのだが、
天皇が日本国憲法の第一章に規定された存在であるだけに、
ここはやはり尊重・優先されるほかないであろう。
私は基本的に、憲法を遵守したい立場でもある。
であれば、憲法が日本の象徴と謳う天皇家の安泰のために、
旧宮家から皇室に御養子を迎えるのは、早いほど良いと思う。

………以上です(^_^;。

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押し入れの奥側の半間分をお仏壇に改造する工事が
いよいよ明日から始まる。
今の状態の押し入れを見るのは今夜が最後、
と思って記念撮影した(笑)。

 

今年はコロナ禍でどこへも出かけなくなり、
その御蔭で家での時間が増え、あちこち片付けがはかどり、
親の家の整理など懸案事項だった事柄にも次々と着手できた。
思いもかけず、順調な展開になったことを有り難く思っている。

きょうは神社の用事があって朝から実家方面に出かけたので、
帰りに、かねてお世話になっているインテリアショップに寄った。
このところStayHomeを決め込んでいて、久しぶりの外出だったが、
和室のコーディネイトについて依頼したい事柄があったし、
私の部屋に移設したモデムとルーターを置くための
サイドテーブルも買いたいと考えたのだ。
空いていて、ゆっくりと店内を案内して戴けたし、
目的のものも購入することができ、なかなか良かった。

連日の猛暑だったが、きょうは少し曇りがちで、
多少なりとも気温も下がったので、しのぎやすかった。
明日からは家に工務店さんが入るので、私は否応なしにStayHomeだ。
和室で工事をされるので、隣接の居間が使えず、
……というか居間のソファでだらだら昼寝する訳に行かず、
この一週間はちょっと緊張感を持って過ごさなくてはならない(^_^;。
これはこれで、家に居ながら結構疲れるかもしれない。

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