私ひとり先にホテルを出発し、まずは朝10時から
テアトル梅田にて映画「グレン・グールド」。
本編の音楽はどれもグールド本人の演奏なのだが
いきなりベートーベンの田園で始まったのには驚いた。
当たり前のことだが、グールドは最初からバッハとシェーンベルクばかり
弾いていたわけではなかったのだ。
副題にあるグールドの「内面的世界」に触れることより
私にとっては彼のピアニストとしての様々な可能性を
感じることができたことのほうが、目からウロコの驚きだった。
2011年の今になって、本当に今更なのだけれど。
さて、映画のあとは、大阪駅で家族と落ち合い、
京都まで行って昼食を取った。
それから東本願寺と西本願寺にお参りし、
本能寺も見学して(このあたりの詳細はまた後ほど)、
娘がお友達のリクエストだったサンケイの「大阪ラーメン」を買い、
夕方また大阪に戻ってきた。
阪神百貨店内の中華料理店で夕食を取り、その後は再び家族別行動になり、
……今、私が何をしているかというと、梅田ブルク7の待合室に座って、
清志郎の映画「ナニワ・サリバン・ショー」の開始を待っているのだ。
広島で見ることの出来なかった映画を二本とも大阪で。
ああ、有り難いことだ。
ただひとつ残念だったのは、「ナニワ・サリバン・ショー」のパンフが
すでに品切れになっていたことだ。
もう上映期間も終わりの、こんな時期まで来られなかったのだから
出遅れなのはわかっていたのだが、それにしても悔やまれる(涙)。
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