思えば、先週金曜日の午後、このツリーを組み立てていたら
突然の腹痛が始まってしまったのだった。
それで週末、ツリーはいわゆる「ヌードツリー」の状態のまま、
居間の一角に鎮座していたのだが、昨夜ようやく私も立ち直り、
試験の終わった娘も上機嫌で手伝ってくれたので、
今年もどうにか、クリスマス・ツリーの飾り付けが完了した。
……ここまで、妙に、長かった(汗)。
家族の誰もクリスチャンでない我が家にとって、
こういうものは、お正月の注連飾りと変わりの無い季節モノで、
暇で元気なら早くから十分に準備ができるし、
なにか差し支えがあったり余裕がなかったりすれば、
もうどんどん後回しになって、最悪「今年はナシ」になったりもする。
クリスマス・ツリーをごく普通に飾っている年は、
それだけ家族の状況が安定していて、私たちも幸福だということだ。
ときに、今夜のロヴロ・ポゴレリッチ大阪公演には、
私は行かないことになった。
「無理して出かけて、またお腹が痛くなったらどーするん。
弟は、兄本人じゃないよ。別人でしょ」
と主人が明快きわまりないことを言って私を止めたからだ(汗)。
(この主人の言には、『兄イーヴォのために出かけるのならいざ知らず』
という基底構造が読み取れるのが、大変興味深いことである。)
Trackback ( 0 )
|
|