日本国内のCOVID-19の流行に関して、専門家会議が2月24日に
「ここ1~2週間が、急速な拡大に進むか収束できるかの、瀬戸際」
との見解を発表し、政府が全国の小中高に一斉休校を要請、
各種イベントや公演もそこから一気に自粛傾向が進んだ。
厳密に24日を起点として2週間を数えれば3月9日が区切りとなるが、
感染症防御の観点からは、そのような短期間では結論は出せまい。
2月半ばに公演のあったライブハウス複数箇所でクラスターの発生したことが、
半月を経た今頃、数として把握されている訳で、
感染→潜伏期間→症状発現→観察期間→医療機関受診→PCR検査→診断確定、
と進むまでには、どうしたって日数的に半月くらいは必要ということだ。
そうすると、この2週間の自粛にいかほどの効果があったか無かったかの評価は、
更に半月は待たなければ出て来ないと思うべきだろう。
3月下旬に感染者数の増加が爆発的になっていなければ、
2週間の自粛には一応の効果があったことになり、
「流行の山を低くして医療リソースの枯渇を避ける」
という大きな目標は、達成され得るという見通しが持てるだろう。
Twitterとfacebookで感染症学の今村顕史医師が、
『2週間の自粛要請によって、多くの方々が不便な生活に耐えながら協力してくれています。最前線で診療を行っている医師の一人として、その努力に心よりお礼を言いたいと思います。自分は、その国民性の中に希望があると信じています。この期間を終えても、すぐに感染症の拡大が終わるわけではありません。個人レベルでの「持続可能な予防策」を考えて続けてください。これからも一人一人による予防の積み重ねが収束へのカギとなることは間違いありません。引き続き、ご協力をお願いいたします。』
と書かれていた通り、このあとも1人1人が真面目にやる以外にないのだ。
私は3月についてはキャンセルできる限りの仕事をキャンセルしたのと、
先方から延期や中止を申し入れて来られた件もいくつかあったのとで、
自分比ではかつてあり得なかったほど、スケジュールに多くの空白ができた。
それでも、さすがに一ヶ月まるまる家で過ごす訳には行かないが、
このあと月末までは、平均して週2回、外に出れば、
残りは自宅に籠もっていられるように、行動計画を立ててある。
この3年、私は十分に「家で過ごす」ことができないまま暮らしていたので、
今回のコロナ禍は、自分にとってある意味、
大変良い機会となったと、感謝できる面がある。
収入は激減するが、自分なりにこの状況を活かしたいと思っている。
具体的にどう行動すれば良いかは、オバマ元大統領のtweetが決定版だ。
『Protect yourself and your community from coronavirus with common sense precautions: wash your hands, stay home when sick and listen to the @CDCgov and local health authorities. Save the masks for health care workers. Let’s stay calm, listen to the experts, and follow the science.』
「自分自身と周辺を、常識的な用心をしつつコロナウイルスから守ろう。つまり、手を洗い、体調不良のときは家から出ないようにし、CDCや地域の保健当局の指示通りにしよう。医療関係者に行き渡るようマスクを節約しよう。落ち着いて、専門家の話に耳を傾け、科学に従おう」
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一方で昨夜は、
『横浜市のコロナ感染者(男性70代)は発熱後、市内のスポーツジムを複数回にわたって利用していたほか、市内のスナックへも出掛けていたという。濃厚接触 1406人』
という報道もあった。
ジジィ、人の話、全く聞いとらんなオノレはホンマに(--#)。
今の時期に発熱したら一応自分で疑えよ。神経太すぎるわ(--#)。
休校にしてテレワークして皆がんばっとるのに台無しやが!?
……と私が内心で噴火していたら、野尻美保子教授が
『コロナは脳に取り付いてジムに行かせるのではないか』
とtweetされていて、なるほど!と膝を打った。
確かに、この件以前に、千葉でも名古屋でもジムで感染した件があった。
コロナがウツってからジムに行っていた人、大杉!!
日本では「ジム」と「ライブハウス」が、2大クラスター発生現場だな。
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