転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



COVID-19の流行については依然として予断を許さない状況だし、
少なくとも4月上旬までは、輸入症例の激増+過去半月の緩みのツケで、
国内患者数は、これまでにない、うなぎ登りになるだろうと私は覚悟している。
当面、簡単に収束するとか、良くなるなどということは期待できまい。
しかし、そうかと言って、一般市民が世も末みたいに悲愴な顔をして過ごす必要もない。
震災のときもそうだったが、素人が嘆いたり焦ったりしてみたところで、
周囲の雰囲気が下がるだけで、なんらプラスになる要素など無いのだ。

有り難いことに、感染症なので、必ず終わることはわかっている。
先が見えない、というのは気分の問題であって、どちみち終わることは間違いない。
それを、なるたけ早く、良いかたちで収束に持って行くために努力しているのだ。
この状況で、技術や知識を持たない一般人は、何をしようにも出来ないのだから、
ひたすら手を洗って、人混みに行かないようにして、待つしかない。
無能な者ほど、日常生活上の基本的な防御以外、何もすることが無い。
ラクといえば、これ以上ラクな話もない。
世界中で感染拡大して大変なので、現状を戦争状態にたとえる人も多いが
ともあれ家に居れば、爆弾は降って来ないし、屋根も壁も大丈夫で、心配ない。

井上篤史@bezieer『家でゴロゴロしながら「自分は今、世界を救ってるんだ」
と思える機会なんて、たしかに、なかなかないな。』
という至言もTwitterにあった(笑)。
そう、今は、体調に不安のある人もない人も、
自宅に引っ込んでいればそれだけ、多大な社会貢献ができる。
インドア派の怠け者には文句なしのパラダイスだし、
多趣味な人は、家で遠慮なく、様々な作業や製作に没頭できる。
また、この機会に、部屋で本を読んだり、雑誌を見たり、ネット検索したりしながら、
騒動が終わったらあれをしよう・どこそこへ行こう・これを食べよう、
等々と楽しい計画を心ゆくまで立てるのも良い。
上に書いたように、コロナは必ず終わるのだ。
その計画は夢どころか、近い将来実行できる極めて現実的な話だ。

それから、昨日の首相会見にあったが、
日本では抗インフルエンザウイルス薬「アビガン錠200mg」が
COVID-19治療薬として認可される方向だ。
軽症肺炎患者の重症化を防ぐ効果が期待できるという、
中国の臨床試験がある(←試験条件に不備があり論文が撤回されたが、どうなるか)。
そして、なんとこれは、富士フイルム富山化学の製品であり、
近いうちに国内200万人分を備蓄する見通しになっている。
錠剤の内服薬だ。静脈ポートの留置などという難しい薬ではない。
無論、すべての症状に効く訳ではないし、催奇形性など副作用も指摘されているが、
妊娠中の女性や妊活中のカップル以外なら、多くの人に使用可能だ。
日本がこれを握っていたのは、ひとつの光明と言えるだろう。

抗HIV薬のカレトラしか試していなかった1月半ば頃とは異なり、
あれから、吸入ステロイド喘息治療薬オルベスコや、
マクロライド系抗生剤、抗マラリア薬など、様々な薬剤の有効性が指摘されており、
そうした治療薬の臨床試験の結果も、およそ5月頃には出揃うということなので、
刻々と治療方法が研究され、その内容は向上している。
専門家たちの現場の成果は素晴らしい。
重症化さえ防げるなら、COVID-19は「用心は要るが、基本、風邪」に近くなるだろう。
こうなると、同じ罹るにしても、後から罹った者のほうがそれだけ条件が有利だ。
そもそも日本には国民皆保険があり、我々は皆、医療アクセスを持っている。
医療崩壊さえしていなければ(大汗)。
だから更にしっかり家でゴロゴロ怠けることにより、
自分が罹患する機会を遅らせ、我々市民が医療を守るのだ。

なお、政府による経済支援については、まだとても十分とは言えないが、
昨日の首相会見で、今後ともあれ給付金制度を設けることは明言された。
また、「旅行券」「和牛券」などの大喜利レベルの噂ばかりが取りざたされるが、
既に、経済産業省特別HPに、事業者への支援策についての案内がUPされている。

新型コロナウイルス感染症関連 経済産業省の支援策
上記のサイトについてはテレビでもあまり触れられていないようなので、
もっと幅広く周知徹底されても良いのではないかと思っている。
フリーランスも対象になっている。

厚生労働省の小学校休業等対応支援金制度も、まだ十分に知られていないかもしれない。
漫画家の井上純一氏がTwitterでの説明もされている。
井上純一(希有馬)@KEUMAYA 忘れずに支援金をもらいましょう。
新型コロナウイルス感染症による小学校休業等対応支援金(委託を受けて個人で仕事をする方向け)

追記(3月31日)
家賃などが払えない場合の、厚生労働省の「住居確保給付金」についても。
住居確保給付金について(PDF)

文部科学省の出している、今回のコロナ禍に関する修学支援や無利子奨学金などもある。
新型 コロナウィルス感染症の影響で学費等支援が必要になった学生のみなさんへ
独立行政法人 日本学生支援機構も、コロナ禍関連の給付奨学金を設定している。
新型コロナウイルス感染症に係る影響を受けて家計が急変した方への支援

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いよいよ日本のCOVID-19も危険なフェーズに突入した。
日本国内各地で、1月このかたずっと拡大を抑えるべく頑張ってきたが、
やはり3月半ばに緩んだのが命取りだった、という気がする。
もはや決壊は始まったとみるべきではないか。
いわゆる「5大都市」を中心に、感染の急拡大は必至の状況と思われる。
少なくとも、4月上旬までは3月のツケを払い続けなくてはなるまい。
そして、その後どうなるかは、神のみぞ知る(汗)。

私がこんなところに書いても何の影響もないかとは思うのだが、
今、心から願っていることのひとつは、
「都会から地方への帰省・疎開・旅行は絶対にやめてください」
ということだ。
勿論、試験や出張で数日前に東京その他にたまたま来ただけとか、
このタイミングで転勤や卒業、失業(汗)等で都市部に居る理由がなくなった、
等の人は、これから自宅のある場所に帰るとしても当然だと思うが、
普段は都会に定住している、地方出身の学生さんや若い親子連れなどが、
「なんかロックダウンが心配だし、静かな田舎の実家にしばらく帰ろうかな」
「感染者の居ない地域に行って、ゆっくり外出とかしたいし」
などというのは、この際、絶対に・絶対に・絶対に、やめて戴きたい。
それは、感染症拡大中のこの時期においては、国家規模の、殺人行為に繋がりかねない。

3月7日、ロンバルディア陥落前夜のミラノ中央駅の大混雑を、
私はテレビの映像で観ただけだが、
「これでイタリアが終わる…」と思ったことは一生忘れないだろう。
あのとき映っていた人たち、あの人たちの故郷の家族たちの、
どれほどがあれから発病し、死んだのだろうか。
3月7日時点でのイタリアの感染者数は4636人だったのに、
あれから3週間で9万人を超え、なお感染拡大が止まっていない。
移動禁止令が出される前にと、超過密の駅で並び、揉まれながら
彼らは知らずにウイルスを盛大にやりとりし、各地の故郷に持ち帰り、
自身が発病し、かつ両親や祖父母を死なせ、今のイタリアの惨状を招いたのだ。
あのとき、家路を急いだ人も故郷で受け入れた人も、
誰にも悪意など全くありはしなかった。
故郷の親を安心させたい、
早く我が子を安全な巣の中に取り戻したい。
その思いのために、ウイルスの大量移動が行われ、大勢の人たちが、死んだ。
帰省は、実は、安全などとは正反対の行為だったのだ。

そもそも、今なんともない貴方も私も、ただの潜伏期間かもしれないのだ。
これだけ市中感染が増えていたら、身に覚えが無くても普通に感染し得る。
前提として、私たち全員、自分を感染者と見なしてから行動すべきだ。
マスクが自由に手に入らない昨今、無症候性キャリアが、
今でなくても良いような用事で無防備に外出して、
行った先でウイルスをばらまけば、それが原因で死ぬ人が出るかもしれない。
「元気な者も全員、誰も彼も、今いる場所から動くな!!」
というのが感染症防御の大原則だ。ウイルスはヒトが運ぶのだから。
ウイルスは自分から勝手に飛んで行ったりしない。宿主の中にいるだけだ。
ウイルスを持った人間が、手指や飛沫により、それを外部に移動させるのだ。
ヒトとヒトが出会うことでウイルスは際限なく拡大して行く、
逆に、ヒトとヒトが出会わなければ、連鎖が断たれ、ウイルスは死滅して終わる。

つまり、実にシンプルな話だが、
どれほどの感染拡大中の地域であってさえも、
とりあえず誰も彼もが、家にさえいれば安全なのだ。
出歩くからヒトに出会ってウツし合うことになるのであって、
自分は元気だし、多分、感染者ではないだろう、
と感じているならなおのこと、
家から動かずにいればなんの心配もなくなる。
田舎の親御さんたちも、「危ないから、帰っておいで」ではなく、
「今は外は危ないから、家から出ないようにしなさい」と言うべきなのだ。
駅を目指して雑踏を歩いたり、混んだ乗物に乗ったりすること自体が危険なのであって、
家に居さえすれば、そんな感染の機会とはハナから無縁、限りなく、貴方は無事だ。

私は娘に、「この先、連休も帰って来ないように」と先週、伝えた。
私もまた、収束の目処が立つまで、金輪際、東京その他には行かない。
感染の機会を極限まで努力で減らし、医療機関を圧迫しないよう頑張ることが、
今の我々にできる最大にしてたったひとつのことなのだ。
外に出ないことを選択できる境遇の人は、もう、家から出ては駄目だ。
それこそ社会に不可欠の務めを負って、外に出るほかない仕事の人たちが
世の中には大勢あるのだ。
その方々の安全を最大限に確保するためにも、その他の者は自粛に努めるべきだ。

「都会から地方への帰省・疎開・旅行は絶対にやめてください」
命に関わる大事なことなので、二度言いました。

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新型コロナウイルスの広がり方はますます加速している。
日本は大都市圏を中心に感染者数が激増して大変なことになっているのだが、
世界の各地もまた、文字通りアウトブレイクの連続で、酷い状況が続いている。
先日はついに、東京オリンピックの1年延期が決まった。

OC会長、延期の五輪開催は「夏に制限していない」(朝日新聞)
『国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は25日、電話記者会見を開き、「遅くとも来夏までに開く」とした東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの新たな開催時期について、「夏に限定していない。(2021年ならば)全ての選択肢が交渉のテーブルの上にある。幅広い視点で検討できる」と述べた。』

世界的な非常事態のために五輪延期もやむなしとの結論に至った訳だが、
御蔭で真夏の開催が回避できるとしたら、参加選手にとって素晴らしいことだ。
この一点だけは、「禍転じて福となす」という結果になって欲しいものだと願っている。

*******************

私個人は、依然として「仕事以外では外に出ない」生活を続行している。
神社関係の行事は、原則、宮司さんによる祭典だけしか行われないことになり、
「少人数限定の参列」+「直会(なおらい)省略」ということで、
例年よりずっと気楽なスケジュールになっている。
会社のほうは、さすがにいつまでも土曜勤務をサボれなくなり、
4月から、土曜も含めて一回2~3時間の勤務を週3回、と決まったが、
それでも、一時期の最高に忙しく稼ぎまくった頃に較べたら
三分の一くらいの少なさになっている。……助かった(^_^;。

家にいると、生来がインドア派の私は相変わらずこのうえなく幸せだ。
朝から全部の部屋を掃除して、洗面台やバスタブやトイレを磨き
洗濯物を干し、生花を飾り、「丁寧に、くらす」ってこういうことね、
と自己満足に浸る毎日だ。
……そういえば、「丁寧に、くらす」と福岡界隈の方言で言うと、
「念入りに、殴打する」という意味になる、
と以前、Twitterで見てとても気に入ったものだが(爆)。

実家関係でたまっていた書類仕事も、時間がまとまっているのではかどり、
ここ数年、懸案になっていた父の確定申告の修正申告書類をつくったり、
土地売買の関係で税理士さんや司法書士さんと連絡を取ったりと、
これまで忙しい平日に綱渡り的にこなしてきた用件に、
最近は腰を据えて取り組むこともできた。

最終的に全部の仕事が終わっているなら、どういう順序でやっても良い、
というのは本当にラクだ。
仕事を片付けたうえに、久しぶりにラジオの語学学習も復活させられたし、
合間には「いつか時間が出来たらやろう」と用意していた手芸キットの
モチーフ編みを楽しむことさえできるようになった。
与えられた時間を、自分の思い通りに区切って使えるのは最高だ。

それでつらつらと思い出したのだが、私は子供の頃、学校が大嫌いだった。
なぜなら、時間割で固められ、やりたいことをやる自由がないからだ。
それを最初に痛感したのが、小学校1年生の「読書」の時間だった。
その日はクラス全員で図書室に行き、興味のある本を各自選んで読み、
時間内に読書感想文を書き上げて提出する、ということになっていたのだが、
私は、読み始めた本が面白すぎて時間内に読み終わらず、
途中で気付いて、切り上げて感想文を書き始めたが、これもまとまらなかった。
7歳のワタクシは憤然となったが、その納得の行かなさを説明するための、
語彙も勇気も持っていなかったので、不本意極まる感想文を提出した。
次の理科の時間になっても、本と感想文のことが頭から離れなかった。

私はその読み終えられなかった本を図書館から借りることで、
「読む」ほうには決着を付けたのだが
(ちなみにその本とは、著者など覚えていないが『キュリー夫人』)、
果たして、読書感想文の評価は良くなかった。
それで、次に同じ授業があったときには、私は作戦を考え、
とにかく薄い本、……もとい、ページ数の極端に少ない本を選びだし、
一気に斜め読みして、残りの時間で感想文をがっつり書いた。
幼心に、「ふんっっっ」と思った瞬間だった。

子供ながら、タイムマネージメントを学んだ貴重な機会ではあったと思う。
学校の偉大さを、大人になった私は決して否定はしない。
しかし、あの『キュリー夫人』を読み終えられなかった不本意さ、及び、
次に、どうでもいい本を超特急でサバいて感想文とかいうものを書き終えたときの
「やっつけ仕事」感のつまらなさは、今でも思い出せる。
学校は、つまりその後の「仕事」の場とよく似ていたのだな、と今にして思っている。
これはこれで、社会へ出るのに、必要な能力だったのだと、今ならわかる。

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「切り花を買いたい」願望を野放しにしている今月、
今度はスイートピーの花束を買った。
だいたい一週間から十日で前の花が弱って来るので
買い足したり取り替えたりして、今月はずっと生花を楽しんでいる。
来月も基本的に仕事以外では外出しないので、
引き続き、切り花を飾る生活を満喫しようと思っている。

まさに細やかに、文字通り微力ながら経済をまわそうとする昨今だ(汗)。
花を買い、保存食を買い、薬を確保し、読みたかった本をまとめ買いして、
自分的巣ごもり生活を勝手に続行しているワタクシである。
それもこれも、インフラが無事で物流も今のところ止まっていないからこそだ。
自然災害に較べたら、破格に良い条件だ。有り難いことだ。
携わっていらっしゃる方々に心からのお礼を申し上げたい。
私の生活は、現代日本の社会システムを支える方々の御蔭で、成り立っている。
日本しか知らないに等しいけど、私は日本に住んでいて良かったよ(T_T)。
この世の中が崩壊しないことを切に願う。

*****************

ときに、楽しい話、可笑しい話を仕入れるのが、
私のTwitter利用の大きな目的なのだが、昨夜いちばんウケたのがコレ↓だ。
加藤茶常と出会って4秒で合併@spyke_ash:コロナの影響で便所紙が高いのしか残っておらずしぶしぶ買ったら高いせいかすごく良くて「こんなの知ったらあたしもう……」ってケツが泣いてる。』

平成生まれの皆さんはご存じないことだろうかと思いますが、
ビロウな話ですけども昭和40年代頃までは「落とし紙」が固くてですね。
「よう揉んで使うんやで」
というのが日常だったのでございますよ(^_^;。
昭和の後半にはさすがに我が家では新聞紙は使ってませんでしたけどね。

なんだかいろいろ思い出しちゃった(^_^;。
綺麗なお花の話のあとに、なんなんだこれ(逃)。

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ニュースによると、この週末連休から俄に自粛ムードが緩み、
好天も相まって、各地は行楽で賑わい、
花見に繰り出す人たちも大勢あるようになったそうだ。
更に、昨日、JR仙台駅では到着した聖火を観るのに5万人の人出になり、
今日、さいたまスーパーアリーナでは観客1万人が集結し、
格闘技K-1のイベントが開催されたとのことだ。

自粛疲れとか、コロナ慣れとか言われているようだが、
私は目下、とてもじゃないが、そのような心境にはなれない。
海外の状況も含めて、数字を見れば見るほど、
危機的状況に向かって我々は進んでいると感じる。
小中高を一斉休校にし、各種職場をテレワークにし、イベント自粛して、
ようやくぎりぎりで踏みとどまっているのが、今の日本の状態だ。
一歩外せば、そこから決壊して手が付けられなくなる。
日々、緊張は高まっている。今、我々が居るのは崖っぷちだ。

私は医療ヲタゆえに、新型インフルはデータが出てからは恐れなかったし、
自分が被爆2世として、周囲の皆が被爆者や2世という環境で育っていたため、
原発事故のときの放射能汚染の問題も、健康被害としては怖いと思わなかった。
しかし、今回の新型コロナは、私にとって、それらとは全く桁の違う脅威だ。
COVID-19そのものは、罹ったら皆が死ぬ、から怖いのではない。
治療の全く要らない風邪程度で終わる人も多いし、仮に重篤化した場合でも、
平時に、ぽつんと発生した程度なら、日本の医療では多くの場合、救命可能だろう。
しかしそれが感染症として伝播し、瞬時に医療資源を食い尽くすから恐ろしいのだ。
致命率や重症化率が少々低くても、
アウトブレイクして分母としての患者数が急激に増えれば、
重症者数が医療施設の許容量を超え、医療崩壊が止まらなくなる。
医療従事者まで疲弊し感染し、患者が溢れ、本来助かる人まで皆、死ぬしかなくなる。

ともあれ、素人が一度にどうこうできる問題ではないので、
私自身に可能なのは、引き続き、人混みへはできるだけ行かないことと、
日々、手洗い励行することくらいしかない。
そして、至近距離での会話がありそうな場ではマスクをつけること、か。
あとは、可能な範囲で無駄金を使って、経済を回すように努めることくらいか。
本当に微々たることしかできないが、感染の危険を自ら冒すよりは
せめて、このくらいは頑張りたいと思っている。
私個人はこれらを、今後数年単位の話になるとしても続ける覚悟だ。

政府には、労働者の休業補償とか、イベントの中止補償などを
大幅減税とともに検討して貰いたい。
自粛要請だけで補償がないから、自転車操業の業界はイチかバチかでも
業務を再開したり、店舗を開けたり、大規模イベントを決行したりするのだ。
そうせねば破綻して首をくくるしかなくなるから、選択の余地がないのだ。
しかしそれは両刃の剣だと、皆、本当はわかっている筈だと思う。
そうした賭けのために一旦、感染爆発を起こしてしまったら最後、
あらゆる社会活動は完全に止まる。
病死と経済死が、択一でなく同時に、来る。

早急に、業種問わず、現金給付を含む大規模財政出動と消費税大幅減税を求める!!
いつの日か騒動が収束した後には、
所得に応じて復興税みたいなのが来ても文句言いません(T_T)。
出せるだけは出します、仕方ないじゃないですか(T_T)。

***********************

追記:3月23日(月)午後5:52
Fumie Sakamoto,MPH,CIC 坂本史衣:COVID19と診断されるのは、ウイルスに感染してすぐではなく、潜伏期間(数日〜14日間)+軽症の時期(7日間)を過ぎた頃です。なので今日報告されたCOVID19の患者さんが感染したのは今からだいたい3〜4週間前です。この連休で感染した人の多くが把握されるのも、約3〜4週間後なので、4月の上旬から半ば頃になります。都心では患者さんが徐々に増えています。医療者には「近づいてきた」という肌感覚があります。安心して良い時期では全くありません。人混みを避ける。手を洗う。もうしばらく頑張る必要があります。』

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ヒカシューに『マスク』という曲があったな、
と脈絡なく思い出したのだが(ヒカシュー:マスク(YouTube))
会社でもついに、新型コロナ対策として接客のときマスクをつけることになり、
先日、使い捨てマスクがオフィスに一箱、支給された。
どこの店でもマスクが売り切れの昨今、
社員分のマスクを一体どこからどうやって仕入れてきたのか、謎だ。
いつまで続くのか、続けられるほどの枚数が今後も支給され続けるのか??

……と、それはともかくとして、
今週火曜日からそれが始まり、私はほぼ初めて、
会社に居る間じゅうずっとマスクをつけて仕事をしたのだが、
英語を話すときにマスクって、全然向いてなくね!?と痛感した。
日本語とは比較にならないほど顔の下半分の筋肉を動かすし、
使う息の量も多いので、マスクをして英語で喋っていると、
マスクがしょっちゅうズレまくり、ウザくて困った。
また、その都度、手でマスクの位置を直さなければならず、
マスクに触る回数が多くて、不潔なのも我慢がならなかった。
手で顔を触らない、というのが感染症防御の第一歩なのに、
これじゃ本末転倒だ、どれだけ頻回に手洗いしても追いつかないよ(T_T)。
「マスクつけて喋るのって、本当に難しいですね?」
とカナダ人同僚に訊いたら、彼も同意し、troublesome、と溜息をついていた。
半日が終わる頃には、私はもう、annoying!!とキレそうになった。

私は悟った。
諸外国にマスク文化がなく、日本でだけ幅広く定着したのは、
日本語が、マスクをちんまりと装着したまま話すのに向いているからだ。
口をヨコに開く動きが少なく、唇まわりの力を抜き、少ない息で、
省エネで喋ることが、日本語は可能だ。
それゆえに飛沫が少なく、感染防御に向いているとも言えるのだが。
その点、英語は、そんなふにゃふにゃでは通用しない。
昔、タモリがギャグでやっていたが、No、と発音するとき、
「の~…」では駄目で、「ンンン~ノーーーーーウ!!!」と言うと、らしくなる、と。

こういう濃い言語を喋るには、緩いマスクなんかストレスの元になるだけだ。
医療従事者みたいに、顔にアトがつくくらいのピッタリサイズが欲しい。
私は帰宅し、納戸をさぐって、「子供用マスク」を掘り出した。
私はもともと通年性アレルギー性鼻炎と慢性扁桃炎があるので、
こんな事態になる前から、家にはマスクの準備が常にあったのだが、
私の記憶どおり、サイズ小さめのマスクがいくらか残っていた。
以前、メガネが曇るのがイヤで、意図的に試していたヤツだ。
装着してみたら、会社のより格段にキツめで、ずれにくい感じがした。
耳にかけるゴムのところを部分的に結んで絞ると、更に、
乱暴に英語を喋ってもズレなさそうな感じになった。

よし、来週からコレで行ってみよう。
『♪ これで安心……』(by ヒカシュー『マスク』)……だと良いがね(汗)。

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卒業式や入学式、歓送迎会、その他行事のキャンセルが相次ぎ、
生花店に花が余って困っている、という記事を読んで以来、
私は自分の「切り花を愛でたい」願望を野放しにすることにした。
5日に買ったガーベラ・薔薇・カーネーションたちがだいたい終わったので、
昨日また、薔薇とフリージアを束にして購入した。

商品としては、本来ならこれからハイシーズンとなる胡蝶蘭が
目下、行き場のないまま、大量に出荷を待っている、
というニュースも今朝、テレビでやっていたが、
申し訳ないが私は鉢には一切関心がないので、
胡蝶蘭は値下げされても貢献ができない。
かわりに切り花を買うことで、多少なりとも業界への支援になれば嬉しいのだが。

フリージアを買ったのは久しぶりだったが、
強引でない、甘い香りがほのかにあって、とても気に入った。
家に犬猫がいると、植物によっては毒になるので気をつけないといけないが、
我が家は長年、ペットを飼っていないので、そういう心配は全く無い。
私はもともとは、植物より動物のほうが好きな人間だったのだが、
年齢もあがり、だんだん枯れて(爆)来たので、
今はこうして、切り花を眺めて満たされる暮らしが、
自分に合っているのではないかと思う、今日このごろです(笑)。

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新型コロナ騒動で世の中がすっかり変わった。
出歩かず、集まらず、できるだけ家で過ごすのが良い、という風潮になったので、
学校が休みになり、社会人たちは可能な限りテレワークを選択するようになり、
移動や旅行をする人が減り、公共交通機関は間引き運転を実施し始め、
観光地も、市街地の通りも店も、ガラ空きになった。

それに伴って、インドア派の私には、あり得ないほどの天国がやってきた。
自分から減らしたのや顧客から延期を申し入れられたのや、
様々なケースがあったがとにかく外に出る仕事が激減した。
誰も来ない、誰の話も聞かなくていい!
そのぶん収入も減ったのだが、私は幸せだ。
過去5年間あり得なかったほどの時間を、とうとう、手に入れた。
○時までに○○集合!という圧迫で真っ黒になっていた手帳に、空白ができた。
2連休どころか、きょうも明日も明後日も、外に出なくていい=化粧しなくていい、
という、体の芯から解放されるような極楽状態が実現した。
御蔭で、この半月ほど、私はついに、家の中での小走りをしなくなった。
分刻みで追い立てられるストレスから、ようやっと、解放されたのだ。
ゆったりと自由な時間は宝物だ、素晴らしい、素晴らしい……(感涙)!!

このところ私は、朝から家のすみずみまで時間を気にせず掃除をして、
お茶を淹れて、午前中から本を読み、編み物を楽しみ、音楽を聴き、
午後からはラジオで語学をやり、ラジオ体操で体をほぐし、
思うさま、自分の思索の中にだけ耽溺して、素晴らしく充実した毎日を過ごしている。
夜、眠るとき、なんと自由で楽しい一日だったのだろう、と心から満足で、
明日もまた家に居ることができる、と噛みしめるときの安らぎと言ったら、ない。
まさかこのトシでこんな幸せなひとときを手に入れることが叶うなんて、
私は今年の初めにはまだ、想像もしていなかった。
COVID-19の騒動が国際的な災禍であることは日々感じており、
医療機関や高齢者施設の崩壊を私は本気で心配しているし、
日本経済の底が抜ける可能性も無視できない、と危機感も持っているのだが、
それとは別の、非常に小さな、閉じた個人の世界の中で、私はこの瞬間、幸福だ。
なかなか罰当たりで、バランス感覚を欠いた話だとは思うが、正直な本音だ(汗)。

*****************

家庭で過ごす機会の増えた消費者を相手に、
出版や映像などの業界では各種コンテンツがネットで無料公開され、
私はこれまで読むことの出来なかった本や、観ることの叶わなかった映像を、
家でゆっくりと楽しむことが可能になった。
また、各種の催しが開催困難となったことを受けて、
無観客で音楽会等が行われネットで無料配信される、という機会が増え、
私にとっては、出向くことを諦めていた演奏会をいくつも聴くことができた。
中継では「生」に叶わない面もあるが、映像には映像の良さもあるし、
何より、地方在住の者にとっては首都圏の演奏会を居ながらにして楽しめるのは、
限りなく有り難く、幸せなことだ。

今、ひとつ思っているのは、こういう公演の動画配信が
これから、もっとビジネスとしてシステム化され、
非常時対応としてだけでなく、平時にも、有料配信のかたちで
広く販売されるようにならないものだろうか、ということだ。
私は、時間的距離的な縛りが常日頃大きいので、なかなか、
東京や大阪まで公演を観に・聴きに出かけることができない。
仕事帰りに劇場やホールに寄って、心豊かなひとときを過ごす、
という自由が、地方に住んでいるとそうそう得られない。
ゆえに、もしそうした演奏会等がもっと数多く動画配信されるものならば、
私はそのひとつひとつに、喜んで支払いをしたいと思うのだ。

目下は非常時だから、無料ライブ配信が積極的に行われているのだと思うが、
提供されているのは、元来、チケットを買った聴き手を前に行われるべき公演だ。
ならば、公演の動画配信にも価格を設定したら良いではないか。
各地の映画館でのライブ・ビューイングやディレイ・ビューイングにだって、
あれほどの価値があり需要があるのだ。
現代日本では、ネット環境が一般家庭にも広く整えられている。
価値のある動画なら、課金して観る・聴くことを厭わぬ人は多いと思う。
もし普段の演奏会でも、現地と同時に有料動画配信することが可能になれば、
主催者や出演者にとっては、客席数に限定されずに幅広く機会を提供できるし、
聴き手にとっては、これまで往復の時間や交通費宿泊費を理由に断念していた、
各種の音楽会へのアクセスが可能になる。
高齢者や心身の状態のために外出の難しい聴き手もライブ演奏を楽しめる。

今、無料で配信されているのは、チケット代に値する内容の音楽会だ。
聴き手から、積極的に、相応のお金を取るべきだ。
このような事態になったことを機会に、新しいビジネスモデルとして、
有効な有料動画配信を公演ごとに設定できるようにならないものかと、
このところ毎日思っている。

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昨年9月から今年の2月初旬まで、私は働きづめに働いてきた。
完全週休2日など異次元の世界の話だった。
その期間の蓄えを、今こそ放出しようと、半月ほど前に思い立った。
新型コロナ禍で日本経済が停滞しているこの時期、
私にもすぐに出来る貢献は個人としての消費活動だろう!
「いつかは叶えたい夢」なんてものは、結構だが大概にしないと、
短い人生が終わってしまう。
各種「夢」のうちでも買い物なんて、最も手っ取り早く実現できるではないか。
いつ買っても同じものなら、もう、先送りしていないで今買うんだ、今!

それで、前々から自分の中で懸案になっていた
リビングとダイニングの照明を新しく購入する決意を、ついに、した。
こんなものでも、私にとっては一大決心の要る金額なのだ。
今まで使っていたのは、13年前、現マンションに入居したときに
ネットの激安サイトとオークションとで手に入れ、自分で取り付けた、
普通の蛍光灯のシーリングライトだった。
次に照明を付け替えるならそれらをLEDに変更したいとずっと思っていたし、
せっかく新調するなら、灯具も是非とも輸入照明を試して、
シーリングメダリオンによるデコレーションも楽しみたいと思った。

うちの間取りは、マンションによくあるLDKで、
ダイニングテーブルの真上と、居間側の中心、
それに、それらの間の通路的なスペース、の三カ所の天井に電源があった。
三灯それぞれ違うテイストにするほどのセンスには自信がなかったので、
ダイニングとリビングは同じシリーズのイタリア製田舎風シャンデリア、
間にシーリングタイプの一灯を挟むかたちにして、
無難であっても統一感のほうを重視するようにした。
メダリオンも、ダイニングとリビングでは装飾性の高いものにし、
真ん中はシンプルなデザインのを選んだ。

以下、左から、ダイニング、通路スペース、リビングの順。
    

高低差はあるが、いずれも下がるタイプの灯にしたことで光源が低くなり、
それだけでも部屋の雰囲気がかなり変わった。
灯具の形状とも相まって、昭和40年代にあの寒村の実家で味わったものに似た、
懐古趣味的な空気が醸し出されるようになった。
また、どの照明もそうだがLEDはワット数相当よりも光が強く、
角度によっては「コウコウと明るい」感じになった。
これまた、昔の白熱灯の光に通じるものがあると、やってみてわかった。

LEDは5年保証がついており、電球本体は10年でもモつ見込みだそうだが、
口金の部分の劣化で寿命を終える場合が多いとのことだ。
20年くらい前に電球型蛍光灯が出回り始めた頃、
単価は高いが長もちするというので、私は積極的に購入したものだったが、
今や新たにLEDが台頭してきて、一般に浸透するようになった。
私にとって照明器具は、そう頻回に買い直すものではないので、
こうして思い切った取り替えをするたびに、
電球その他の周辺器具が、前回と較べていっそうの進化を遂げているのを感じ、
昔、家電屋さんでわくわくしながら「電球色蛍光灯」を買った日々のことを
ふと懐かしく思い出したりした。

ともあれ、これにて、LDKの照明、完成~~(^^)!
ついに手に入れたぞ、憧れのアンティークウッドのシャンデリアを!

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日本国内のCOVID-19の流行に関して、専門家会議が2月24日に
「ここ1~2週間が、急速な拡大に進むか収束できるかの、瀬戸際」
との見解を発表し、政府が全国の小中高に一斉休校を要請、
各種イベントや公演もそこから一気に自粛傾向が進んだ。
厳密に24日を起点として2週間を数えれば3月9日が区切りとなるが、
感染症防御の観点からは、そのような短期間では結論は出せまい。
2月半ばに公演のあったライブハウス複数箇所でクラスターの発生したことが、
半月を経た今頃、数として把握されている訳で、
感染→潜伏期間→症状発現→観察期間→医療機関受診→PCR検査→診断確定、
と進むまでには、どうしたって日数的に半月くらいは必要ということだ。

そうすると、この2週間の自粛にいかほどの効果があったか無かったかの評価は、
更に半月は待たなければ出て来ないと思うべきだろう。
3月下旬に感染者数の増加が爆発的になっていなければ、
2週間の自粛には一応の効果があったことになり、
「流行の山を低くして医療リソースの枯渇を避ける」
という大きな目標は、達成され得るという見通しが持てるだろう。

Twitterとfacebookで感染症学の今村顕史医師が、

『2週間の自粛要請によって、多くの方々が不便な生活に耐えながら協力してくれています。最前線で診療を行っている医師の一人として、その努力に心よりお礼を言いたいと思います。自分は、その国民性の中に希望があると信じています。この期間を終えても、すぐに感染症の拡大が終わるわけではありません。個人レベルでの「持続可能な予防策」を考えて続けてください。これからも一人一人による予防の積み重ねが収束へのカギとなることは間違いありません。引き続き、ご協力をお願いいたします。』

と書かれていた通り、このあとも1人1人が真面目にやる以外にないのだ。
私は3月についてはキャンセルできる限りの仕事をキャンセルしたのと、
先方から延期や中止を申し入れて来られた件もいくつかあったのとで、
自分比ではかつてあり得なかったほど、スケジュールに多くの空白ができた。
それでも、さすがに一ヶ月まるまる家で過ごす訳には行かないが、
このあと月末までは、平均して週2回、外に出れば、
残りは自宅に籠もっていられるように、行動計画を立ててある。
この3年、私は十分に「家で過ごす」ことができないまま暮らしていたので、
今回のコロナ禍は、自分にとってある意味、
大変良い機会となったと、感謝できる面がある。
収入は激減するが、自分なりにこの状況を活かしたいと思っている。

具体的にどう行動すれば良いかは、オバマ元大統領のtweetが決定版だ。

『Protect yourself and your community from coronavirus with common sense precautions: wash your hands, stay home when sick and listen to the @CDCgov and local health authorities. Save the masks for health care workers. Let’s stay calm, listen to the experts, and follow the science.』
「自分自身と周辺を、常識的な用心をしつつコロナウイルスから守ろう。つまり、手を洗い、体調不良のときは家から出ないようにし、CDCや地域の保健当局の指示通りにしよう。医療関係者に行き渡るようマスクを節約しよう。落ち着いて、専門家の話に耳を傾け、科学に従おう」

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一方で昨夜は、
『横浜市のコロナ感染者(男性70代)は発熱後、市内のスポーツジムを複数回にわたって利用していたほか、市内のスナックへも出掛けていたという。濃厚接触 1406人』
という報道もあった。
ジジィ、人の話、全く聞いとらんなオノレはホンマに(--#)。
今の時期に発熱したら一応自分で疑えよ。神経太すぎるわ(--#)。
休校にしてテレワークして皆がんばっとるのに台無しやが!?
……と私が内心で噴火していたら、野尻美保子教授が
『コロナは脳に取り付いてジムに行かせるのではないか』
とtweetされていて、なるほど!と膝を打った。
確かに、この件以前に、千葉でも名古屋でもジムで感染した件があった。
コロナがウツってからジムに行っていた人、大杉!!
日本では「ジム」と「ライブハウス」が、2大クラスター発生現場だな。

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