それは2001年、3年前の12月。水戸で行われた沼田氏のお別れ会に出席し、帰ってくる列車の中での出来事。
その時水戸に行った人は、沼田氏が移植手術をうけるための費用、9000万円集めるために、募金活動をしていた中学同期の仲間だった。すでにその時、募金活動した同期30人くらいは、沼田氏の東京の実家で、お別れをすませていたため、少人数の参加だった。
会の終了後、8人は列車に乗り込んだ。その時の気持ちは、悲しさともちょっとちがう。残念ともちがう。沼田氏も精一杯がんばったし、私たちもできるだけのことはやった。達成はできなかったけれど、力の限りがんばった後というか、ふつうに誰かとお別れした時とは違う感情が流れていた。
確かなのは、終わりを迎えたということだった。沼田氏が病気と闘うことも。私たちが募金活動をすることも。3ヶ月間ほど、毎週のように街頭に立って、募金活動をしたが、もうすることもないのだ。
この募金活動のために、35年ぶりに再会を果たした人もいた。でも、3ヶ月の間に、もうずっと長い間の友だちのようになっていた。
その帰りの列車の中での出来事。ビールやお酒を手にして、座席を回して、四人ずつ向かい合う。通路を隔てた向こう側も同じようにする。すぐに通りかかった車掌さんから、
「通路をはさんで話しをしないでください。」
とのお達しがある。何もしゃべる前から、うるさくするだろうと思われたのだった。
そして約一時間半の後。その間がうるさかったかどうかは、多分想像通りでしょう。
上野駅でおりる直前のことだ。
突然、仲間の一人が立ち上がって、ほかの乗客に向かって、頭を下げたのだ。
「ぼくたち中学の友だちどおしで、今日は友だちのお葬式があって水戸までいってきたんです。うるさくしてすみませんでした。」
ほかの乗客の人たちの顔は、一気にほころび、みな笑顔でうなずいてくれた。
T君。そんなことを、他の乗客に言ってくれたあなたは、ほんとうにエライ!!
(写真は「沼田さんを助ける会」の解散式。職場の元同僚や同期生など)
その時水戸に行った人は、沼田氏が移植手術をうけるための費用、9000万円集めるために、募金活動をしていた中学同期の仲間だった。すでにその時、募金活動した同期30人くらいは、沼田氏の東京の実家で、お別れをすませていたため、少人数の参加だった。
会の終了後、8人は列車に乗り込んだ。その時の気持ちは、悲しさともちょっとちがう。残念ともちがう。沼田氏も精一杯がんばったし、私たちもできるだけのことはやった。達成はできなかったけれど、力の限りがんばった後というか、ふつうに誰かとお別れした時とは違う感情が流れていた。
確かなのは、終わりを迎えたということだった。沼田氏が病気と闘うことも。私たちが募金活動をすることも。3ヶ月間ほど、毎週のように街頭に立って、募金活動をしたが、もうすることもないのだ。
この募金活動のために、35年ぶりに再会を果たした人もいた。でも、3ヶ月の間に、もうずっと長い間の友だちのようになっていた。
その帰りの列車の中での出来事。ビールやお酒を手にして、座席を回して、四人ずつ向かい合う。通路を隔てた向こう側も同じようにする。すぐに通りかかった車掌さんから、
「通路をはさんで話しをしないでください。」
とのお達しがある。何もしゃべる前から、うるさくするだろうと思われたのだった。
そして約一時間半の後。その間がうるさかったかどうかは、多分想像通りでしょう。
上野駅でおりる直前のことだ。
突然、仲間の一人が立ち上がって、ほかの乗客に向かって、頭を下げたのだ。
「ぼくたち中学の友だちどおしで、今日は友だちのお葬式があって水戸までいってきたんです。うるさくしてすみませんでした。」
ほかの乗客の人たちの顔は、一気にほころび、みな笑顔でうなずいてくれた。
T君。そんなことを、他の乗客に言ってくれたあなたは、ほんとうにエライ!!
(写真は「沼田さんを助ける会」の解散式。職場の元同僚や同期生など)
後は何でしょう・・・(軽率なことは書けないし 言葉に なかなか表現できないのですが・・・)
しかし ほんの一言で 腹も立つし 救われもするし
マナー以前のモンダイですよね
やはりその方の 人間性でしょうか
gooからメールがきてないので、多分アップされなかったのだと思うよ。残念なことに。
最近gooは、夜にはアクセスできないことが多いし、Blogをする人の人数が多くて、サーバーが対応しきれないんだと思います。
今日も私は自分のにコメレスして、投稿したけど、動かなくなっちゃったので、もう一度投稿したら、二つアップされました。だめな場合は、削除するか、してもらえばいいので、あやしいと思ったら、二度押ししたほうが無難かも。
車内の人も、私の今の感動と同じじゃないかと思っています。
紅連さんの周りには、感動的な人が沢山いますね、
別の機会にも、やっぱり、すごく感動したことがあったので、いつかそれも書こうと思います。
ふだんは、けっこう酔っぱらいのおじさんだけど(ゴメンねT君!)、ここぞという時に、すばらしい人格をあらわすんですよね。
後で、あの時すごくよかったよ、というと覚えてなかったりするんですけど。
ピンクのズボンのみさとちゃんのお父さんだけど、やっぱり、そういう後ろ姿を見て、いい子に育つよなあと・・。