今日は4週間に一度の、母の付き添いで高井戸のY病院にいく日だった。
ほぼ一日がかりなので、大変といえば大変だけど、待ち時間にバラの花をながめながら、散歩したり、中庭の花をながめたり、ずっと読めずにいた本を読んだり、それなりに穏やかな時間なのである。
(携帯なので、あまりよく写真が撮れなかった)
今年2月に亡くなった父が、6年近く前に初めて入院した時も、よく父に付き添って、同じ庭を散歩した。その4年ほど前から父はアルツハイマー型痴呆症と診断され、これからどうなっていくのか不安な頃だった。
6年前の3月から5月まで入院していたが、この庭を父と散歩しながら、俳句を詠んだのを思い出した。こんな俳句をいくつも詠んだが、今日まですっかり忘れていた。
病院のベンチに座り日向ぼこ
この庭も吾が庭もなく春を見る
春朧父の頭にもやかかる
春の闇自在に行き来す現在(いま)と過去
春風に吹かれて父の眼もなごむ
(写真は去年父と一緒に見た最後のさくら)
◆河童師匠の 「金木犀の花」にトラックバック
ほぼ一日がかりなので、大変といえば大変だけど、待ち時間にバラの花をながめながら、散歩したり、中庭の花をながめたり、ずっと読めずにいた本を読んだり、それなりに穏やかな時間なのである。
(携帯なので、あまりよく写真が撮れなかった)
今年2月に亡くなった父が、6年近く前に初めて入院した時も、よく父に付き添って、同じ庭を散歩した。その4年ほど前から父はアルツハイマー型痴呆症と診断され、これからどうなっていくのか不安な頃だった。
6年前の3月から5月まで入院していたが、この庭を父と散歩しながら、俳句を詠んだのを思い出した。こんな俳句をいくつも詠んだが、今日まですっかり忘れていた。
病院のベンチに座り日向ぼこ
この庭も吾が庭もなく春を見る
春朧父の頭にもやかかる
春の闇自在に行き来す現在(いま)と過去
春風に吹かれて父の眼もなごむ
(写真は去年父と一緒に見た最後のさくら)
◆河童師匠の 「金木犀の花」にトラックバック
でも、紅蓮さんは気負わずとても自然体でいいな~。
父が倒れて母を土曜日ごとに富田林の病院に連れて行った日のことを思い出しています。その母が急死した日から、父に隠し通した半年の辛さが、介護という言葉に、今も苦しめられるのです。
その後、もっとずっと大変になって、句を詠むことも、詠んだことも忘れちゃってたんですよね。
2年前に亡くなった母を読んだ句です。
河童師匠の俳句も、心にしみます。
なんとなく俳句より短歌の方が、私には向いているかなあと思っていたけど、気分的に辛い時には、言葉の後ろを想像してもらう俳句じゃないと、詠めないなあということもありました。