30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

紅玉を買ってリンゴジャムをつくろう

2014-02-21 | ジャム

よく頑張ったねという思いで、浅田真央さんのフリー曲、ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」を聞きながら書いている。

わたしの好きなジャムづくり
この冬は甘夏ジャムに続いて、こんかいは紅玉を使ってのリンゴジャムづくりだ。リンゴのジャムは3年ぶりになる。紅玉はいつも店頭に並んでいるとはかぎらない。むしろまれだ。つくるにはそのチャンスを逃さないようにしなければならない。

八百屋の前を通るたびに首を長くしてはのぞく。「まだ入荷していない」。翌日またのぞく。そろそろかな。やっとのこと入荷した。なにを毎日チェックしていたかというと、リンゴの「紅玉」が目当てだ。この八百屋で以前買ったことがあるので、「紅玉はことしも入荷するの?」「もう一度ぐらい入る」という。そこで毎日チェックしていたというわけである。すでに残り少なくなっていた。

5個入りのものを買った。紅玉は小玉である。ふだん食べているリンゴに比べるとかなり小さい。1個が約200グラムといったところだ。5個全部で1㌔であった。

紅玉は「こうぎょく」と読む。それが正しいのだろうが、小さい頃は「べにだま」と覚えた。親がそう言っていたからだ。ずっとそう言ってきた。あるとき、「こうぎょく」と読むんだと知った。それもだいぶ大きくなってからだ。しかしこの真っ赤なリンゴは「べにだま」と読んだほうがふさわしい。いまでもそう思っている。「べにだまをください」「えっ?」なんて怪訝な顔をされるから、「こうぎょく」といっている。小さいころ覚えた言葉はこの年になってもつい使ってしまう。「お新香」といわないで「お香香(こうこ)」いってしまうのもそうだ。

こんかいのリンゴジャムは2種類つくる。ひとつは真っ赤な皮つきのもの、もう1つは皮をむいたものだが皮を煮出したものを加える。出来上がりの色は、前者が赤く、後者は淡いピンク色になる。皮つきのジャムははじめてだ。

リンゴジャムはすぐできる。わたしがつくるジャムの中で、イチゴとブルーベリーに次いで手早くできる。

かみさんはきょうは帰らない。台所を占領できるから、さあ作ろう。
ジャムにするなら紅玉にこだわらずほかのものでもいいだろうに、なぜ紅玉なのか。食べて見るとよくわかる。酸味が強いのである。ジャムにはもってこいだ。リンゴは毎朝、いまなら「ふじ」を食べているが、酸っぱいものが大好きな私でさえも紅玉は酸っぱく感じる。

下ごしらえ。2種類つくる。赤い皮をつけたまま切ったもの(写真=左下)。皮をむいて切ったもの(同=右下)には、むいた皮や芯に水を加えて赤い色やペクチンを煮出し抽出したものを加える(同=上)。
あとはそれぞれに砂糖とレモンを加えて煮詰めるだけ。こんかいも「煮詰めるなよ、煮詰めるなよ」と言い聞かせながら、なめらかさが残るように、やや緩めにできがるように、と鍋を見続ける。



前回の甘夏のジャムに比べたら手間いらずであっというまに出来上がり。
リンゴジャムは、透明感のある色合いといい、味といい、なんともやさしいのである。そこが気に入っている。

すぐに味見である。食感は皮をむいたほうがいいかな、そんな感じである。


    
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