こころの羅針盤

私の人生に待ちうける「意識」の大海原・・・心と身体と魂と、日々の感情生活を語ります。

防衛機制の寄り道Ⅰ

2010年03月07日 | 無意識の世界
今回あらためて自分の抑圧について考えながら、抑圧されていた感情にはっとしたとき、そこにも防衛機制の働きがあったことに思い至りました。無意識の意識化の多くは、その場を真に安心できる場所と知覚したときに起ります。抑圧された父への感情にはっとしたのは勉強会の食事時で、皆で食卓を囲み、寛ぎ打ち解けた雰囲気の中でしたが、一人心の内で意外な感情の存在に驚き、ひっそりと感じ入ったのを覚えています。

そのとき感情の意識化に必要な平安感を得ていたのは、そこに感情転移とか投影といった防衛機制のプラスの働きがあったからと思われます。防衛機制はわたしたちの感情に密着して、感情が動くたびに防衛機制も動いているということでしょう。感情生活と防衛機制。つくづく探求し甲斐のある世界だと思います。(魂の自由・58)

*14の防衛機制はテキスト生き甲斐の心理学を参照ください。
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