平成18年に60歳を迎える。六十と縦に書くと傘に鍋蓋(亠)を載せた形である。で、「かさぶた(六十)日録」
かさぶた日録
我が家近隣の野鳥たち
夕方のムサシの散歩を引き受けるようになって、近隣の野鳥を目にする事が多くなった。一昨日も大代川でカルガモの親子が川の草陰を泳ぐのを見つけた。カルガモといえば、皇居のお堀へのカルガモ親子のお引越しとして風物詩になっているが、皇居にだけいるわけではない。どこで育ったのか。今まで気付かなかったのは葦の草陰で育ったのであろう。もうかなり育って水面に連れ立って出れるようになった。
その前日には田んぼで六、七羽群れて田植えの済んだ水田で憩うケリの姿を見た。田植え前の田んぼの中で子育て中のときは、近付こうものならけたたましい声で威嚇していた。カラスでも近付くと身体ははるかに小さいにも係わらず、威嚇の声とともに果敢にカラスを追いかけ、追っ払ってしまう。あの気性の激しいケリが今日は近付くと一斉に飛び立ち、険しい声で威嚇することも無く、静かに群れて飛び立って行った。もう子育ても終わり、おそらく群れの中には今年巣立ったケリも混じっていたのであろうと思った。
先日はコヨシキリの囀りを初めて聞いたと書いた。カワゲラの美しい姿が大代川の水面を飛ぶのを良く見たのはいつ頃だったか。冬場に見たカモ類はもう北へ渡って行ったのであろうか。今は水面をすべるように飛ぶツバメの姿を多く見る。年中見るのは、シラサギ、ゴイサギ、アオサギなどサギ類で狭い水路から夕方突然に飛び出されるとびっくるする。
ゴイサギは昔、我が家のハッサクの木をねぐらにしていた時期があり、木を弱らせてしまい、いまだに実を大きく実らせることがない。裏の当家の果樹に、食べごろを見越して集団で来て余すところ無く食べてしまうのはヒヨドリである。証拠は無いけれど、ヒヨドリの騒がしさを何度も裏の畑で聞いている。
大きく群れて田んぼの落穂拾いをする姿が見慣れていたスズメは、人の住環境が変わって子育てがしにくくなったせいか、見るのが随分減った。変わって収穫の終った田んぼでよく見るのはムクドリである。揚げヒバリがせわしく鳴くのは春の日差しの中であった。庭の木にモズの贄(にえ)にもよくお目にかかるから、きっと来ている。ハトは良く来ていて人をほとんど恐がらない。ウグイス、ホトトギス、フクロウなどは姿を見ることは無いが、声でいることが判りやすい。
良く目にするのはセキレイ、トビ、カラスである。セキレイはセグロセキレイと呼ばれるものが多い。
さて、ここまで数えて19種類の野鳥を数えた。この他にも、名前を知らない小鳥たちも多いと思うけれども、鳥をそれと確認するのは大変難しい。
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