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いい時代?!

2012年05月25日 | てきとう
私が通っていた学校のクラス(学部?)は人数があまりいなくて、出欠をとるのは先生がくるーっと見渡して「よし、全員いるな」的なノリで済むレベルであった。進級するにあたり、気がつけばクラスメイトの2割が減ってた状態で、そういう雰囲気がますます…ってな具合(^^;

就職活動の季節、その頃は「就職ガイダンス」なんてのがあり…まぁ今ほどの情報化時代でなかったために「ひとまず情報を集めに行かねば」とスーツを着て出かけていたのだけど~その日はたまたま遠いところで就職イベントがあったためか、面倒だったのか(ぉぃ)とにかくクラスにはYちゃんと私しか残っていなかったのだ。

先生「おい、今日は~君たちだけか?」
私達「はい。」

先生「こんなんじゃ、授業にならんな…(しばし沈黙)よし、軽井沢行くか」
私達「え?軽井沢??今からですか?」
先生「ん、軽井沢だ。途中の店で弁当買って今から行くぞ」
私達「はぁ…分かりました」

こんな具合なやりとりで、本当に軽井沢に行くのか?というギモンを抱きつつ~普段寡黙でムッとした顔の先生に「遠いし行きたくないです」なんて言える間もなく、先生のジープっぽい車(とにかくやたら後部座席が狭かった)に乗って向かうことに…

「先生、本当に軽井沢なんですか?遠いですよ」「おぅ、軽井沢や」
軽井沢がどのくらい遠いかってレベルも分からずに(免許を持ってても今ほど遠出をしなかった(笑))車に揺られること結構長い間、おおよそ軽井沢とは程遠いだろうところで山側にハンドルを切る先生。
「軽井沢…まだまだ先ですよね」「軽井沢?〇〇沢や」
重ねて言うけど普段から寡黙な先生、ぶっちゃけ滑舌が悪くてもそもそ話す感じだったんだけど~今思えば明らかにこの時はそれを利用したというか「ま、軽井沢って思ってるならいいや」という雰囲気だったのだろう(^^;

ジープは舗装されてない道をぐんぐんと上がっていく…途中「通行禁止」っぽい看板が立っていたのだけど
「こんな看板は警告でしかない」
などと言いながら、2回それを突破(一応フォローすれば、確かに通行禁止とは書いてあったけど工事用のゲートをずらさなくても車が通れる程度には開いていた)そして、ちょっとした広場というか駐車できるスペースに着いた。

先生「よし、荷物持ってついてこい」

人がすれ違えるか微妙なレベルの山道を登り始める3人…先生がハイピッチに足を進めるものだから、Yちゃんも私も無言でついて行くしかなく~もう休みたいな、先生休まないのかなって思った頃に「山頂」の看板が立つ見晴らしのいいところに出た。
…結局山登りかーーーっ( ̄□ ̄;)←気づくの遅すぎる(Yちゃん同(笑))

それでも、それまで汗だらだらかきながら登ってきた後のお茶が美味しかったことやっぱり先生は必要以外なことはほとんど口にされないので、これまた3人でもぐもぐと途中で買ってきたお弁当(先生がおごって下さった)を食べ、迂闊にもYちゃんと「気持ちいいね~美味しいね~」なんて言ってしまい…
「軽井沢と言われてついてきたものの、実は山登りでした」なんてことが多少美化されてしまったのであった。

翌日…Yちゃんと私以外の面々が就職ガイダンスの話をしてて「そういやさ~昨日どうしてたの?」って話になり
私「結局授業にならんからって言ってさ、先生と山登りしてきた」
友「ハァ?山登りって…何で?」
私「分からん。なんか先生軽井沢行くって言ってさ~Yちゃんと(以下略)」
友「バカだね~(笑)就職ガイダンス行けばよかったのに。そのまま休講になったら遊びに行くとかさ」
私「いや、あれは断れる雰囲気じゃなかったよ」っぽいやりとり(なにせ記憶が20年ほど前の話なので)

何だか、今の時代を思えば「えーーー」って話なのかもしれないけど、まぁ当時は良く言えばアットホームだった。
先日の群馬の帰り道の看板(↓これだ)みたいなのを見るたびに思い出す軽井沢登山。

ここまで書かないと「看板は警告レベル」ってなって、痛い思いする人出るからなんだろうねぇとニヤニヤしてしまうのであった。
ヘンな先生(失礼な表現だけど、変わった先生が多かった)だったけど…こうしてニヤニヤできるのは先生のおかげなんだよねぇ(^^;;ありがとうございました☆
コメント (2)
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