富田メモについて、昭和天皇も崩御されており、富田氏も故人。その真の意味は想像の領域を出ないかもしれない。ただ、残された文章から、なるほど以下のような考え方もある。※日本政策研究センター
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元侍従長徳川義寛氏の『侍従長の遺言』の以下のような一節である。
「私は、東条さんら軍人で死刑になった人はともかく、松岡洋右さんのように、軍人でもなく、死刑にもならなかった人も合祀するのはおかしいのじゃないか、と言ったんです。永野修身さんも死刑になっていないけれど、まあ永野さんは軍人だから。……」
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つまり、
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松岡、白鳥と他の「A級戦犯」との間には、昭和天皇の思いにかなりの差があり、ただ「A級」全てに不快感をお持ちだったとは思えない、ということである。
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そして、
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これは合祀の際、氏が靖国神社関係者と交した言葉とされるが、注目されるのは「東条さんら軍人で死刑になった人はともかく」との一節である。ということは、「東条合祀には異論は差し挟まないが、要は松岡合祀には強く反対だ」という趣旨に読めるということだ。これは一侍従長個人の立場から発せられた意見とはとても思えないから、恐らく昭和天皇の思いを受けての発言だったのだろう。つまり、A級全体にではなく、「軍人でもなく、死刑にもならなかった人」に対象を絞っての異議表明なのである。
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これには頷ける。
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元侍従長徳川義寛氏の『侍従長の遺言』の以下のような一節である。
「私は、東条さんら軍人で死刑になった人はともかく、松岡洋右さんのように、軍人でもなく、死刑にもならなかった人も合祀するのはおかしいのじゃないか、と言ったんです。永野修身さんも死刑になっていないけれど、まあ永野さんは軍人だから。……」
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つまり、
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松岡、白鳥と他の「A級戦犯」との間には、昭和天皇の思いにかなりの差があり、ただ「A級」全てに不快感をお持ちだったとは思えない、ということである。
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そして、
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これは合祀の際、氏が靖国神社関係者と交した言葉とされるが、注目されるのは「東条さんら軍人で死刑になった人はともかく」との一節である。ということは、「東条合祀には異論は差し挟まないが、要は松岡合祀には強く反対だ」という趣旨に読めるということだ。これは一侍従長個人の立場から発せられた意見とはとても思えないから、恐らく昭和天皇の思いを受けての発言だったのだろう。つまり、A級全体にではなく、「軍人でもなく、死刑にもならなかった人」に対象を絞っての異議表明なのである。
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これには頷ける。
http://book.shinchosha.co.jp/shukanshincho/
http://www.sankei.co.jp/news/060802/morning/seiron.htm
前提からまず検証すべきです。
社会が悪い方向に行っています。修正するようがんばってください。
既成事実化してはいけないと切に思います。
http://www.nikkei.co.jp/honshi/kyokaisyo.html
個人的な思いとは別に、昭和天皇の頭の中には「合祀するにふさわしいか」という原則論があったと思います。合祀に関する裁可を戦前行ってきた昭和天皇ですから、ことのほか合祀基準には厳しいお考えをもっていたはずです。すなわち「戦死者ではない」ということがA級戦犯に共通するのです。
そしてまた、陛下は周辺国に対する配慮を常に欠かせませんでしたから、合祀によって周辺国の反発を予感したかもしれません。それは中曽根首相の公式参拝断念の折、その対応について「適切だった、よくやった」というお言葉を伝えられています。
したがって、A級戦犯の合祀に不快感をもたれたというよりも、戦犯合祀に関する意向を無視して合祀してしまった松平宮司に対する不快感をお持ちであった、と理解するのが正しいかもしれませんね。
http://www.pressnet.or.jp/kyokaisyo/news022.html
マスコミ総本山の日本新聞協会のウェブには、新聞全体の信用と権威を高めた記事に協会賞を与えるとある。
公開せず、または信頼のおける専門家の検証もしないで記事が一人歩きし、政治には悪用されている。市民の間に真贋論争を引き起こしている現状を協会は知っているのか? 国民の知る権利にこたえていないものがジャーナリズムといえるのか。
これまでの論議の視点を変える意味でも、新聞協会のこの記事に対する認識を引き出したい。候補に選んだ手前、こたえる責任があるのでは。協会の主導で、検証への道筋が開かれることを期待したい。
新聞協会(editor@pressnet.or.jp 03ー3591-4402)
チャンネル桜「渡部昇一の大同無門」8/16
ゲスト花田紀凱(月刊「WiLL」編集長)発言要旨
花田 私が宮内庁の古い記者に聞いた話では、陛下が(徳川)侍従長に話したのなら
わかるが富田長官とはああいう親しい関係ではない、と。
富田さんは警察出身、後藤田さんが無理矢理押し込んだ人で小役人的。
陛下はああいうお話を彼にはしないんじゃないかと。
渡部 富田さんのお父さんは第一次近衛内閣の官房長官。この内閣はゾルゲ事件
に関連して死刑になった尾崎ほつみのような共産主義者を抱え込んでしまい
近衛の政策を誤らせた。大変日本に害を及ぼした人で昭和天皇は彼に良い
感情を持たなかったのではないか。
花田 徳川侍従長の発言であるという週刊新潮の記事はなかなか整理された良い記事。
その中に富田さんの息子さんの発言があるが彼の経歴職業は一切書いてない。
日経スクープの直後にアエラが記事を書いた。あまりにも直後だったので
どうせ中身の薄い記事だろうと思ったが読んでみると結構中身があった。
ということは事前に二社の間に連携があったのでは。
普通は朝日が出すがあまりにも見え見えなので日経に書かせ、そして2~3日
後にアエラでやる、と。
印刷日数を考えるとこんな充実した記事をすぐに書けるはずがない。
日経内部情報によるとあの記事を書いた記者は一匹狼で社内で阻害されてる人。
勘ぐればそういう記者をどこかの組織がうまく使ったのでは。
渡部 富田長官の上役の後藤田さんは親中派。このあたりの組織が動いたのでは。
富田さんは警察関係なので家族が遺品を処理するときに警察に相談した可能性。
警察関係でも色々あるがそれがもし後藤田関係なら靖国つぶしに使えるぞと。
花田 普通遺族はこんな大切なものを公開しないがそういう可能性も考えられる。
渡したとすればそれが夫人なのか息子さんなのか。
渡部 そこで先ほどの富田さんの息子さんの経歴が気になる。
花田 週刊新潮は優れた週刊誌で取材力もある、普通は書くはず。
書いてないということは何かあると勘ぐれなくはない。
渡部 案外日経か朝日の関係者かもしれない。
どちらにしてもこのメモの経路は国会で喚問する必要がある。
単に国内問題ではなく中韓を利する行為になるので日経は入手経路を
きちんと説明する義務がある。