長尾たかしの・・・未来へのメッセージ

自民党衆議院議員長尾たかしのブログ。平成11年からネット上で情報発信を継続。サラリーマン生活を経て政界へ。

ライブドアの背景

2006-01-25 10:32:00 | 経済
堀江容疑者の話で世間は持ちきりである。秩序に刃向かった筈が何処かで履き違えた。日経が記したように、違法と異端は違う。彼は明らかに法を犯したのだと思う。だが私は心の何処かで、彼が旧態の秩序に刃向かったと考えたい。

投資組合を隠れ蓑として利用したシステムは相当多数在るようだ。50人以上にならぬように情報を組合外部に公開しない。だからといって粉飾をするなど言語道断ではあるが、どうやらこのシステムに関しては国内問題だけでは済まない様だ。つまり、投資組合はアメリカのビジネスモデルとも取れる。国内外問わず世界を駆け巡るマネーに通貨単位はあっても、国籍はない。そこにはある秩序がある。

秩序の中で、どこまでがグレーで、どこからがブラックなのか。刎頚の友、加藤氏の言葉を借りれば、「彼の側近に国家権力と戦ったことのある団塊世代がいたならこんなことにはならなかっただろう」。実は堀江世代は国家権力との闘争に弱い。戦い方を知らない。

今回のライブドア事件で気になるのは、証券取引等監視委員会の告発により、特捜が動いたのではなく、特捜が監視委員会を引き連れる形で動いていること。国家権力が働いているのだ。突き詰めるところ、A社はその秩序の中で生きることを許されていはいるが、B社は認めない。ライブドアはある一線を越えたのだ。一種の脅威だったと思う。

一線を越えて消される者もあれば、越えてもお咎めを受けない人もいる。だからこそ、ライブドアの粉飾決算、偽計、風説の流布等の容疑には本当にがっかりしている。
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