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長尾たかしの・・・未来へのメッセージ

自民党衆議院議員長尾たかしのブログ。平成11年からネット上で情報発信を継続。サラリーマン生活を経て政界へ。

衆議院解散・・・民主党離党にあたって

2012-11-16 09:54:23 | 政治信条
おはようございます。議員会館です。本日の本会議、解散の声を聞いて、10年間お世話になった民主党へ離党届を提出します。

09選挙で民主党という看板で当選させて頂きました。「民主党の長尾たかし」に投票して下さった有権者の皆様への道義を果たすため、職責を全うするならば、失職後であるべきと、判断しました。

突然だ、唐突だ、と思われ「寝返りかっ!!!」というご批判は承知しております。同時に、民主党が今後「中道路線」を進む中で、主義主張・根っ子の違う長尾たかしが、これまでにどのような考えを党内で議論し、皆さんに発信したかをご理解頂いている方々は、「なるほど」と思われるかもしれません。

いろいろなご意見があり今後積極的に耳を傾けて参りたいと思います。

党内で実現出来たこと、党内でどうしても相反し共有出来なかったこと。その象徴的なことは、外交安全保障関連でした。

社会保障関連については、この三年間、民・自・公で合意した社会保障と税の一体改革関連法に象徴されるように、与野党協議の中で、何とか進みました。前政権下においてやれなかったこと、軌道修正できたこと。与野党合意の下で、相当割合是正出来たと思います。

しかし、外交安全保障真逆でした。10年前私が民主党を選んだ理由は、55年体制の中で、防衛をアメリカに委ね過ぎ、引き換えに経済という側面で我が国を切り売りしてきた自民党政権に対する疑問でした。

では、民主党はどうだったのか?右から左まで良くも悪くも幅がありスタンスが決まらない。でも、若い政党でしたから私はこれからコンセンサスを得ていく可能性はあるのではないかと思っていました。

また、私の専門分野は社会保障ですので、当時、高齢社会に突入したことを受けて、制度のあるべき姿については民主党が優れていると思いました。選挙直前は、年金問題が特にクローズアップされといる時でした。

しかし、党内で議論する中で、外交安全保障はご覧のとおり、社会保障については、負担と給付の両輪議論ではなく、給付ばかりに焦点が集まる。私の考えと増々隔たりが大きくなっていきました。

他、外国人地方参政、夫婦別姓、人権委員会設置法案、TPP、領土等、そして、決定打は、天皇、皇室、憲法改正に関する議論でした。※これらは以前ブログで記したのでそちらをご参照下さい。

「ここにわたしはいても良いのだろうか?」という疑問が、いつも心の中を占めていました。議論をしてコンセンサスを得ることが出来ると思っていた、でも、平行線、いや、敵対関係。孤立しました。

いつも孤独でした。

離党は「出て行ってやる」ということではなく、「ここにいてははならない」という感情が素直なところです。資本主義、自由主義、社会主義、共産主義等、アナーキストは困りますが、いろいろな政治主義の概念があるということは「尊いこと」だと思います。私はその存在を否定するほど傲慢な人間ではありません。それぞれの考えがあるそれをぶつけあう、議論する、結果を出す。これが民主主義です。

そして、私は自身の信条に照らし合わせて、「これから民主党が目指す方向は間違っている、国益に反する」と判断をしました。その政党で選挙を戦わせて頂くことはあってはなりません。

私の主義主張は一貫して今までも、これからも変わりません。そのステージを移る決断をしました、それが離党です。ここは私が踊ってはならない舞台なのです。

それでも、そんな長尾たかしを10年間も懐深くお育てを頂いた。常任委員会、特別委員会でも理事を拝命、幹事長補佐、政調会長補佐、WT役員等、特に歴史的な議論となった厚生労働委員会、社会保障と税の一体改革特別委員会に抜擢頂き、一年生議員にも関わらず、素晴らしい舞台を頂きました。本会議壇上で演説もさせて頂きました。

私自身人間が未完成なもので、党に対する満足感よりも不満感の方が多く不足の思いばかりでした。しかし、一昨日夜、離党届を書きながら、民主党には感謝の気持ちで一杯であるという気持ちになりました。素直に感謝の気持ちを込めて離党届を書かせて頂きました。次のステージ、今後の方向性はメディアで少々触れたとおりですが、正式に決まっていることはまだありません。

民主党をきっかけにご縁を頂いた全ての皆さん、本当にありがとうございました。

今日これを提出します。悔いはありません。充実した衆議院議員一期目でした。
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159 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お疲れ様でした。 (柳瀬)
2012-11-16 10:04:39
頑張ってください。ぜひ当選してください。
返信する
志を高くして (佐藤公昭)
2012-11-16 10:12:38
志は高く、信じる道を進んでください。ご活躍をお祈りしています。
返信する
これからも頑張って下さい。 (masa)
2012-11-16 10:13:52
コメント欄を荒らすマネをしてしまい、申し訳ございませんでした。
後、離党届の提出の催促も「余計な事」だと思っています。
それほどにまで「人権委員会設置法案」の危険性と、民主政権の存続が
国益に悪く影響を与えると思っていました。

今後ともご活躍される様、祈願しております。
頑張って下さい。
返信する
Unknown (Unknown)
2012-11-16 10:14:23
支持してますよ

ただ時期がまずかった…

まぁ苦難の道は続くでしょうが頑張ってください
返信する
応援します (slytribes(ひであき))
2012-11-16 10:16:27
長尾さんのお気持ちがストレートに伝わるエントリだと思います。
昨日のマスコミ報道も、
2chの論調(無視してはいけません)
も、見てて厳しいものです。

しかし、政党は有権者の声や、
議員ひとりひとりの政策理念を国政へ伝える
手段であると思います。

社会保障が専門の長尾さんですが、
長尾さんの国防・安全保障や
外国人参政権・人権法案に関するお考えは、
明らかに民主党では活かせないものだったと思います。

それならば、長尾さんが十分に活躍できる場所を
求めらるのを支持したいです。

一番いけないのは、明確な理念・政策も無く、
民主党では選挙に勝てないから、
離党するということです。

長尾さんがそうではない方だというのは、
私は、見ていて感じることができました。

でも、やっぱり世間の声は冷たいですよ。
テレビでは、編集されて、「裏切り者」のひと言で
片付けられています。
そんなことは、十分ご承知だと思いますが、
それでも想像以上だとご覚悟ください。

私は、兵庫県民で、直接長尾さんに一票を投じることは
ありません。
それでも、応援しているんです。
来たる安定・真正保守政党政権誕生のために。

お互い頑張りましょう。
返信する
Unknown (不健全な一国民)
2012-11-16 10:17:19
コメントする際のこの名前は、おわかりかもしれませんが菅政権時に起こった尖閣沖衝突事件のビデオ流失に絡み、当時の仙谷官房長官が海上保安官の行為を支持する国民は不健全である、という自分たちが事の善悪を決定し国民はそれに従うものだ、という傲慢な物言いに激しい怒りを覚えたことを契機に使っています。
前回の総選挙前から民主党の安全保障政策(のみではありませんでしたが)については疑問を持っており、ここまでの流れを鑑みれば、長尾先生が離党されるのは当然のことでありましょう。
ただこういった事情を知らない、あるいはテレビ報道などを鵜呑みにするような人々からは、与党になりそうだから民主を捨てて自民へ行くのか、という罵声も多いでしょう。
結果がどうなるかはわかりませんが、自民党の公認として当選されることを願っています。
返信する
再当選を祈願いたします。 (赤坂の山本)
2012-11-16 10:20:30
長尾さん、いままでの孤軍奮闘を感謝いたします。

本当にお疲れまでした。

私は長尾さんの選挙区の有権者では無いので、1票のお力添えはできませんが。

大阪14区(八尾市・柏原市・羽曳野市・藤井寺市)の有権者の方々が、良識ある投票行動を行ってくれることを切に願います。

維新に逃げた谷畑などに絶対に負けないでください。

東京から応援しております。
返信する
Unknown (Unknown)
2012-11-16 10:21:22
米帝奴隷の裏切り者には正義の鉄槌が降り下ろされるからな
絶対に許さない。
小沢民主党政権が誕生したら真っ先に裏切り者を潰す
返信する
Unknown (Unknown)
2012-11-16 10:24:14
選挙民の大半は愚民だから、あんたが立派な事を並び立てても、元民主党で一くくりにされてしまいます。

ここは、無所属で戦うしかないでしょう。
返信する
Unknown (Unknown)
2012-11-16 10:27:03
元民主党というレッテルはもう剥がせませんが、長尾議員がその中で異端だったことは知っている方は知っています。
問題はここから先です。義理立ては済んだのですから思い切り保守ひと筋にまい進してください。
また今までは民主の中にいてこそ出来た知り得たことを今度は外から思い切りぶつけてこの憲政史上最悪の政党を絶対に消滅させてください。
動画コメントも楽しみにしております。
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