長尾たかしの・・・未来へのメッセージ

自民党衆議院議員長尾たかしのブログ。平成11年からネット上で情報発信を継続。サラリーマン生活を経て政界へ。

お金の集め方、使い方

2005-03-30 17:26:00 | 行財政・金融
来年度の一般会計予算82兆2000億円。特別会計予算400兆円。

選挙によって選ばれた国会議員が審議を重ね決定した予算が82兆2000億円。試験に合格した霞ヶ関の官僚と、族議員達で決定した予算が400兆円。

これが我国の予算に纏わる不思議なところ。

前財務大臣が「母屋でおかゆをすすりながら、離れではすき焼きを喰っている」と揶揄し、さらに特別会計は、「すき焼き食べ放題、おまけに飲み放題」と表現する民主党野田衆議院議員。

私は「自民党と民主党は何所が違うのか」という質問に「お金の集め方、使い方が違います」と答えている。

現在のお金の流れは、国がありったけのお金を中央に集めて、それを地方に分配する。分配の際に箇所付けが行われ、紐付きの予算となる。ここに「依存と分配」の構図が出来上がる。

しかし、これからは、中央が集めて地域へ配分するのではなく、大阪府民の税金の使い道は大阪府民で決める。地域ごとに集めて地域ごとに使うお金の流れを作らなければならない。交付金や補助金を廃止せよということである。そして、公共事業への投資から、人への投資へと移行させる。

民主党は憲政史上初めて野党として予算案を提出した。しかし、与党は腐っても与党、野党は所詮野党。過半数を持っていないが故、廃案。これが野党の宿命というならば、民主党は野党に甘んずるわけにはいかない。
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