長尾たかしの・・・未来へのメッセージ

自民党衆議院議員長尾たかしのブログ。平成11年からネット上で情報発信を継続。サラリーマン生活を経て政界へ。

株式会社は誰のものか

2005-03-18 17:32:54 | 行財政・金融
株式会社は誰のものなのか。ただこの一点に絞って考える必要があるのではないか。

2004年6月にあの村上氏が、ニッポン放送株主総会で、ニッポン放送が保有するフジテレビ株300億円を売却したことで、資産価値を下げたとし、質問。亀渕社長は個人筆頭株主である村上氏の発言中に強行採決。

3代目鹿内オーナーを取締役会で解任した日枝現フジテレビ社長。解任後も筆頭株主に君臨するオーナーの影響力を排除するため、株式上場を実施。

今回の買収劇にはこういった流れが水面下に存在する。堀江氏の「株主が誰であれ、経営として自信と実績があるならば何も気にする必要はない。手腕が評価されないならば解任されるだけだ。」という言葉が妙に響く。

ニッポン放送が「焦土作戦」に突入する可能性も大いにありうる。繰り返すが、会社とは誰のものなのだろうか。

公共放送は本当に公共放送の体をなしているのだろうか。まともに配当すら出せない、競争に打ち勝つことができない企業が、株主を無視した既得権益保護のために攻防戦を繰り広げるならば、その是非は近い将来激しい世論の爆発という形で顕在化するであろう。

どちらか一方のみを支持はしない。しかし、株主に対する意識が完全に欠落している多くの日本企業に一石を投じていることは確かである。
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