第3585回で取り上げた公立小中学校への太陽光発電の設置にメーカーが早くも動き出したようです。
(7/10)コクヨ子会社、学校向けに太陽光発電 フジプレアムから調達
コクヨの販売子会社コクヨマーケティング(東京・港)は10日、公立の小中学校向けの太陽光発電システムを発売したと発表した。各校の条件に合わせて4種類の発電システムを組み合わせて提案する。政府が学校への太陽光発電導入を促す「スクール・ニューディール」構想を打ち出したため、需要が拡大するとみて参入する。年内に10校前後への納入を目指す。
発電システムは、太陽光発電装置製造のフジプレアムから調達する。太陽電池とガラスを一体にして外壁などに取り付けられるようにした製品や屋上に置く製品、太陽の動きを追ってパネルが動くタイプなどを用意した。価格は導入の規模によるが、1校あたり平均2000万円前後と想定している。
(7/11)学校向け太陽光発電、参入続々 国の景気対策で商機
三菱化学、オムロンなどは学校向けの太陽光発電関連事業に参入する。政府が景気対策の中で、公立小中学校の環境対応を進める「スクール・ニューディール」を打ち出したことに対応。太陽光発電装置や、電力を効率的に使うシステムなどの販売を始める。大きな新規需要が生まれることで、太陽電池本体のメーカー以外にも事業化の動きが広がりそうだ。
三菱化学は今秋から、学校向けに太陽光発電のシステム構築事業を始める。自社や資材商社経由で営業活動を行い、国内外の太陽電池メーカーからパネルを調達してシステムを設計。全国の建設会社など約200社を組織して施工を委託する。欧米で一般的な太陽光発電のシステム・インテグレーター(SI)事業で、2010年度に50億円の売上高を見込む。
これは面白くなってきたようです。メーカーさんも今度は本物と見たのでしょう。この美味しい話に乗らない訳には行かないということでしょう。こうなると、政府もきちんと予算を付けて遅れることなく実施に移して欲しい物です。
それだけでなく、この上に公共施設への設置も促進すれば停滞した景気への大きな刺激になり雇用の促進にもなるはずです。
そして、それが日本のエネルギー大国への道にもなるのですから他の公共工事なんか後回しにして今こそ予算の傾斜配分をやるべきです。
ばら撒きより傾斜配分へ!