団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

スクール・ニューディール

2009年07月16日 | 太陽光発電

  第3585回で取り上げた公立小中学校への太陽光発電の設置にメーカーが早くも動き出したようです。

  日経Ecolomyより

 (7/10)コクヨ子会社、学校向けに太陽光発電 フジプレアムから調達

 コクヨの販売子会社コクヨマーケティング(東京・港)は10日、公立の小中学校向けの太陽光発電システムを発売したと発表した。各校の条件に合わせて4種類の発電システムを組み合わせて提案する。政府が学校への太陽光発電導入を促す「スクール・ニューディール」構想を打ち出したため、需要が拡大するとみて参入する。年内に10校前後への納入を目指す。

 発電システムは、太陽光発電装置製造のフジプレアムから調達する。太陽電池とガラスを一体にして外壁などに取り付けられるようにした製品や屋上に置く製品、太陽の動きを追ってパネルが動くタイプなどを用意した。価格は導入の規模によるが、1校あたり平均2000万円前後と想定している。

  

  (7/11)学校向け太陽光発電、参入続々 国の景気対策で商機

 三菱化学、オムロンなどは学校向けの太陽光発電関連事業に参入する。政府が景気対策の中で、公立小中学校の環境対応を進める「スクール・ニューディール」を打ち出したことに対応。太陽光発電装置や、電力を効率的に使うシステムなどの販売を始める。大きな新規需要が生まれることで、太陽電池本体のメーカー以外にも事業化の動きが広がりそうだ。

 三菱化学は今秋から、学校向けに太陽光発電のシステム構築事業を始める。自社や資材商社経由で営業活動を行い、国内外の太陽電池メーカーからパネルを調達してシステムを設計。全国の建設会社など約200社を組織して施工を委託する。欧米で一般的な太陽光発電のシステム・インテグレーター(SI)事業で、2010年度に50億円の売上高を見込む。

  これは面白くなってきたようです。メーカーさんも今度は本物と見たのでしょう。この美味しい話に乗らない訳には行かないということでしょう。こうなると、政府もきちんと予算を付けて遅れることなく実施に移して欲しい物です。
  それだけでなく、この上に公共施設への設置も促進すれば停滞した景気への大きな刺激になり雇用の促進にもなるはずです。
  そして、それが日本のエネルギー大国への道にもなるのですから他の公共工事なんか後回しにして今こそ予算の傾斜配分をやるべきです。

ばら撒きより傾斜配分へ!


十大発明

2009年07月14日 | 日記・その他

  何時ものサイト順路のIPC分類特許 J-Tokkyo.comに面白い記事がありました。

  革新的発明と製品情報より

  現代史に最も影響力のある十大発明

  電燈、人々の活動時間を変更し、夜をよりカラフルにする。

  印刷機、知識をより広く伝え、社会全体で教育レベルと知識レベルを高めた。

  電話、リアルタイムで遠距離の通話を可能にし、情報発信の革新的な方法になる。

  自動車、環境への影響が別のことだが、自動車の発明は本当に私たちの生活空間を拡大した。

  カメラ、過去のことを鮮やかに保存できる。

  テレビ、人々のレジャーを変えた。

  飛行機、より広い世界を接触させた。

  核兵器、最も破壊力を備える武器、2回だけの使用は歴史に対し逆転できない影響を持ってきた。

  コンピューター、根本的に人の生活と仕事のやり方を変えた。

  インターネット、世界を地球村にした。今まで世界で最も影響力のある発明だと言える。

  この選択に異論のある人もいるでしょうが、興味はありますね。この中でも、テレビは小学高学年で初めて我が家に来ました。飛行機なんて初めて乗ったのは中年になってだった。
  そして、極めつけはWin95からのパソコンとインターネット。これによって、私の人生は変わってしまったと言っても過言ではないような気がします。これにのめりこんでしまったことで今までとは全く違った人生を歩んでしまった。
  文章を書くことが苦手だった私がHPを開いて10年も続けるなんて想像もできないことでした。これはパソコンが無ければ日記さえも付けることは無かったと言い切る自信があります。
  尤も、それが良かったのか悪かったのかは何とも言えないところはありますが、それでもこうして全く想像もしなかったパソコンとインタネットによって私の人生も少しは面白いものになったのかなという思いはあります。
  それにしても、今問題になっている温暖化や資源の枯渇はこうした発明によってもたらされたことを考えると複雑なものがありますが、これを捨て去ることが出来るかと言われれば、今更、そんなことはできそうもない。
  となれば、この発明品を有効に使って行くためにも太陽光発電などの自然エネルギーを使って行くしかないでしょう。

できるかな!


公立小中学へ太陽光発電

2009年07月13日 | 太陽光発電

  第3458回で取り上げた環境省が全国の学校などの公共施設に太陽光発電を設置するという案がやっと動き出すようです。

 日経Ecolomyより

  (7/8)太陽光発電、公立の全小中学校に 政府・与党方針、20年までに

 政府・与党は7日、温暖化ガス削減策の一環として2020年までに全国すべての公立小中学校、約3万2000校で太陽光発電を導入する方針を固めた。住宅や企業、工場などに比べ、学校の施設は政府や地方自治体の主導で計画的に整備でき、児童や生徒の教育にも役立つとみている。まず、3年後の12年をメドに現状の1200校の10倍にあたる1万2000校への導入を目指す。

 麻生太郎首相は6月、20年までに温暖化ガスを05年比で15%減らす中期目標を表明。達成には二酸化炭素(CO2)をほとんど排出しない太陽光発電の総発電量を現状の20倍に増やす必要があるとの試算を示した。

  相変わらず動きは遅いですが、それでも少しずつ動いていることに期待を持ちたいものです。次は、公共施設全般にも広げてほしいものです。
  しかしながら、
第3492回で取り上げた校庭の芝生化のように決まったは良いが予算がないので遅々として進まないなんてことになりそうな不安があります。と言うのも、このところのバカな政治家たちの争いで、定額給付金のようなばら撒きの無駄な予算ばかりが決められているのを見ていると、本当に予算が付くのだろうかと心配になります。
  その上、民主党が政権を取ったら、近隣国への予算ばかりが付いたりして、国内のことは放ったらかしなんてことになりそうな気がするのは私だけでしょうか。

もっとまじめに政治をやれ!


アベリア

2009年07月12日 | 日記・その他

  第2976回で半年間も花を咲かせる我体育館の横の歩道のアベリアの花の掃除に悩まされていると書きました。
  ところが、去年はそれほど花が咲かずに意外と楽だったような覚えがあります。何故だか分からなかったのですが、今年になってあることに気が付きました。
  体育館の横の生垣は県の委託業者により今年は既に剪定が行われたのですが、同じ歩道でもまだ選定が行われていないところがあり、そこのアベリアは枝は伸びその先に白い花が咲き誇っています。
  それを見て、やっと分かりました。剪定することで、花の咲く枝先が切り取られるのでそこにはもう花が付かないのです。

  動画を撮ってみました。

 分かり難いかも知れませんが、剪定前の花が咲き誇っているものと、剪定後に花がなくなっているところです。
  アベリアにとってはにっくき剪定かもしれませんが、掃除をするこちらにとっては何とも有難い剪定です。
  花を楽しむゆとりが無いと言われればそうかもしれませんが、半年にも及ぶ毎日の掃除をかんがえると感謝です。

何事も時期があるんですね!


国民の幸福

2009年07月11日 | 誇れる日本

  昨日、日本人の良い意味での世界の非常識を取り上げましたが、その日本人の精神の成り立ちとでも言える素晴らしい話が、同じくJapan on the Globe 国際派日本人養成講座にありました。

 自由は日本の政治伝統

国民の自由を守る政治的伝統が、我が国の経済と文化を育ててきた。

  ・・・略

  8.我が国における「自由」の伝統

「政治は万民の利益を守るためにある」とする統治思想は、鎌倉幕府の発明ではない。将軍とは、天皇に任命された「征夷大将軍」である。将軍の権威は、皇室から国家の行政を委任された所から生まれたものである。

 そして将軍を任命する皇室の理想こそ「国家人民の為に立たる君」であった。初代・神武天皇が発せられた建国の詔には、人民を「大御宝(おおみたから)」と呼び、「八紘一宇(あめのしたのすべての人々が家族として一つ屋根の下に住む)」が理想として掲げられている。[e]

  国民の自由とは、洋の東西を問わず権力者による支配に制約を与えることによって守られるが、西洋の人民の自由は、フランス革命、英国の名誉革命、アメリカの独立革命に見られるように、権力者の戦いを通じて勝ち取られてきたものであった。

  それに対して、我が国においては国家の成立時点から、権力の正当性は国民の幸福を守ることに存する、という思想があり、国民の自由を抑圧し、民を幸福にできないような政治は失格である、と考えられてきた。・・・以下略

  日本人って昔から変わっていたのでしょうか。仁徳天皇のかまどの煙の話のように為政者が民を思う心という逸話が沢山あるところを見ると案外本当のところかもしれません。
  そうした精神が日本人を世界からみれば非常識に育て上げたのかもしれません。それは、卑下することではなく、感謝すべきことなのでしょうね。
  世界の人達にこうした日本人の非常識の有難さを広めてあげることがもしかしたら日本人の取るべき道なのかもしれません。
  なんて、甘いことを考えるのが非常識の非常識たる所以でしょうか。

やっぱり甘そう!


傘かしげ

2009年07月10日 | 日本再生

  第2866回第2907回で取り上げた「江戸しぐさ」の一つ「傘かしげ」の精神は廃れてしまったのかと嘆いていましたが、まだまだその精神は日本人に残っているようです。

  Japan on the Globe 国際派日本人養成講座より

  No.602 外国人の見た「大いなる和の国」

  1.スクランブル交差点での傘の群舞

 高層ビルのレストランで、アメリカから来た老夫妻との食事を終えて、廊下に出ると、雨が降り出していた。廊下から外を見下ろすと、そこはハチ公広場前の大きなスクランブル交差点で、信号が青になると色とりどりの雨傘がひしめいていた。老夫妻は足をとめ、じっと窓から見下ろした。

  私たち、こうするのが大好きなの。日本のことが一番よくわかるから。雨の日、そしてことに渋谷のような大きな交差点。ほら、あちこちの方向へ動く傘をよく見てごらんなさい。ぶつかったり、押し合ったりしないでしょ? バレエの舞台の群舞みたいに、規則正しくゆずり合って滑って行く。演出家がいるかのように。これだけの数の傘が集まれば、こんな光景はよそでは決して見られない[1,p240]

この言葉に、海外に合計15年も住んでいた文筆家の加藤恭子氏は次のような感想を持った。内なる「外の眼」(JOG: 海外生活体験を持つ日本人の眼)を意識している私も、ここまでは気づかなかった。いつもせかせかと急いでいる私は、「傘の群舞」に眼をとめたことすらなかったのだ。真の「外の眼」のみが指摘できる特徴だったのだろう。[1,p240]

  日本人には「せかせかとした雑踏」としか見えないスクランブル交差点で入り乱れる傘の群れを、この老夫妻は「規則正しくゆずり合って滑って行く」日本人の姿として捉えていたのである。

  外国の方から見ると日本人はまだまだ捨てたものじゃないところがあるようです。こんな指摘をされると涙が出そうなほど嬉しくなるのは私もまだまだ日本が好きなようです。
  こうやって見ると、世界の非常識と言われる日本人は良い意味での非常識な心を持っていると自負しても良いところがあるようです。
  その他人をおもんぱかるという世界にとっては非常識である心根が、アメリカによって与えられた憲法をその中にも良さを見つけ後生大事に守ってきたと言うところもあるのじゃないでしょうか。
  しかし、その日本人の良さを世界に広めるのは並大抵のことではなさそうです。そうである限りは、日本人の良さを持ちながらも世界に対して主張はしていかないわけには行かないでしょう。本当の良さを分かって貰うために世界の常識を利用する必要もありそうです。

日本人の良さを失わずに!


乗り物酔い

2009年07月09日 | 日記・その他

  バスや電車などの乗り物酔いが酷く、特に車の助手席なんて乗るとてき面に酔うという人も、自分で運転するとそんなことは忘れたように何とも無い。
  これが不思議で仕方ありませんでしたが、まぁ、そんなもんなんだろうと深く追求もしませんでした。

  4日の読売新聞コラム「くらし まなび」がそんな疑問に答えてくれていました。

  ・・・略

  酔う理由には定説はない。だが、日本人宇宙飛行士の宇宙酔い対策を担当している、東京厚生年金病院耳鼻咽喉科部長の石井正則さんは、1.想定外の急なカーブ、急発進、急ブレーキで脳が混乱する 2.それを「不快」と感じて自律神経などの働きが異常になる 3.冷や汗や汗などに続き、胃の動きに異変が起きて吐く―と説明する。
  つまり、宇宙船でも車でも、想定外の動きが酔いを引き起こす。だから、自分自身で車を制御しているドライバーは酔わずに済むのだという。・・・以下略

  こんなところで、一時はやった「想定外」に出会おうとは想像もしていませんでしたが、自分自身で制御しているからとは何とも単純明快ですね。何となくそうだろうとは皆分かってはいたのでしょうが、こうはっきりと言われると本当に納得してしまいます。
  人間、自分が主役の人生ですから、やはり自分で制御するのが一番と言うことでしょう。

腑に落ちました!


スーパーエコシップ

2009年07月08日 | エネルギー 環境

  第2998回のタコや第3385回の帆船と太陽光発電の組み合わせなどこれからの船の動力の進むべき道ではないかと書きましたが、いよいよ本格的になってきそうです。

 日本郵船より

 初公開!未来の船「NYK スーパーエコシップ2030

  「NYKスーパーエコシップ2030」では、夢物語では終わらない2030年を目標に、論理的には可能なもののまだ船舶用に商業化されていない技術を盛り込みました。同船は1.船体重量の軽量化や摩擦抵抗の削減により必要とされる推進力を低減、2.LNGをエネルギー源とする燃料電池や太陽光発電、風力から推進力を獲得することにより、1コンテナ当たりのCO2排出量を現在と比較して69%削減することが可能です。

  日本郵船は結構本気のようですね。これで太陽光発電の能力が上がれば燃料電池の出番が減って風と太陽光だけの操船も可能になってくるかもしれません。
  こうなれば、エネルギー浪費の飛行機は出来るだけ少なくして昔の船の時代が来るなんて事になるかもしれません。船旅の復活もあるかも。

のんびりと船旅なんて良いですね!


★★海水から採取

2009年07月07日 | エネルギー 環境

  雨不足による早明浦ダムのピンチは益々酷くなりそうです。それだけに、第3310回の海水淡水化や第3541回のマグネシウムなど海水から水や金属を取り出す技術の進歩が待ち遠しいところですが、又一つ、面白い技術が紹介されていました。

  MSN産経ニュースより

 国産ウラン、現実味 低コストで海水から採取 原子力機構 (1/2ページ)2009.6.28

  原子力発電の燃料となるウランを海水から採取する技術が実現に近づいている。日本原子力研究開発機構は、最大の課題である採取コストをウランの実勢価格の3倍弱に引き下げる技術を確立した。さらにコストダウンを進め、平成29年の実用化を目指す。日本には年間8千トンのウラン需要があるが、全量を海外に依存している。実現すれば、国産ウランに道を開き、日本のエネルギー安全保障にとっても朗報となる。

 ウランは海水1トンに3・3ミリグラムの割合で溶け込んでいる。海水中のウランを合計すると、ウラン鉱山の埋蔵量の1千倍にあたる45億トンに上るとみられている。

 同機構は、放射線を当てることで素材にさまざまな機能を付加するグラフト重合法の応用を進めてきた。その結果、布状のポリエチレン製捕集材を海中に漂わせるだけで、ウランを取り出す技術を確立した。捕集材1キログラム当たり4グラムのウランを採取できる。・・・以下略

  海水からと言えば、これから主流となるかどうかの電気自動車の命であるリチウム電池のリチウムも海水に含まれているそうです。

  リチウムWikipedia

  ・・・略

  海水中には2300億トンのリチウムが溶けており、事実上無限の埋蔵量をほこっている。・・・以下略

  マグネシウムにウラン、そしてリチウムと世界のエネルギーの救世主となりそうなものはみんな海水から取り出せるということのようです。
  ということは、海水淡水化とこうしたものを取り出す技術を組み合わせれば、水は副産物として採れるのですから両方のコストダウンが出きるというものです。
  これは、別々に研究するより全部まとめて一緒にやった方が良さそうですね。そうなれば、エネルギーと水という大きな問題が解決されます。

人類の未来はバラ色か!


パリ

2009年07月05日 | PC

  第3539回でも書いたGoogle Earthをサイト巡回の合間にできるだけ見て回るようにしています。
  そこで何気なく訪れたパリにはまっています。どうせありふれた観光地だろうとたかをくくっていたのですが、ストリートビューで360度の画像を見ていると何とも落ち着くのです。日本やアメリカなどの観光地を巡っていてもこんな安らかな気持ちにはなりません。
  何故だろうとかんがえてみると、どうやらパリの建物の落ち着いた色が私の心を引き付けるようなのです。5、6階建てのアパートの壁や屋根がけばけばしくなく青みを帯びたような淡い色で何とも気に入ってしまいました。あの色は一体何なんだろうとサーチしてみました。

  パリの景観規制に関する研究(都市計画)

 国立情報学研究所 CiNii 本文PDF

 

  パリの都市再生事業資料3-3

   パリの都市計画

   PDFファイルばかりで重くて見難いですが、興味があれば見てください。
  屋根や壁の色は分かりませんでしたが、規制されているのは確かです。私が魅せられたパリの街は長い努力があって保たれているのだと感心しました。日本の観光地にはこれだけの長い間の努力はなかったのは間違いなさそうです。京都が今、見習おうとしているようですが、追いつくにはそれなりの年数と努力が必要なのでしょうね。
  住んでいる人が住みやすいかどうかは分かりませんが、観光地としての価値は上がることは間違いなさそうです。
  まさか、私がパリに魅せられるとは想像もしていませんでしたが、その裏の努力は素直に評価したいものです。

さて、もう一回りしますか!


固定価格買取制度

2009年07月04日 | 太陽光発電

  第3553回で書いた固定価格買取制度が成立したようです。前倒しも期待できそうです。

  朝日新聞より

  太陽光発電、年内にも倍額で買い取り 関連法が成立 200971

 家庭の太陽光発電で生じた余剰電力を現在の2倍の価格で買い取ることを電力会社に義務づける「エネルギー供給構造高度化法」が1日、参院本会議で可決され、成立した。政府は具体的な実施手続きなどを定め、年内にも新制度を導入する。

 太陽光発電の普及の追い風になるが、買い取る費用は企業や家庭など電力料金に上乗せされる。経済産業省によると、制度開始時は標準的な家庭で月約30円になる見通し。買い取り量が増える5~10年後は、50~100円程度と見込まれる。

 現在も家庭の太陽光発電で余った電力は、電力会社が自主的に買い取っている。買い取り価格は、電力会社が電気を一般家庭に売る場合と同じ1キロワット時当たり24円程度。新制度では、50円程度で買い取るよう電力会社に義務づける。・・・以下略

  衆議院選挙にしか興味の無い政治家やマスコミの醜い動きを見ていると、この制度が成立するのかどうか心配でしたが、やっと実現したのでほっとしています。
  これで
第3571回でも書いたように、いよいよ日本の反撃が開始されるかもしれません。と言うか、反撃を期待したいものです。

  しかし、世の中そうは上手く行かないのかもしれません。

  何時もの、サイト巡路の頂門の一針で気になる投稿を見てしまいました。

  わたなべりやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一針」 1593

  太陽光で「光熱費ゼロ」の嘘

            平井修一

「太陽光発電で光熱費ゼロ」なんて業者はアピールしているが眉唾物である。普通の家庭で装置は工事費込みで最低で200万円(新築住宅)~250万円(既存物件への後付か)かかる。既存の大規模集合住宅などに後付けする場合は気が遠くなるほどの費用がかかる。老夫婦が400万円なんて負担できるわけがない。

我が家は年間12万円の電気代を払っているので、20年以上使えばペイする。しかし、電気製品は10年でほとんどが寿命を終えるから、最新の設備に変えるにはまたまた金がかかり、11年目の累積収支は支出が500万円+撤去費用20万円=520万円、節約が132万円で388万円の赤字である。

結局は11年目の時点で普通の電気を使っていれば132万円で済むところを520万円も支出することになる。補助金はあろうが大した額ではない。修理代やらメンテナンス代で消えるだろう。「お客さん、修理するより買い換えたほうがいいですよ」と業者は言うに決ってる。

常套手段である。日進月歩の技術革新の世の中だから、5年目にして買い換える羽目になりそうだ。ベータや地デジと一緒。「もうその機械では対応できません」「光熱費ゼロ」に騙されるのはほとんが主婦・主夫ではないか。セールスマンの口車に乗せられて伴侶を説得するのである。「結局は得になる、儲かる、今やらないと損をする、補助金もローンも利用できる」と。・・・以下略

  大方の人はこんな疑念を持っているのでしょうか。太陽電池を只の電化製品と同じ用に考えているなど突っ込みどころはありますが、こうした考え方の人の考えを変えるのは大抵無駄な努力になります。というのも、どちらが正しいか実証されるのはやはり10年・20年経ってみないと分からないからです。
  ここは、やはり信じるか信じないかであり、省エネで世界に貢献してみようという心意気に期待することは出来ないようです。

最後はどちらが笑うでしょう!


直葬

2009年07月03日 | 日本再生

  第3232回でお墓はいらないという耳寄りな話を書きましたが、後10年でこの世とおさらばする予定の負け組みの私としては、もう一つ気になるのが葬式です。自分が死んだ後の葬式で残った人達に負担をかけるのも申し訳ないし何か良い方法はないものだろうかと日頃から気になっていました。
  ところが
第3572回で取り上げた25日、読売新聞読書センターの「素晴らしいエンディング」の記事の他に「直葬(ちょくそう)」という話題がありました。どうも葬式をしないですむようです。早速サーチしてみました。

  日経BP セカンドステージより

  「直葬(ちょくそう)」の流行

  ・・・略

  「直葬」というのは、「お葬式をしないで、火葬だけする葬法」とでも言ったらいいのでしょう。「お葬式」という言葉でイメージされる通夜や葬儀・告別式といったイベント的儀礼を取り払った、ごく単純な葬法です。・・・中略

  「直葬」というのは新しい葬法ではありません。昔からあったものです。それは身寄りのない人の葬儀、生活困窮者の葬儀、孤独死の葬儀です。でもいま急速に拡大しているのは新しい葬法の一つと認識され、消費者に選択されるようになったことです。

 いま直葬が増えている理由は、次の3点が考えられます。

(1) 生活格差が拡大してきたことにより葬儀費用を支払えない人が多くなった。

(2) 超高齢者の死が増えてきて、家族が、高齢者が死ぬことにより、面倒が済んだという意識をもつ人が増えた。そこで死者に愛着がなく単に死体処理としての葬儀を行う人が増えてきている。

(3) 通夜・葬儀という儀礼に意味を覚えない人が増えて、専ら近親者が死者の側にいてお別れをすることを選択する人が増えている。

 (1)は「格差社会」ということで話題になっているように、かつての総中産階級が壊れ、生活困窮者が増えており、それが高齢者世帯にも広がっていることによります。また、高齢者夫婦世帯の場合、遺される人の残された人生にどれだけ費用がかかるか見通せないことから、葬儀費用をかけられない人が確実に増えていることからきています。・・・以下略

  ちょっと悲しいところもありますが、世の中が負け組みを当たり前とする風潮があるからには負け組みとしても何とか自分で自分の身を守る必要があるというものです。その選択肢の一つとしての直葬も仕方ないのじゃないでしょうか。

身につまされます!


ローテク

2009年07月02日 | 日本再生

  第3550回のリヤカーや第3565回のベロモービルなどやたらに動力に頼らなくても人力でできることはたくさんありそうです。私の子供の頃、ほんの50年程前には電化製品は殆ど無かったし移動は自転車が贅沢だったものです。
  何でも動力を使うことをせず、人力であっても十分便利なものはあるはずです。もう一度、どこまで出来るかを考えても良い時が来ているのじゃないでしょうか。
  そんな気持ちにさせる面白い発明品を又、
IPC分類特許 で見つけました。

  革新的発明と製品情報より

  機械式自動ドア

  これを見て、自動ドアなんて必要無いはずだと思い直す契機になりました。

  自動ドアなんて考えればなんて贅沢なんでしょうか。ドアなんて手で開ければ良いじゃないですか。今の世の中こうした余計なお世話とも言えるものがあふれかえっているような気がします。もっとシンプルな生活を取り戻すべきでしょう。そうなれば、エネルギーなんて案外それ程必要も無く過ごせるのじゃないでしょうか。

  丁度、そんなことを考えさせてくれる記事を見つけました。

  Garbagenews.comより

  20090622日 素晴らしきローテクな発明たち

  12 Greatest Low-Tech Inventions - Oddee.com

 20070126 日本の「かまど」が世界で活躍、効率的で「腰も楽」と評判

  まだまだ不必要にエネルギーを浪費しているものが沢山ありそうです。もう一度原点に戻ってシンプルな生活を取り戻しませんか。

単純が一番!


座椅子

2009年07月01日 | PC

  第3379回で軽自動車のシートを座椅子に使ったことを書きました。おかげさまで、毎日快適なパソコンライフを楽しんでいます。やはり、軽とは言えど、車のシートは丈夫です。安物の座椅子のように直ぐに壊れそうもありません。当分使えそうです。

  第3383回で高級車のシートを探したり、実際にこれを商売にされているところを探し当てたりしました。第3386回では飛行機のシートも探してみました。これは余りにも高価だし、中古も手に入りそうも無い感じでした。

  その快適な座椅子でのサイト巡回の途中でまたしても面白いものを見つけました。

 IPC分類特許 → 革新的発明と製品情報より

  廃棄された飛行機で作られた家具シリーズ

  とうとう出ましたね。ジェット戦闘機のシートを使った椅子です。

  メーカーHP:Motoart → Seating

  旅客機じゃなく爆撃機や戦闘機のシートのようです。座椅子はないようです。アメリカには座椅子を使うという生活様式はないのかもしれませんね。

  値段はメールでの問い合わせが必要なようです。問い合わせる気にはなりませんでしたが、結構高そうな気はします。どこかに落ちてないですかね。日本にはあのアメリカのような飛行機の墓場はないのでしょうか。

欲しい!