三日坊主日記

本を読んだり、映画を見たり、宗教を考えたり、死刑や厳罰化を危惧したり。

2023年キネマ旬報ベストテン

2024年02月17日 | 映画
今年のキネマ旬報ベスト・テン特集号は、「キネマ旬報ベストテン キネマ旬報2月号増刊」となっていて、新作映画の紹介や批評などはなく、ベストテンと個人賞に特化しています。

日本映画のベストテン。
1位『せかいのおきく』
2位『PERFECT DAYS』
3位『ほかげ』
4位『福田村事件』
5位『月』
6位『花腐し』
7位『怪物』
8位『ゴジラ-1.0』
9位『君たちはどう生きるか』
10位『春画先生』

11位から20位まで。
11位『アンダーカレント』
12位『愛にイナズマ』
12位『正欲』
14位『BAD LANDS バッド・ランズ』
15位『首』
16位『658km、陽子の旅』
17位『逃げきれた夢』
18位『ロストケア』
19位『市子』
19位『王国(あるいはその家について)』
19位『渇水』

『PERFECT DAYS』は12月22日公開なので、2024年度になるのかと思ってました。
ベスト10の予想は8本当たりましたが、11位~20位は6本と、いつものように低調でした。
ベストテンの予想に『春画先生』を2つ、2022年の『THE FIRST SLAM DUNK』を入れるというドジなことをしたんだから、はずれて当然ですが。
ちなみに、読者選出日本映画ベストは『Gメン』。
ところが『Gメン』を選んでいる評論家は1人もいません、

外国映画ベスト10。
1位『TAR/ター』
2位『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
3位『枯れ葉』
4位『EO イーオー』
5位『フェイブルマンズ』
6位『イニシェリン島の精霊』
7位『別れる決心』
8位『エンパイア・オブ・ライト』
9位『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』
10位『ウーマン・トーキング』
イエジー・スコリモフスキはキネマ旬報ベストテンでなぜか評価が高いです。

11位『生きる LIVING』
11位『ベネデッタ』
13位『カード・カウンター』
13位『独裁者たちのとき』
13位『バービー』
13位『ヨーロッパ新世紀』
17位『SHE SAID/シー・セッド』
17位『トリとロキタ』
19位『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』
20位『小説家の映画』
ベスト10は8作ですが、20位までだと12作しか当たっておらず、これまた大はずれでした。

27位『ナポレオン』
46位『モリコーネ』
77位『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』
80位『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』
109位『ザ・フラッシュ』
29位『逆転のトライアングル』
アカデミー作品賞は毎年ほぼ必ずベスト10に入りますが、なぜかカンヌ映画祭パルムドール作品はベスト10に入らないことがなぜか多いです。

他のベストテンを紹介します。
ヨコハマ映画祭ベストテン
1位『ケイコ目を澄ませて』
2位『せかいのおきく』
3位『福田村事件』
4位『愛にイナズマ』
5位『正欲』
6位『月』
7位『花腐し』
8位『アンダーカレント』
9位『春画先生』
10位『ほつれる』
次点『ゴジラ-1.0』
http://yokohama-eigasai.o.oo7.jp/45-2023/45_2023_best10.html

毎日新聞映画コンクール
日本映画大賞
『せかいのおきく』
日本映画優秀賞
『ほかげ』
候補作
『怪物』
『ゴジラ-1.0』
『福田村事件』
外国映画ベストワン賞
『TAR/ター』
候補作
『EOイーオー』
『イニシェリン島の精霊』
『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
『フェイブルマンズ』
『別れる決心』
https://hitocinema.mainichi.jp/article/mainichifiomawards-bestpicture?_ga=2.105346945.361407270.1707120375-494418801.1681307836

SCREEN評論家選出 外国映画ベストテン
1位『TAR/ター』
2位『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
3位『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』
4位『バービー』
5位『フェイブルマンズ』
6位『エンパイア・オブ・ライト』
7位『生きる LIVING』
8位『SHE SAID/シー・セッド』
9位『モリコーネ』
10位『枯れ葉』
10位『ナポレオン』

12位『別れる決心』
13位『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』
14位『ザ・ホエール』
15位『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』
16位『ウーマン・トーキング』
17位『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』
18位『ポトフ 美食家と料理人』
19位『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』
20位『ザ・フラッシュ』
21位『イニシェリン島の精霊』
22位『EOイーオー』
キネマ旬報とSCREENは今年もかなり違ってます。
SCREENはアメコミ映画の評価がいつも高いです。

週刊文春BEST CINEMA 2023
1位『バービー』
2位『TAR/ター』
3位『君たちはどう生きるか』
4位『フェイブルマンズ』
5位『別れる決心』
6位『イニシェリン島の精霊』
7位『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』
8位『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』
9位『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
10位『THE FIRST SLAM DUNK』

11位『レッド・ロケット』
12位『Pearl パール』
13位『小説家の映画』
14位『aftersun/アフターサン』
14位『理想郷』
16位『CLOSE/クロース』
17位『ザ・ホエール』
18位『ウーマン・トーキング』
19位『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』
20位『ザ・キラー』
https://bunshun.jp/articles/-/67717#goog_rewarded
ちょっとクセのある映画が評価されているようです。

昨年の日本映画では『せかいのおきく』、外国映画は『TAR/ター』がダントツでした。
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