三日坊主日記

本を読んだり、映画を見たり、インチキ宗教を考えたり、死刑や厳罰化を危惧したり、そしてそのことを日記にまとめてみたり。

『ヘイトスピーチとネット右翼』(2)

2014年09月29日 | 

『ヘイトスピーチとネット右翼』で、嫌韓は反日民族主義の韓国が原因だと、古谷経衡氏が言っている。
反共・反ソ=親米・親韓だったのが、ソ連の崩壊後、韓国は反日を顕著にさせた。

古谷「嫌韓を基底とした「ネット右翼」が突然発生したというのは、日本社会が右傾化したとか、社会的格差が広がって貧困が生み出した鬱憤などではなくて、まず韓国自体が変わってしまったのだという認識を持たないといけないと思うのです。つまり、日本社会にある嫌韓の責任は、反共国家から異常な民族国家に変貌した韓国側にこそ、そのすべての責任があるのです」
岩田「日本の嫌韓よりも先に韓国の反日があったという指摘は間違いないと思います」

ネトウヨを自認する森鷹久氏も同じ意見。

日本に対して明らかな敵意を抱く中国や韓国、そして北朝鮮に存在する「反日勢力」には強固な態度で臨まなければいけないし、喫緊の問題としてふりかかる火の粉は当然に振り払うべきだという至極真っ当な考えが、多くのネトウヨたちの動機であった。


知人と飲んでて、韓国や中国の批判をしだした。
その話にはなるほどと思ったのだが、池田大作、麻原彰晃は在日で日本人を精神的に支配しようとしているとか、右翼の多くは在日で、保守派の主張を一般人が受け入れにくくするためだといった話にはひいてしまった。
こうなると陰謀論である。

在日は犯罪者ばかりだ、マスコミを支配している、大資本をコントロールしている、政治に影響を与えている、利権を独り占めしている、日本社会を牛耳っている。

岩田温氏

在日が日本を支配しているという陰謀論はユダヤ人が世界を支配しているというあのナチスの陰謀論と似ていますよね。

安田浩一氏

なぜ「戦って」いるのかと問う私に、彼らの多くが「日本を取り戻すため」だと答えた。彼らは外国および外国人によって日本が「奪われた」と思い込んでいる。憤りの根底にあるのは異文化流入に対する嫌悪と、外国籍住民が日本人の「生活や雇用」を脅かし、社会保障が〝ただ乗り〟されているといった強烈な被害者意識であると私は感じた。さらに歴史認識や領土問題を通じて、近隣諸国への反発がふくれあがっている。
そこから生まれるのは憎悪と妄想だ。雇用不安も経済的苦境も福祉の後退も韓流ドラマやK-POPの隆盛も、すべては「敵」の陰謀であり、「在日が日本を支配している」といった荒唐無稽な主張さえ、もっともらしく耳に響く。

民主党が政権を握り、外国人参政権が成立すれば日本が日本でなくなると危機感を持つ20代「怖くなった。真実を知った。本当の敵を発見した」

では、ネット右翼とはどういう人なのか。
安田浩一氏によると、ネット右翼の多くはどこにでもいる普通の若者で、「しんどそうな人々」ばかりだったという。

ネット右翼というのはネット上で右翼活動をしているからネット右翼であるのではなく、ネットでしか情報を得ることができない、あるいはそこに書かれている情報がすべてだと信じ込んでしまうっていう思考回路の持ち主だと思います。


在特会に関わる若者たちは「日常に閉塞感や違和感を抱きながら生活している時、在特会が発信している動画に出会う。そこで「在日の正体」を知り、真実を伝えなくてはならないという使命感に駆られる」とのこと。

思ったのが、中島恵『中国人の誤解 日本人の誤解』に、中国人の人生に「一発逆転」はほとんどないとあること。
中国はすべての国民が農業戸籍と非農業戸籍に分けられていて、大学入試制度では大都市の戸籍を持つ学生が優遇され、農業戸籍の学生の合格点は都市の学生よりも高く設定されている。

「自分自身の努力だけではどうしようもできない」構造的不平等が若者の強い不公平感と無力感につながっており、その気持ちをどこにも発散させることができないまま、日々を鬱々と過ごしている。


「鳳凰網」というウェッブサイトの世論調査。
「ホワイトカラーが社会の最底辺だと思いますか?」という問いに、約66%が「はい」と回答した。
「あなたは自分がどの階層に属していると思いますか?」との問いには「中下層」が約48%、「下層」が約41%と答えた。
「現在の社会の収入分配の構造から見て、自分が得ている収入は公平だと思いますか?」との問いには、92%が「不公平」と回答した。
こうした人たちがネット右翼だとしたらわかりやすい。

ところが、古谷経衡氏のネットユーザーへのアンケート調査では、「ネット右翼」=「インターネットで右翼的・保守的な発言をする人々」は、首都圏を中心とした大都市に住む、自営業者などを含んだ比較的収入に余裕のある中産階級だという。
森鷹久氏が演説会やデモで聞き取り調査したところによると、自営業者や会社経営者、学生、主婦、年配の退職者がネトウヨの多勢を占めていたそうだ。
独善的正義感にかられ、事実を確かめずに妄想を書き込む人たちも、常識的で収入に余裕がある人なのかと思いました。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

『ヘイトスピーチとネット右翼』(1)

2014年09月25日 | 

「アイヌ民族なんて、いまはもういないんですよね。せいぜいアイヌ系日本人が良いところですが、利権を行使しまくっているこの不合理。納税者に説明できません」とツイートした金子快之札幌市議を擁護するコメントをネットで見かける。
「利権」という言葉に過敏に反応する人が多いように思う。
在日特権を許さない市民の会もそうで、デモにはどんな人が参加しているのかと思い、『ヘイトスピーチとネット右翼』を読む。
安田浩一、岩田温、古谷経衡、森鷹久の4氏の論考と対談が載っている。

安田浩一氏によると、在特会のデモの参加者は10代から70代まで、コワモテ風もいればオタク風もいる。

たとえば、大阪鶴橋駅前での街頭宣伝での女子中学生のアジ演説。

鶴橋に住んでいる在日クソチョンコのみなさん!
みなさんが憎くて仕方ないです。もう殺してあげたい。いつまでも調子に乗っとったら、南京大虐殺じゃなくて鶴橋大虐殺を実行しますよ!
大虐殺が実行される前に自国へ戻ってください!

この女子中学生は南京虐殺肯定派なのかと思ったが、父親(52歳)は地元では知られた民族派の活動家。
娘の「虐殺発言」に対しては「騒ぐほどの問題ではない」と擁護する。

なぜ中学生がそこまで思い詰めなければならなかったのか、考えなくてはいけない。いま、我が国に喧嘩を仕掛けているのは韓国のほうじゃないですか。嫌韓デモが頻発しているといっても、口で言うとるだけですよ。ヤツら(韓国人)は竹島を力で奪い取り、ときには日の丸燃やしたりするなど過激な反日行動を繰り返している。こうしたなか、若者たちが必死で戦っとるわけですよ。なんでメディアはそれを理解しようとしないんですか?。


安田浩一氏は鶴橋での女子中学生の演説について、

中学生がここまで言ったら、普通、制止するのが大人というものだろう。(略)
問題はこうした言葉を中学生に言わせたばかりか、止めることなく煽った大人たちである。そちらのほうがよほど罪深い。

と、まっとうな指摘をしている。

在日が特権を有していることが許せないのだったら、特権を放置している日本政府に怒りの矛先を向けるべきである。
韓国政府の不当を訴えたいのなら、それをまっとうな手段で人々に伝えるなり、韓国大使館に抗議すればいい。
古谷経衡氏

ネット右翼といわれているような人たちに、「あなたたち在日に何か悪いことをされたんですか」と言ったら、「別に友達も知り合いもいない」と答える場合が多い。

それなのに、どうして在日の人たちを脅迫、恫喝するのか。

安田浩一「ネット右翼に対する宣戦布告」にこんな発言が。
徳島県教組襲撃事件で逮捕された星エリヤス(24歳)「在特会のメンバーの多くは、友達がいなさそうな人ばかりだった」
ある女性会員「いま、楽しくてしかたがないんです。やっと本当の仲間ができたような気がするんです」
これは『ヘイトスピーチとネット右翼』。
在特会元会員「日の丸を手にして街頭で演説したとき、今までにない高揚感を得たのです。自分は正しいことをしているのだという興奮があった。社会にコミットしているのだという充実感もあった」

安田浩一氏

どう見たところで、ただの鬱憤晴らし、カタルシスの類である。

在特会幹部は「我々の運動は階級闘争だ」と言ってるそうで、在日=強者へのレジスタンスということらしい。
「利権」という言葉に過剰反応するのは
・うまい汁を吸っている奴ら
・報われない自分
ということではないかと思う。

小学校の時、男子が同級生の女の子に「チョウセン」とか「クサイ」とか言ってて、私も一緒に騒いでいた。
しかし、喧嘩の強い男子に「チョウセン」なんて言わない。
ヘイトスピーチも似たようなもので、つまりは弱い者いじめだと思う。

コメント (3)
この記事をはてなブックマークに追加

中島恵『中国人の誤解 日本人の誤解』(2)

2014年09月21日 | 

中国人は日本人と顔が似ているし、漢字を使うから、通じ合えて当然という気持ちがあるが、日本人も中国人もお互いの国、国民を理解できていないと、中島恵『中国人の誤解 日本人の誤解』にある。

同じ東アジアの国という認識から、日本人の常識、基準から外れた部分に対して、他の地域であれば、「そういうもの」と受け入れられる「文化」の違いに対して、寛容さも欠いていたのだろう。


私の知らなかったことをご紹介しましょう。
日本人的コミュニケーション術は中国人にとって「推測+期待+テレパシー」なんだそうだ。
私は説明が下手くそなもんで、相手がわかってくれるはずと期待している。
日本人なら「あ・うんの呼吸」というか、曖昧なままでもなんとかなるが、中国人には理解できない。
中国はとことん話して理解することを重視する社会。

中国人は怒っているようにしゃべると思っていたが、ある中国人の説明。

中国語の口語は一つの単語でもさまざまな意味があるでしょう? 声調も変えたらもっと多くの意味があって、とても誤解しやすいんです。地方によっては学校で学んだ標準語とは違う声調に変化してしまう場合もありますし。だから、中国人は(誤解がないように)大声でしゃべってるんですよ。

なるほど。

中国語は言い回しが大げさで、「良い」を英語では「good」だけで通用するが、「very good」とするように、大げさな表現のほうが比較的好まれる。

中国語では「偉大な~」「尊敬する~」といったような、日本語ではあまり用いられない表現もよく使う(北朝鮮でも同様である)。
日本では「偉大な」といったら、よほどの歴史的英雄や偉人でなければつけられない。というより、そもそもそうのような「枕詞」は紋切り表現になるので避けられるのが一般的だと思うが、中国語では「偉大な領導者(指導者)」などのように、頻繁に使ういい回し、馴染みがある。
「尊敬する~」も丁寧な文章などを書くとき、相手の名前の前につけるものとして一般的だ。

「偉大なる同志○○」とか「尊敬する××先生」は、日本語に翻訳するときには「偉大な」や「尊敬する」を省略したほうがいいかもしれない。
ところがマスコミは、逆に「偉大なる」や「○○様」を強調し、中国や北朝鮮は気持ち悪いというイメージを作っているように思う。

中国の日系企業にとって行事を避けるべき日が1年に6日ある。
5月4日(五四運動が起きた日)
7月7日(蘆溝橋事件)
8月15日(対日戦勝記念日)
9月3日(抗日戦争勝利記念日)
9月18日(柳条湖事件)
12月13日(日本軍が南京占領した日)
中国は「日本に痛めつけられた被害者」としての意識が強いので、日本人はこれらの日はおとなしく過ごしたほうがいいそうだ。

知人が「中国人は絶対に謝らない」と言ってて、日本人ならとりあえず「ごめんなさい」と頭を下げておけば治まるという感じがあるが、そこらも文化、習慣の違いなんでしょうね。
へえと思ったのが、一般の中国人は日本の「異常さ」を理解していないという張(24歳)の指摘である。

普通の国家ならば、常に国益を主張し、経済発展すれば世界での発言力も増し、自らの国に対して自信を深めていくものだが、日本人はここまで経済発展し、優秀な民族であるにも関わらず、日本人であるということに、なかなか自信を持てないでいる。そして、とことん平和を愛している国でもある。

ちょっとうれしい。
知り合いが、日本は世界中からバカにされている、自分の国を自分で守れないからだと言っていたが、それは自虐だと思う。

中島恵氏はこう言う。

私たち日本人も、中国に行く際は、一人ひとりが民間大使になったつもりで中国人と接することも必要だと思う。
大げさだと思われるかもしれないが、人間は、自分が出会った「人」で、その国の善し悪しを判断してしまうものではないだろうか。
国のイメージというと漠然としているが、そのイメージは私たち一人ひとりの言動によって作られてしまうのだということを、もう一度自覚したい。

ヘイトスピーチする輩は日本のイメージを悪くしているわけで、彼らこそ日本の国益を損なっているのではないかと思った。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

中島恵『中国人の誤解 日本人の誤解』(1)

2014年09月17日 | 

江田島市で中国人が8人を殺傷した事件があったとき、妻が「中国人は怖いね」とつぶやいた。
日本人による殺人事件が起きても、「日本人は怖い」とは言わないのに。
正直なところ、私だって中国の食品衛生問題や大気汚染、あるいは中国人の自己主張の強さなど好きになれない。

といっても、私は中国に行ったことはないし、中国人の知人がいるわけでもない。
すべてはマスコミやネットを通した知識で「嫌い」になっただけのことである。
日本だって40数年前の高度経済成長のころに公害問題が騒がれ、エコノミックアニマルと揶揄されたし、今だって福島原発の汚染水は垂れ流し。

証券会社に勤める知り合いが「メディアはいいニュースは流さない。悪いニュースだけ」と言ってた。
メディアでは特殊なニュースは流れても、普通の人々の普通の生活についてはあまり報じられない。
しかも、我々は悪いニュースだけが印象に残り、いいニュースは忘れてしまいがちである。
多くの中国人は日本や日本人について誤解をしているだろうし、日本人が中国や中国人に対して持っているイメージも、実像とかけ離れているかもしれない。

実際のところはどうなのかということで、中島恵『中国人の誤解 日本人の誤解』を読む。
中島恵氏の知人、張(24歳)の話。

日本人は、本当は中国と戦争したいと思っているんじゃないか。実は、そう思っている中国人は非常に多いんですよ。

ある屋台の店主は「今日、釣魚島を盗られたということは、明日は海南島を盗られるかもしれないということだ。そして、あさっては私が住むこの家も日本に盗られるかもしれないんだぞ」と口から泡を飛ばして話していたという。

日本だって、「中国の狙いは尖閣諸島の次は沖縄だ」と言う人がいるし、週刊誌の見出しを見たら、一発触発、いつ戦争になってもおかしくない状態なのかと不安になるが、中国人も危機感を持っているのかもしれない。
考えてみれば、満州から河北省、上海と、日本が侵略した過去がある。

尖閣諸島の国有化だが、中島恵氏によると、中国では土地はすべて国家のもので、個人や企業は購入できないから、個人から国家が土地を購入するという行為は理解できないそうで、「国有化」を「領土拡大(侵略)」と受け止めた人が少なくなかったという。

2ちゃねるのような中国の掲示板に、日本への憎悪や憎しみを書き連ねるのはどういう人か。

彼らの多くは日本人と会話したこともなければ、日本人と一緒に仕事をしたこともない、もっといえば、生身の日本人と間近で接したこともない

2013年に言論NPOが発表した日中共同調査。
中国人で日本に渡航経験のある人は2.7%。
日本人で中国に渡航経験があるのは14.7%。
日本人と多少話ができる人や日本人に親しい友人がいる人は1.3%。
日本人は20.3%。
日本人を見たことがある中国人は少数派なのである。

日本人だって似たようなもので、中島恵氏はこんな経験を書いている。

私が中国から帰国して「現地で会った人から親切にしてもらった」と話すと、一部の日本人は怪訝な顔をする。「中国人は反日感情が強いんでしょう? あなたがたまたまいい人に出会っただけなんじゃないの? レストランで嫌なことをいわれたりしたんじゃないの?」と決めつけ、実際にこの目で見てきた私の話に耳を傾けてくれない。


中国には13億以上の人間がいるし、多数の少数民族がいる。
当たり前のことだが、同じ中国人でも一人ひとりみんな違う。
ところが、「個人の資質」を「国民性の問題」と受け取ってしまいがちで、個人の当たり前のトラブルや悩みが、「日中」の問題にすり替わってしまう、という中島恵氏の指摘になるほどと思った。

「日本人は~だから」「中国人は~だから」とレッテル貼りにつながる。
こういうレッテル貼りは私もよくするが、単純な二元論によるレッテル貼りは危険である。
どんな国にもいい人もいれば、悪い人もいるのに、レッテルを貼ると悪いところばかりが目につく。

中国の「普通の人々の普通の生活」を知ることで、私たちが双方にどうボタンを掛け違えているいるのか、その遠因が見えてくるかもしれない。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

コンビニで

2014年09月13日 | 日記

コンビニの店員を土下座させたという事件が大阪でありました。
ずっと以前、コンビニを経営している知人に話を聞いたことがあります。

クレームがあったり、万引きとかがあったときに一番たちが悪い、開き直ったときはどうしようもないのが中年の女性。
万引きといっても、たかだかむすび120円とかそんなもんで、お金がないというんじゃない。
万引きの場合は一対一で話はしない。
まず現状確認をし、必ず店の者2、3人と話をする。
というのは、女性の客と僕1人だったら、触られたとか、何かされたとかいうふうになるとまずいから。
人数が足りないとよその店舗から呼び出す。
万引きができるんだと思われてしまうと大変なので、どっかで抑止力というか、させない、ここでは絶対できないという雰囲気を作ることが必要。

一杯飲んだサラリーマンはたちが悪い。

特に金曜。
中年のおじさんの文句は、自分が買いたい商品がないというのが多い。
たとえば「アイスクリームがほしい」ということ。
「ハーゲンダッツのメロンがない。何でメロンがないんじゃ。わしはメロンが食いたい」
「イチゴはいかがですか」
「イチゴはいらん。お前んとこはなんでメロンを仕入れんのか」
というところから始まる。
こっちは「申し訳ございません」と、とにかく頭は下げっぱなし。
「お客様、全くその通りです」という姿勢でいる。
それでもくどくど言い、30分なり40分なり経つと、「上司を呼べ」と言う人が多い。
僕が店にいないときは、携帯に電話が入る。
スーツに着替え、30分ぐらいして行く。
すると「お前が責任者か」ということで、またなんだかんだとなる。
でも、ある程度酔いが醒めると、自分が理不尽なことを言ってるな、これはまずいというのがあるようで、トーンもだんだん下がってくる。
最終電車までには帰りたいと。
下手にトラブるというのが一番上層部の嫌うところだから。
ともかく「お客様が100%悪くても謝れ」という姿勢は変わらない。

だから僕らはいいカモですね。

コンビニでは、たとえば一袋46円80銭で仕入れているお菓子を46円10銭に値引きさせようと交渉の結果、46円50銭になる、つまり百袋売れて30円のもうけというところで駆け引きする世界なんだそうで、大変だなとびっくりしました。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

青草民人「守、破、離」

2014年09月10日 | 青草民人のコラム

剣道の極意に「守、破、離」という教えがあります。私も剣道をやっていた(一応二段?)のですが、お恥ずかしい限り、最近になって初めて知り合いから聞きました。

「守」とは、師の教えを忠実に守ること、剣道でいえば基礎基本の形を覚えてしっかりそれを守る段階のことです。武道や茶道など、道とつくものには、必ず形があります。剣道には、日本剣道形という基本の形があります。
やがて、上達するに従って、「破」という境地に達するといわれます。それは師から学んだ形を破り、自分なりの形を編み出す段階です。
そして、「離」。これは、すべての形を超越して、自由自在に技を繰り出すことのできる境地です。
「○道」と道のつくものには様々なものがありますが、すべてに共通するのは、この「守、破、離」の境地です。

「道を窮める」とは、「奥義を窮める」と同義の言葉だと思いますが、剣道にしても柔道にしても、茶道にしても華道にしても、また仏道にしても、限りなく高く深く突き詰めていくことが、修行の道筋と考えられています。

仏道としては、いわゆる聖道門がこれにあたり、自らが仏になること=成仏を目指して修行に精進する道だと考えられます。「剣禅一如」という言葉がありますが、相通じるものがあるのでしょう。

しかし、人は一つの道を限りなく窮めていくと、周りをみる視野が狭くなり、他の教えに耳を傾けることもなく、自分の独断で物事を考えるようになるような気がします。釈尊が厳しい修行の末に、成道を果たしたとき、しばらくは、その境地に酔いしれ、教えを説くことをしなかったといいます。梵天の度重なる勧請により、釈尊は、縁起の法を衆生に説き、済度の旅に赴いたといわれます。

剣は、人を斬る、相手の命を絶つ道具です。しかし、剣の道を窮めることは、殺人者になることではありません。剣の道を窮めることは、「不殺」の道を求めること。無益な争いをしないための精神力を窮めることだと思います。鯉口三寸切った瞬間に武士は、相手と命のやり取りをしなければならなかったからです。

「守、破、離」と道は窮めても、それが「殺」への道を求めるものであるならば、道を踏み外した方がましかもしれません。剣の道を窮めた宮本武蔵と逃げ出した本位田又八の生き方を彷彿とさせます。
仏道も釋尊の生涯が示すように、自分だけの覚りに留まることなく、衆生済度としての教えを開かれたところに、出世の本懐があるのです。
道を窮めるということを縦糸とし、それを他者のために活かすことを横糸とするならば、そこに織り上がる布は、人々を包む大きな絆となるのでしょう。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

司馬遼太郎と海外派兵

2014年09月07日 | 戦争

ずっと以前に書いた日記がハードディスクの片隅にあることを見つけました。
少しずつ投稿することにします。


司馬遼太郎は不思議な人物だと思う。
朝日新聞と産経新聞のどちらも司馬遼太郎をすごくほめているのだから。
妻に言わせれば、当たり障りのないことを言っているからだが、『司馬遼太郎対話選集』を読むと、産経新聞が嫌いそうなことをはっきりと言ってる。
少しご紹介。

ぼくは5・15や2・26事件はひじょうにきらいです。

私にはなぜあんなに元号に固執するかわからない。元号は敗戦とともに消滅してしかるべきものだったのに。

経済大国になったのだから軍備を拡大せよ、という声が内外で高まっていますね。これはいたずらにソ連を刺激しているだけなんだ。

海外派兵とか徴兵とかいうことになると、日本に反乱が起こって、それをやる政権はつぶれます。

海外派兵は行われたが、反乱は起きないし、政権もつぶれていない。
集団的自衛権の行使について司馬遼太郎はどのような感想をもらすだろうか知りたいものです。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

またしてもパソコンを修理に

2014年09月03日 | 日記

私はパソコン運が悪いのではないかと思う。
私が買ったパソコンのOSは評判の悪いWindows Me、Windows Vista、そしてWindows 8。
そして故障するのが早いし、修理してもまた故障する。
Vistaはのときは買って1年で修理に出し、それから3か月後にも。

今のパソコンも半年ぐらいでUSBポートが2つ使えなくなった。
使えるUSBポートがまだ2カ所あるし、修理に出したら1週間はパソコンが使えず、それは困るのでほっておいたのだが、先日ソフトが立ち上がらなくなった。
一太郎は「ツールボックスファイルを読み込めないため起動できません」というメッセージ、ワードやエクセルは立ち上がるがファイルが開かない。
Windows Live メールもダメで、アドレス帳は4月以降のアドレスが保存されないまま修理に出すことになった。
またしても買って1年しか経たないのに、どうしてこんな目に。

どこが悪いのかというと、パソコンの「故障原因」は「電気的な特性ずれ」で、ケーブルとハードディスクが交換された。

というので、設定やソフトのインストールをやり直さないといけない。
Windows Update(104個の更新プログラム)のダウンロード、そしてインストールがやたらめったら時間がかかり、「構成に失敗しました」というメッセージ。
Windows 8.1のインストールがまた時間がかかる。 
メールはOutlookにしたのだが、アドレス帳のインポートがうまくできない。

NTTのセキュリティソフトのインストールもまだできていない。
一太郎も初期設定のままだから、ツールバーを使いやすいように変えないといけない。
フォントもインストールをしていない。

などなど、雑用が山積みなのに、こんなことに無駄な時間を費やしてとグチが出る。

誰から遠隔操作で意地悪をしているのではないかという妄想する。

Facebookでも、私がいつのまにか「アニー・レズリー」だったか、そんな名前の外人女になっていて、パスワードを変えたら、私の名前になったが、やはり外人女のままで、ログインできず、あれやこれやと苦労してFacebookを退会したし。

ブータンでは国民総幸福量の最大化を目指しているそうだ。
しかし、便利になると、別のことで不便になる。
一つ手に入れるなら、一つを失うものである。
パソコンや原発がいい例である。

幸福の量を増やすことがはたしてできるのかと思う。
ブータンだって幸福量はさほど大きくないらしいし。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加