【全国有機農法連絡会 フォトニュース ブログ版】

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ドイツ生まれの高畠育ち、スモークハウスファインさん訪問

2012年03月19日 | その他の生産者
 まほろばの里と称され豊かな田園風景の広がる山形県高畠町。早くから有機農業にとりくんだ町としても知られています。
 この地で数々のグランプリに輝くハム、ソーセージをつくる片平さんの父も有畜複合農業を続ける有機農家でもあります。
 養豚も営む両親が冬場の仕事としていたハム、ソーセージづくり、その仕事を継いで今や隣町にカフェもオープンさせました。
 地元でも有名という工房兼店舗をお訪ねしました。'04年に一新されたというお店はガラス張りの壁面から明るい光が射し込む設計、訪れる人をほっとさせます。
 小雨模様の寒い午後でしたが、お店は家族連れで賑わい活気に満ちています。
 満面の笑顔で迎えてくれたご夫妻に起業した頃の苦労を聞くと「その当時は地元の人たちに無添加のよさがわかってもらえなくて…。ソーセージの色は赤でしょう、って。十年かかりました。」という答え。その十年の間、片平さんは群馬の専門学校で食肉を学び、その後ドイツに研修と独学を重ね、2003年、TV出演を機にブレイク。翌年ドイツのコンテストで金賞受賞、2005年世界選手権「ズーファ」に出品、連続金賞受賞と今日の成功を掴みました。
 順風満帆のハムソーセージづくり、昨年の震災と原発事故の影響も危機意識を感じたスタッフが率先してがんばってくれ、今は以前より増加しているといういいお話しもうかがえました。

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