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今年は正念場、山形の果樹生産者たち

2022年03月28日 | くだものの生産者

 寒の戻りはあったものの、果樹は桃、リンゴ、ラフランスも剪定が終わり、平年並みの感触で、阿部さん奥山さんともに順調のようです。サクランボの剪定はこれから。
 昨年もっとも被害の大きかった阿部さんのところでは、4月中旬のサクランボの花芽が付く頃が気がかりです。あと3週間、遅霜にあわなければ「なんとかいける」と昨年を挽回すべく頑張っている毎日です。この時期の遅霜はリンゴにも影響し、昨年は変形果や小玉になったりと影響は大きかったのです。
 足腰が弱くなった母と勤めに出ている娘さんとの三人暮らし、なんとか暮らしを守っていきたいと日々励んでいます。皆さんからいただいた支援金にも励まされています。
 高橋さんのところはサクランボの剪定もほぼ終わり今のところこちらも順調です。昨年は最上川沿いの園地に遅霜が降り散水もしましたがかえって温度を下げる結果になったそうで被害も相当でした。ただ桃が思ったよりよくできて売り上げも大きく、これに助けられたそうです。
 今年の遅霜を無事クリアできれば設定のサクランボもいつも通り予定できそうです。農業を頑張ってきて2回の脳梗塞を経験した高橋さん、ここのところ体の動きにも支障が出てきたといいます。1988年山形に拠点を移し34年、全有連生産者連合会に残った人たちも高齢化しています。いま野菜を出荷してくれている協力農家を組織化し、生産者層を厚くしていければと考えています。
 山形の美味しい果物の生産者には次の世代の後継者を育ててもらいたいと切に願っているところです。

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