全有連が進めているミネラル農法は、微量栄養素ミネラルを使う事により植物の光合成を高め、有害な硝酸態窒素の残留を少なくさせる農法です。10年前、代表米山が農学書を読んでいて、有機農業で作られる野菜に硝酸態窒素が多い事などを知り早速、著者の渋谷政夫先生を訪ねミネラルの効果を学んだ事に始まります。
違いはすぐに現れました。野菜、米、果樹によい結果が得られ、以来毎年のように共同研究者の小田範男先生の . . . 本文を読む
全有連が天童に拠点を移して28年、有機農業の夜明けではあったものの国の農政は徐々に厳しいものとなっていく歳月でもありました。
お米の産直が認められたのもその頃、山形で初の特別栽培米制度を活用し全国に野菜、お米を届けました。その当時からの生産者がいまも活躍してくれています。
3/26日天童で26年度総会が開かれました。
全有連代表米山より挨拶があり「全有連が30周年を迎えこれもひとえに . . . 本文を読む
全有連設立30年の節目を迎える今年のテーマは「種、いのち、平和」。命をつなぐ食べ物、種が危機にある事を知り、それが平和へとつながっている事を学ぼうという集いです。
今回はインドの環境運動家、ヴァンダナ・シヴァさんの活動を映像でたどりながら食べ物といのちを考える機会にしようと考えました。
第1部では全有連スタッフからのご挨拶と1年のご報告。米山、佐藤、山澤がそれぞれ近況を交えてご報告をしま . . . 本文を読む
昨年、ベテランスタッフ2名が惜しまれつつ退職しました。幸い後任にも恵まれほっとしたのもつかの間、残った二人のスタッフがおめでた。相次いで産休に入ります。
さあ困った、さらに会計の仕事を引き継いだ阿部が「家庭の事情」と「身体の不調」で2月退社ということになり、事務室はてんやわんやの様相を呈しています。
会計事務は覚えるまでが大変で、昨年6月引き継いだ阿部も四苦八苦してやっとマスターしたところ . . . 本文を読む
雪国ならではの野菜の保管法が注目され、NHK「おはよう日本」に続きテレビ朝日「スーパーJチャンネル」からも先週取材を受けました。
今回は白菜、山形市の阿部さんの畑から。大農地を抱える北海道などと違い小さな畑の点在する山形では道路から奥まったところにそれぞれの畑があり保管場所へ行くだけでも一苦労です。
近年はその労力を嫌い雪中保管は珍しい風物詩になってしまいました。
当会では . . . 本文を読む
ひんやりとした師走の外気が心地よい国分寺市、選挙前とあって駅頭は選挙カーが最後のお願いを叫んでいます。ここの駅を下りて3分「居酒屋にんじん」さんで全有連の忘年会が開かれました。
会員の長野さんご夫妻が居心地のいい食の場をと開いたお店も地域に根付いて13年、常連のお客さまも増え、昨年から始めたジャズやポップスなどのライブ演奏も心待ちにされる人気店になりました。
もともと料理教室を開いていた . . . 本文を読む
12月に入り寒気にすっぽりと覆われた日本列島、山形でも山間部は積雪90センチを超え本格的な冬が到来しました。
雪に埋もれた山形で冬の野菜の保管作業にいそしむ五十嵐さんの畑を訪ねました。
昨年オープンした直売所「むぎわらぼうし」の近くに五十嵐さんの畑があります。雪中保管の野菜はキャベツ、1反5畝はある広い畑一面キャベツ々。この日は研修生と二人でキャベツを二畝ずつ寄せひと塊りにし上からキャベ . . . 本文を読む
晩秋一番の楽しみは全山紅葉した山々を眺めること。11月1、2日山形山静心荘で「紅葉狩りと芋煮会」が開かれました。
この日集ったのは東京と埼玉から5名の方々迎えるスタッフは3名、ささやかながら打ち解けた宴が午後6時から始まりました。
代表米山の歓迎のご挨拶、米山宏子から本日の料理のご説明、佐藤の司会もいつも通り乾杯の音頭を東京の上村さんにお願いし、宴の始まりです。
この日のメーンは今が . . . 本文を読む
3.11以降、消費者の求める安心安全の基準が今や極端な産地指定へと変ってしまった感があります。首都圏の市場のターゲットは九州、北海道に偏り、関東以北は一様に敬遠される傾向を感じます。29年もの間、山形で有機農業を発信し続けてきて迎える大きな試練です。
この間、全有連を組織的に支えてくれた山形の生産者も少なくなり、その多くを提携生産者に求めているのが現状です。そんな中、全有連ファームの総会が1 . . . 本文を読む
山形で農業を始める若い人達が増えています。有機農業は若い人の中に自然な形でじんわりと浸透していてUターンやIターンで農業に参じています。親の農業を継ぐ人や独自の理想を持って研修し、カップルで独立する人たちなど様々です。
いずれ農業で生計を立てるとき、販路が重要です。その時力になれるよう全有連も組織を強くし、販路の一つになりたいと交流を深めています。山形に根づいた30年を次につなげるためにも今 . . . 本文を読む